狐の王国


2006年07月02日() [過去の今日]

#1 virtual は現実です

Latest topics の「仮想人格・捨てハン・書き逃げ・言い逃げこそが当たり前のこんな世の中じゃ ポイズン」という記事 を見て、前々から思ってた疑念が強くなった。

それは「virtualは現実ではない」という間違った解釈が蔓延してるのではないか、という事である。

そういう解釈が蔓延してるから、「ネットと現実の区別がつかない」という意味不明の言葉が出てきてしまうのだろう。たぶんリンク先の方はわかってらっしゃるはずだが、virtualとは現実なのである。

virtual という言葉を goo辞書の英和辞典 で引くと、

━━ a. 事実上の, 実質上の; 【コンピュータ】仮想の.

と、ある。「事実上」あるいは「事実上」のものであって、virtual reality とは「事実上の現実」なのである。

これは「仮想現実」という訳語も悪いと思うのだが、virtual reality を「現実のように見えるかもしれないけども現実のものとして機能しないもの」だと思ってしまうようだ。実際は逆で、「現実ではないように見えるかもしれないけども現実のものとして機能するもの」が virtual なのだ。そうでなかったら VMware等の virtual machine は、ひとつのPCとして動かない事になってしまう。それじゃ価値が無い。

ネットはvirtualかもしれないが、現実の一部だし、少なくともそう機能している。ネットで犯罪を起こせばちゃんと逮捕されるし、誹謗中傷を行えば名誉毀損で訴えられるかもしれない。そこまでして名誉を回復しようとする理由があるかないかというだけの話だ。

自分の発言が非現実の中で行われてるものだと勘違いしてるのは、何より当人にとって不幸なことだろう。おそらくそう勘違いしてしまう理由は匿名性だろうが、本当に匿名だと信じてる人は、その匿名性を誰が担保してるのか考えてみるといい。そしてその匿名性を担保してる人がその担保をひっくり返す条件もだ。

そこまで考えれば、知っていれば、変な勘違いはしないで済むだろう。

(@374)

この記事のURI

2006年07月04日(火) [過去の今日]

#1 耐震構造偽造事件、捜査終了

朝日新聞の記事 に、ヒューザー社のマンション耐震構造偽造事件の捜査が終了したことが伝えられている。ハッケソ元は表題リンク先の 痛いニュース

どうやら2chのスレは日曜日に立っていたらしいが、俺はまったくこのニュースを知らなかった。うちの家族に聞いても、やはり知らなかったようだ。 あれだけ大きな問題だというのに、なぜそれほどマスコミがこの事件の結末を報道しないのか、非常に不気味な話だ。

その捜査の結末の内容というのが、また驚きをとおりこして呆れてしまう。なんと姉齒建築士の単独犯だというのである。

俺はこれを真実ではないと思うから呆れてるわけじゃない。真実であるなら、ヒューザー社や総研がきちんとマスコミを通して今回の結末についてコメントをさせる機会を用意し、散々マスコミによって犯罪者扱いされてきた彼らに名誉回復の場を与えるべきだ。それを犯罪者扱いしたのと同程度に大きく報道してやってこその責任だろう。その程度の責任もマスコミは取れないというのか、そこに俺は呆れているのである。

逆に真実ではないと考えた場合も、呆れてしまう事に変わりは無い。真実ではないから大きく報道しないという理由があるとしたら、それは呆れる理由しか無いからだ。たくさんのマンション購入者が巻き込まれ、死人が二人も出てる事件だ。裏に政治的理由や金銭の流れがあっても不思議じゃない。それをきっぱりと指摘できるマスコミではないという事に、呆れざるをえまい。

まあ、確かにマンション購入者に弁済できるだけの組織をきちんと残しておかないと、国や自治体の予算だけじゃどうにもならないのは確かだろうけどね……。真相がどうあれ、そこもマスコミにはちゃんと報道してもらいたいものだ。それを期待できるだけのメディアじゃないということに、つけ入る隙がありそうだが。

(@179)

この記事のURI

2006年07月05日(水) [過去の今日]

#1 死ぬ死ぬ詐欺

「死ぬ死ぬ詐欺」 なんてものが横行してるらしい、という話を del.icio.us 経由 2chのスレ で見つけた。

で、どうやらとあるNPO法人が年に10件程度、難病の乳幼児を見つけて「◯◯ちゃんを救う会」といった形で募金活動し、海外での手術などをさせているのだそうだ。

これ自体に問題は無いのだが、どうも募金目標額を達成しても募金を続けていたり、収支を明らかにしないなどの問題があるらしい。

先述のスレを読むと、手術費用自体はどんなに高くても1500万円程度だそうで、手術を受けるのに億単位の金が必要というわけではないらしい。しかし何故か募金の目標額は億単位になっていて、これは実は両親の現地滞在費用や休業補填が含まれているからだそうで。

んー、もちろんご両親と患者の子に最高の環境で手術を受けさせてあげたいというのは理解できなくもないんだが……。

人様のお金を使わせてもらう、という点でちょっと微妙な感じ。せめて収支を明らかにすれば、詐欺とまでは言われまいに。

もちろん本当に苦しんでる人もいる:

さっきの2chのスレに、やはり子供が闘病中という人が書き込んでいた。 ちょっとだけ引用させてもらう。 >>184

From: [184] U-名無しさん <sage>
Date: 2006/06/25(日) 01:02:27 ID:kLWM71bk0

募金することの是非と彩花ちゃん両親の行動は分けて考えるべきだ。
(中略)
極めてスレ違いだが、本来は先天性心奇形の子の医療は国が保障すべきもの。
倫理上の要請で移植手術が出来ないというなら、技術力はあるんだから、本腰入
れて国立循環器センターとかに投資して、半永年使用できる人工心臓を早急に実
用化し、それに保険適用できるようにしてくれ。正直言って移植推進も技術開発も
どっちも国は本気でやる気がない。そんな中で「最後の綱」の募金活動までは否定
しないで欲しい、と一当事者として思う。

で、なんで技術があるのに実行できないかというと、日本の法律ではドナーになるには本人の同意が必要で、これは遺書扱いになるんだそうだ。そして遺書が残せるのは15歳以上となってるため、子供は臓器移植のドナーにはなれない、ということのようで。

それで海外に行くしかないというのはしょうがない話かもしれないが、その「死ぬ死ぬ詐欺」のようなものが実際にあるとして、それを許してるのはこういう日本の法律ということになるな。

俺は臓器移植というのはどうも今一つ賛成する気になれんから、自分がドナーになったり移植を希望したりはしないと思うが、やりたいという人たちを止める気も咎める気もない。特に子供の命を救うためなら、そういう自分でも移植を希望してしまうかもしれない。悪魔に魂を売ってでも救いたいと思うだろうし、悪魔に魂を売るよりずっと安くあがるからだ。

だから、やはり法改正は必要だろうな。国内で済めば医療費も安く上がるし、募金活動に頼らずに済む。そうすれば死ぬ死ぬ詐欺と呼ばれるような事も、無くなるだろう。

というわけで、とっとやれ >政治家ども

(@320)

この記事のURI

2006年07月06日(木) [過去の今日]

#1 メルセデスの扉は簡単に開く?

読売新聞の 車上あらし、200件中ベンツは60件「簡単だから」 という記事を セキュリティホールmemo の記事で見つけた。

同課は、須永被告がベンツの構造上の“弱点”を見抜いたうえで、カギを使わずにドアを開ける手口を考え出したとみて、調べている。

という元記事の記述をみても、これは明らかな「セキュリティホール」であろう。

実はこの手のニュースが入って来たのは初めてではない。以前にも、とある自動車メーカーの鍵がはさみで開いてしまうというセキュリティホールを利用し、車上荒しを繰り返してた犯罪者がいた。もちろん日本国内の話で、 2004年にもちらっと書いた ことがある。 このニュースを見たとき、ハサミのメーカーや自動車メーカーは非公開であり、おそらくこのノウハウは犯罪者の間で流通し、再犯が起こるだろうと考えていた。 案の定、 今年の2月にも同様の事件が起きていた ようである。

おまえら、これでもセキュリティホールは非公開が望ましいとでも言うのか?

今回のメルセデス車のセキュリティホールにしても、読売新聞記事中で

これについて、輸入元の「ダイムラー・クライスラー日本」は、「仮にドアを開けられても、電子キーがないとエンジンが始動しないので、車自体は盗まれないシステムになっている」(製品広報課)などとコメントしている。

という、なんとも気の抜けるコメントが掲載されている。

ダイムラー・クライスラー日本のユーザーは、即抗議すべきだろう。次に狙われる車は、自分のものかもしれないのだから。

(@090)

この記事のURI

#2 中国の古い教え

たまたま見つけた 中国の古い教え という記事。五才十過という中国古来の将軍哲学を紹介している。

とりあえず五才を見て行こう。

1. 「智」とは乱れぬこと

反日デモで乱れてる なあ……。

2. 「仁」とはよく人を愛すること

んー、 愛してるがゆえに武装警察が銃撃までして住民の暴動を鎮圧 してるのかなあ……。

3. 「義」は期待を裏切らぬこと

……ある意味予想通り過ぎる行動というのは期待を裏切ってないのだろうか。

4. 「勇」とは罪を犯さぬこと

うーん、うーん、海賊版天国……

5. 「忠」とは二心を持たぬこと

他国からODA受けつつ宇宙開発なんぞに金注ぎ込んでるのは……

俺は中国が好きだ。中国武術に憧れていたし、中国のことわざや人生哲学的なものも、実は好きだ。

しかし、共産化を経由した今の中国に、それはもう無いんだね……。失われし伝統というものになってしまったのか……。

(@390)

この記事のURI

#3 Wanderlustなページ(文字コードのチェック)

たまにHNSがメールから更新できないなと思えば、なぜかShift_JISで送られてたりすることがある。たいていコピペした文章に特異な文字があるせいだったりするんだが、そういうのはなかなか見つけられなかったりする。半角カナ程度ならともかく、半角かぎ括弧とかなかなか気付かない。

そういうとき便利だなあと思うのでメモ。

しかし:

こういうのってソーシャルブックマーク向きのネタだよね。あれってリンク列挙系のブログの新しい形な気がする。はてブだけじゃなく、niftyなんかも始めたのね、いつのまにやら。

(@583)

この記事のURI

2006年07月07日(金) [過去の今日]

#1 頭痛のする政治による科学のねじれ

どこで見つけたか忘れたが、 横田めぐみさん遺骨は偽物と「断定」されたのか という記事。

俺は全然知らなかったが、Nature誌が日本の遺骨鑑定に異論を唱えてるのだそうだ。あのNature誌がである。 で、野党が珍しくいい仕事してて、きっちり追求してる様子を先述の記事が伝えてくれている。

確かにこれでは日本もでたらめをやる国家だと思われても仕方が無いなあ。北朝鮮と日本の問題を、レベルの低いでたらめ同士の争いだと各国に印象づけるだけではないか……。 これじゃ韓国のクローン技術詐欺を笑えん……。

情けない……。

(@076)

この記事のURI

#2 中国人が靖国神社に行きました

……ひどいな。ここに書かれてることが事実なら、靖国神社は宗教法人とは言えないんじゃないか。

別に宗教的問題なら他国にどうこう言われる筋合も無いし、首相が歴代戦争の英霊を祭るという意味での靖国神社に参拝することは、別に構わないんじゃないかと思う。政教分離といったって、民族習慣としての宗教から逃れられるわけじゃないのは、多少宗教を勉強したことがあるならわかるだろう。

だが、その靖国神社の実態がこれでは、話にならない。時代錯誤もいいところだ。

うーん、やはり一度自分の目で確認して来る必要があるのかなあ……。

(@201)

この記事のURI

#3 40年も乗り続けられた車

TBSのニュース で知ったのだが、天皇が乗る 御料車 が40年ぶりに更新されたらしい。

っていうか40年も乗ってたのかよ。物持ち良すぎるな。いくらなんでも40年も前の国産車じゃ、まっすぐ走るのも大変だろうに。

いやまてよ。ここまで物持ちがいいとなると、例えば御料PCとかだとどうなるんだ? 40年前っていうとUNIXすら現れてないな。さすがにそこまではアレでも PDP-11とか……いやこれPCじゃないな。PC-9801VMを今でも使い続けてる感じか? NE2000互換ボードとTCP/IPスタック入れて……って動くのか? config.sysを書き換え、autoexec.batをVZで編集する天皇陛下。「FDはいいツールですね」とコメントをお寄せになる天皇陛下。一太郎の重さにキレそうになりながらも落ち着いて「メモリの増設を、希望します」とおっしゃられる天皇陛下。アキバ中を歩き回ってVMにささるメモリを探してる最中、M3ボード *1 を見つけて「陛下! これで80286相当の速度になりますぞ!」と喜びいさむ宮内庁職員。

ああ、なんかいいなこれ。実際やってそうだし(やってないやってない)。

(@396)


*1: NEC V33搭載のCPUボード
この記事のURI

2006年07月08日() [過去の今日]

#1 前世の死亡診断書

弟分からのメールで教えてもらった 前世の死亡診断書 というページ。さっそくやってみた。

被験者名 狐
死亡者名 ジョージ
生態名	グッピー
生年月日	1973年 3月 7日  満0歳7ヶ月
死亡したとき	1973年 10月 10日 20時頃 (推定)
死亡した所の種別	家屋内
死亡した所	水槽
施設の名称	熱帯魚用水槽(1万円相当)
死因の種類	不慮の外因死
1:直接原因	中毒死
2:1の原因	水槽内に流れ込んできた醤油
3:2の原因	水槽上に置かれていた醤油を、
                飼い猫(みーちゃん2歳)が倒した為
4:3の原因	典子(27歳)が冷奴用に醤油を使用した際、
                蓋を閉めずに水槽上に放置
死亡した時の社会的地位	水槽内グッピー総番長
推定年収	1日2回の餌
最後に残した一言	なんでこうなるの〜〜〜

アホかーーーい! ええい、典子(27歳)め、醤油を水槽の上なんぞに置いとくなヴォケぇ!!

(@446)

この記事のURI

2006年07月09日() [過去の今日]

#1 YouTubeのキセキ

404 Blog Not FoundアメリカではYouTubeがテレビ局や著作権協会と協力している という話を読んだ。同じハッケソ元から youtubeがアメリカのTV局NBCと戦略的提携を結んだというプレスリリース も見つけた。

YouTubeはたかだか従業員22名の小さな会社だそうだが、その影響力はすさまじいようだ。俺はヘンテコ映像や懐かし映像が見られて著作権的にグレーだくらいの認識でしかなかったが、どうもそんなレベルじゃなかったらしい。

Life is beautiful の「見たい番組の存在は『放送後』に知ることが多い、だからYouTube」 という記事で、すでにTV視聴のあり方が変わっているという話を先日読んだところだった。それはもう局地的な話じゃなくて、世界的に広まりつつある潮流ということなのだろうか。日本でそれが成功したのは 涼宮ハルヒの憂鬱 くらい *1 だが、今後もこのような成功例が出てくるかもしれない。

404 Blog Not Foundの記事のほうでは

YouTubeは、電波塔2.0である。

という一言があった。 なるほど、という感じ。YouTubeが電波塔として機能すれば、確かにおもしろいだろう。収益も出るし、いいことづくめだ。

そこまで考えて、はたと フジテレビ、「YouTube」的な動画投稿サイトに参入 というのは、もしかしたらフジテレビ社内にそういう匂いをいち早く察知した人材がいたのかな、と思い至った。まずありえない話だとは思うのだが、フジサンケイグループといえば80年代にすでにパソコン通信とラジオ放送のコラボレーションなどをやってた、この手の分野では先駆者もいいところ。もしかしたら、という気がしないでもない。

(@056)

なぜWinnyは電波塔2.0になれなかったか:

んー、やはり管理者不在ってのがまずかったかねえ。逮捕なんかしないで要請という形にすればうまくいったかもしれないが……。まあ、警察は文化発展や日本の国際競争力なんてどうでもいいだろうしなあ……。

しかしこれは、Web2.0 vs P2P という構図でもあるな。P2PよりWeb2.0ということか。もっとも、bittorrentあたりはかなりの成功を納めてるし、P2Pが無くなるわけでもないだろうけど。

んー、P2PなYouTubeとかあってもいいと思うんだけどな。


*1: もっとも、制作者がこの成功を認識してるかはわからないが。
この記事のURI

2006年07月10日(月) [過去の今日]

#1 メイド -> ヲタク -> 嫌われる という被害妄想

表題のとおりのものが /.-jのコメント にあった。ハッケソ元は Latest topics

そもそもメイドコスプレが無かったらこのイベント自体が各ニュースサイトで取り上げられたか疑問だ。知名度をあげるには悪評も必要だという事を認識してないんじゃないだろうか。

だからといってメイドコスプレが悪評を呼ぶかと言ったらそうでもないだろう。

こんなこと書きたくないんだが、いわゆる「キモい」と言われるのは妙な言動をするオタクであってオタク文化が言われてるわけじゃない。実際普通にオタクじゃない人と付き合ってるオタクも少なくないし、オタク文化の日本経済への貢献も多くの人が理解している。

ここらへんがちゃんと分離できてないから、妙な被害妄想に陥るんだろうなあ。

ところでメイド服っていうのはポルノの1ジャンルだっていうのは、もちろん知ってるよね?

maid porno の検索結果 約 1,060,000 件中 1 - 10 件目 (0.29 秒)

(@374)

この記事のURI

2006年07月11日(火) [過去の今日]

#1 Unicode 嫌いによる Unicode 擁護

いろいろと参考になるURIなどもあるので一読の価値あり。

あんまり文字コード問題には詳しい方じゃないのだが、よく使われてるUTF-8ってのはUnicode 2.0で、すでに100万文字が扱える体系なのね。んで、Unicode 3.0では異体字タグや言語タグがつくってことか。

ふーん、なるほど。ということはまだ言語タグがないので、今EUC-JPやiso-2022-jpからUTF-8にしちゃうと、文字コード中に言語タグが付かず、後々人間が判定してタグを入れてやらなきゃならないってことになるのかな。

だとするとめんどくさいなあ。

(@205)

この記事のURI

#2 Re: 最近/.が狭量だと感じる件

うん、最近というわけでもないけど、オタクが嫌いなオタクってのは昔から存在するよね。で、そういうオタクがいわゆる「ウザい」とか「キモい」とか言われちゃうタイプだったりするというのも典型だと思うのだが。

こう、オタク系ってのは趣味に没頭するあまりコミュニケーション能力に乏しくなりがち、というのは間違ってないのだが、そこで一般的な感覚を喪失してしまう場合がよくある。

例えば「私は二次元少女にしか興味ありませんので安心してください」とか、「私はロリコンですがペドフィリアではありませんので安心してください」とか、そのあたりがよく見受けられるパターンかな。

そんなこと言ったら普通気持ち悪がられるに決まってるのだが、どうもその辺がご理解頂けないらしい。ご理解頂けない方にもわかりやすく言うと、前者はそれこそダッチワイフに入れ込んでいるような気持ち悪さを感じるし、後者は言葉の意味を無理矢理ねじまげる強引さが気持ち悪さを助長している。いや、わかりやすく言ったところでご理解頂けるとは思ってないのだが。

で、/.-jだが:

どうもね、何を掲載しても「これは/.-jらしくない」と言いたい奴がいるみたいね。こう、そういう人らは自分の理想の/.-jがあって、それにマッチするかしないかで判断してるんだと思うのだが、それならそれで自分でやればいいのに。filtered slashdot.jp とかでもいいと思うんだけどなあ。

たぶん、文句付ける事が趣味なんだろう。ウザい、キモい。どうせ大半は匿名の臆病者なんだから、ID持ちが返信しなきゃ目にすることもないんだけどね。

(@212)

この記事のURI

#3 韓国漫画事情

痛いニュース で韓国漫画に対する批判が出ているが、正直なところ俺はこれがまっとうだとは思わない。韓国でも日本のアニメやゲームが広く知られてるのは周知のとおりだが、作家のレベルも確実に上がって来ているのである。

例えば、MMORPGの テイルズウィーバーマビノギ のイラストを見てみるといい。日本産だと言われても信じてしまう程、イラストのレベルが高く、雰囲気も日本産と変わらない。

また、俺の好きな漫画のひとつに 新暗行御史 という漫画があり、これは劇画風のタッチだが、よりかの手塚治虫を源流とする「漫画的」な雰囲気がちゃんとある。言い換えれば、外国の漫画絵にありがちな違和感が無い。

そういう、日本漫画文化の潮流に乗った海外の作家が生まれて来ているということは、どうあがいても否定しきれない。そしてそれは直接日本人作家のライバルになるということでもある。

そう考えたとき、リンク先のような「どうやっても日本には追い付けまい」などという楽観視は逆立ちしてもできないのである。日本人よ、危機意識は持っていろ。

(@262)

この記事のURI

#4 モントーヤ引退、後半戦欠場

うげえええええ、引退してNASCARに行くとは聞いてたけど、まさかシーズン途中で降板とは……。何があったんだモントーヤ。そんなにイヤなことあったのか?

うーん、悲しいなあ。こないだのアメリカがラストランか……。あんな序盤のクラッシュでラストだなんてなあ……。

(@553)

この記事のURI

#5 フランスvsイタリア

F1話ついでに、こないだのワールドカップがイタリアvsフランスという決勝戦だったのはちょっとおもしろかった。なぜなら、F1でもフェラーリ(イタリア)とルノー(フランス)の一騎打ちの様相を呈してるからだ。ま、乗ってるのはそれぞれドイツ人とスペイン人なんだけどね。

サッカーのほうじゃイタリアがどうにかフランスを下してたが、F1はどうなるだろうか。フランスのルノー擁するフェルナンド・アロンソが88ポイントを獲得してトップ、それを追うフェラーリのミハエル・シューマッハが69ポイント、その差19ポイントだ。逆転は難しいが、決して不可能な差でもない。

そしてこれは頂点を極め、下り坂に入ったミハエルと、これからさらなる高みに昇ろうとするフェルナンドとの争いでもある。ライバルを次々に失い、正面から戦える相手のいない中で絶頂期を終えたミハエルに、遅れたライバルがやってきたのだ。

いま、ミハエルは必死のはずだ。その知恵と力を全力でふりしぼって、アロンソを猛追している。残り8戦のF1グランプリ、実に楽しみである。

(@555)

この記事のURI

2006年07月12日(水) [過去の今日]

#1 Linux beep で PC-9801 の起動音を再現

けんども日記 というサイトをたまたま見つけ、LinuxのbeepコマンドでPC-9801の起動音を再現するというのをやっていた。

さて、 beep -h を見てみると、周波数、時間、回数などを指定できることがわかる。例えば PC98 の電源投入時になる「ピポッ」を再現するには次のようにする。 /etc/rc.d/rc.local あたりに書いておけばおもしろいかもしれない。

$ beep -f 2000 -l 120 -n -f 1000 -l 120

実際にはPC-9801はCPUの速度によってこの起動音の速度が変わるので、-l 120 のところは多少調整したほうがいいかもしれない。

(@092)

ドレミファソラシド:

こんな感じか。

$ beep -f 261 -n -f 293 -n -f 329 -n -f 349 -n -f 391 -n -f 440 -n -f 493 -n -f 523

音階と周波数の対応表(JavaScript) というページを参考にした。

(@097)

この記事のURI

#2 Lucky Day!

買い物に行ったら、おいしそうなイナダが売ってた。実はイナダはけっこう好きなのだが、なかなか売ってないのでうれしい。

買い物ついでに店の横でクジをひいてみたら、600円あたった。ちょっとうれしい。

夜、ゲームをしてると、ちょっとレアなアイテムがぽろぽろ出てきた。うれしい。

今日は運のいい日だ。気分がいいな。

そんなことを思いつつトイレに行くと、足にぐにゃりという感触が伝わって来た。犬のうんちだった。

今日は、ホントにウンの付く日だ。嗚呼……

(@605)

この記事のURI

2006年07月13日(木) [過去の今日]

#1 エヴァンゲリオンの偉大さをハルヒブームに学ぶ

寝つけず明け方を迎えてふらっとblogなどに目を通していたら、 エヴァンゲリオン・コンプレックスを克服した涼宮ハルヒの憂鬱は最強。 という記事を見つけた。この記事を発端に、各地で議論が勃発、オタク論にまで達してるらしい。

つくづく、新世紀エヴァンゲリオンという作品は偉大だったのだなと思う。10年たった今も、これだけの議論を呼べるのだから。

俺はエヴァについて、多くを語るつもりは無い。ただ言えるのは、エヴァは純文学であった、という放送当時からの俺の感想だけだ。

こういうことを言うと事情通過ぎるオタク方面から、やれ制作が間に合わなかっただけだの、スタジオ内情のひどさだのと、いかにエヴァが、ひいてはガイナックスがひどいかという話をされるのだが、それが無関係であることは今の人達ならわかるであろう。出崎統の3回パンや止め絵をリソースの少なさゆえの苦し紛れとしか解釈できない30年前のオタクと同レベルではあるまい。

さて、エヴァの純文学としての出来映えはともかく、純文学と大衆文学を並べて比べる愚かさは理解できるだろう。同じ小説だからというだけで、比較するのは愚かしいことこの上あるまい。

多くは語らぬといいつつ少し語るが、あのラストについても俺は絶賛する。なぜならあれほど多様な解釈が可能なラストも無いからだ。リンク先の人が言う

(そしてエンディングが受け入れられず、永遠に自分の中で話を終了できない。という理由もまた・・・)

というのは、受け入れられない解釈をしている自分自身を受け入れられてないという事なのだ、と言えばわかりやすいだろうか。

それはそれでいいのである。受け入れられる解釈をした者もいれば、そうでないものもいる。それぞれが多様な解釈をするがゆえに議論し、いまもって話が終ってない。これぞ名作と言えるだろう。

事実、こうして10年の時を経て、また議論している人たちがいるということが、そのなによりの証明であろう。エヴァンゲリオンという作品の偉大さを、このハルヒブームの中から再認させられたのは有意義であった。

(@875)

あ、ハルヒおもしろいよハルヒ:

おもわず放送順と時系列順で2回見た。

(@917)

この記事のURI

2006年07月18日(火) [過去の今日]

#1 Hybrid Insector

Latest topics で見つけた仮面ライダー漫画。

どうやらプロの漫画家の手によるものらしく、けっこう高いクオリティ。話もおもしろくて、続きが気になる。もっと大きな画面で見たいなあ。本にならないのかしら。

(@234)

この記事のURI

#2 著作権者が全ての流通をコントロールすべきという発想は「無断リンク禁止!」と同じ

ああ、なるほど、確かに表題の通りかもしれない。

もっと考えを広げれば、自分のコントロールキャパシティを超えた範囲をビジネスターゲットにできるってことだね。つまりそれは、JASRACのような権利管理団体に依存しなくてもビジネスが可能になる可能性もあるということだったり、国境に左右されにくいということだったりするのかな。

うん、なんかこれはすばらしいことのようにも思えるな。著作権で食ってる人は一考の価値があるのでは?

(@254)

この記事のURI

#3 グリーン化のやつ

めも。

で、凡庸というか現実的な組織だと偽善的であれでこれでという反対意見が出たりして、んでそういうリスク回避派の意見は多分多くて、この手のプロジェクトってのは立ち消えになると思うんだけど、僕自身は偽善だと認識してても、こういうちょっと変わったことを会社の中で真剣にやりたいっていう人がいるのにそれを安易な批判あるいは常識的/反動的な反対意見でつぶしてたら、このグリーン化のことだけじゃなく、この先もいろんな発明の芽をつぶしてしまうことになると思った。なので、このグリーン化の話には僕も賛成した。

表題リンク先に引用されてた Radium Software Development から

かくして,「誰からも嫌われないが,なんとなく好かれることはある」というような話題だけが上位に浮上してくることになる。それが必ずしも悪いわけではないが……凡庸さに支配される危険性からは逃れることができない。

"Creating Passionate Users" の Kathy Sierra 氏は次のように述べる [Passionate] 。 「もし,誰かが嫌うようなことをやっていないのであれば,それは恐らく凡庸である。」

リスクに対する恐怖,「誰かの意思に反するのではないか」という恐怖,それらに屈服することから,凡庸さへの下降は始まる。本当に人々にとって意味のあることを見つけ出すには,それらの恐怖に囚われてはいけない。人々から嫌われることの中にも一片の価値が隠されていることを,常に心に留めておく必要がある。

嫌われる事は価値がある。嫌われる事は褒められてるも同然である。そう考えてた自分の中のもやっとした観念が、より具体的になったように思う。いい言葉に出会えた。

これに関連したもうひとつのもやもや:

まだもやっとした俺の中の観念に「凡庸な者ほど他人の行動を止めたがる」というものがある。これに屈伏してちゃいけないんだよなあとは思いつつも、いろいろあったりして屈伏するパターンが多いのだが、それが正解なのか不正解なのかも今はまだわからない。

(@258)

この記事のURI

2006年07月19日(水) [過去の今日]

#1 男性の性暴力被害は12%

信じられない数字。 みやきち日記 でハッケソしたのだが、男性の性暴力被害者は12%にも昇ってるそうだ。 わたしの雑記帳 というサイトでは10.0%になってるな。ぬ、 毎日新聞の転載と思しきページ では3.7%になってるなあ。

どれも98年の「子どもと家族の心と健康」調査委員会とかいうとこの調査結果らしいが、記事を書く人間によってこんなに数字のバラツキがあるのはなんでだ?

うーん、元データはどこにあるんだろう。10人に1人なんてありえない数字だと思っちゃうのはけっこう一般的な感覚だとは思うが、これが現実だとしたら大変なことだ。ぜひとも元データをちゃんと確認したい。

(@257)

この記事のURI

#2 Linus Torvalds はもう重要人物ではない

いや、いいんだけど

NewsForge:失墜したと言われてどう思いますか。

Torvalds氏:Fortuneの記者を一人残らず追い詰めて成敗してやる。 どうなるかわからせてやろう。むわはははは!

って Linusおもしろすぎ。こんなオチャメな人だったのか。

(@332)

この記事のURI

2006年07月20日(木) [過去の今日]

#1 W-ZERO3とW-SIM電話帳が同期できない件について

ぐふ、W-ZERO3にそんな欠陥が……。esもこの欠陥ひきずってるんじゃあるまいなあ……。

(@022)

この記事のURI

#2 Windows開発に関する12ヶ条の原則

「ふーん、ホントに守る気があるわけじゃないんでしょ」なんて思っちゃうんだが。とくにIEやWMPを削除できるなんてなあ。あれほどOSの一部だと主張してきていまさら……。

まあまったく期待するつもりにはならんが、そういう発表をせざるをえなくなったのはいいことだろう。

(@751)

この記事のURI

#3 トヨタが近い将来損失を被る事を予測する

痛いニュース で知ったのだが、トヨタが今後3年間で15%のコスト削減に挑むそうだ。

で、そのしわ寄せがまた下請けにいくんだね、という話。

そんなしわ寄せはもう下請けも食らえないだろう。ということはどこかにひずみが生じる。つまりは欠陥が出るということだ。

こうした欠陥は犠牲者が出るまで放置されるものだし、俺はその犠牲者になるつもりはない。つーことで俺がトヨタ車を買う可能性はゼロになった。周囲にトヨタ車を買おうとしてる人がいたらこの話をして止めるようにしよう。

しかしトヨタ車は売れ続けるだろう。なんといっても一大ブランドだし、安けりゃ買うという層は意外に多いのだ。

そうして拡大したトヨタシェアの中から、欠陥が見つかり、リコールがかかるだろう。そのとき、トヨタが第二の三菱自動車になるのではないかとすら思う。

願わくば、誰も犠牲にせずコストダウンを実現し、本当に安くていいものが作られることを。それが実現できたなら、俺はトヨタ嫌いをやめてもいい。

(@805)

とかいってたら:

ははは、とっくにリコールでてたのね。知らなかったよ。 毎日新聞の記事 によると、

トヨタ自動車の渡辺捷昭社長は20日、レジャー用多目的車(RV)の欠陥を8年間放置したとされる業務上過失傷害事件で初めて謝罪したが、事件発覚後9日たっての会見は、遅きに失した感が否めない。

(中略) トヨタは11日に今回の事件が発覚した際、マスコミにコメントの紙を配布しただけで、会見で十分な説明をしなかった。

15%のコスト削減目標を掲げたのが4月、その3か月後にはこのありさま。終ってるな……。

(@815)

この記事のURI

#4 Re: もしかして、mergedfbじゃないとうまくうごかないのですかね?

はい、うちではMergedFBじゃないと動きませんでした。同じradeonドライバだから、そういう仕様なのかもですな。

昨年10月の設定 で今も動かしてるですよ。

(@842)

この記事のURI

2006年07月21日(金) [過去の今日]

#1 OhmyNews日本語版の市民記者募集

んー、アカウントの維持費がかかるわけでもないし、たまにネタを見つけたら投稿するかなあと思って登録ページを見てみたら驚いた。 「オーマイニュース」市民記者規約 には、

第5条(記事の投稿)

(中略)

4.当社は、文章、画像、音声、映像、図形その他投稿記事の一切を自由に編集することができるものとし、市民記者は、当社のかかる行為につき予め同意し、著作者人格権を行使しないものとします。

5.市民記者は、当社の自由な裁量により、当社が前項に基づき編集を行った後の投稿記事を当社ウェブサイトに掲載して公表すること、およびその場合に当該記事の投稿者として市民記者の実名が表示されることにつき予め同意し、著作者人格権を行使しないものとします。

とあり、オーマイニュースが投稿記事を好き勝手に改変した上で投稿者の実名で発表しても著作人格権を行使しないことに同意しろと言ってる。 また、

第13条(市民記者の責任)

(中略) 3.万一、投稿記事に関連し、第三者が損害を受けたものとして、当社に対して当該第三者から何らかの請求がなされまたは訴訟が提起された場合、当社は自ら責任をもって当該請求または訴訟に対応します。この場合、市民記者は当社に対して最大限の協力を行っていただきます。 4.前項において、当社が第三者に対して当該請求または訴訟に対応した結果、損害賠償金、和解金を支払う等の損害を被り、または弁護士報酬、訴訟費用その他費用を支出した場合には、市民記者は当社の損害を賠償し、かつ当社が支出した費用を当社に補填するものとします。但し、市民記者に故意または重過失がない限り、この責任は50万円を上限とします。

という項目があり、訴訟があれば投稿者に責任を負わせると言っている。

要するに、オーマイニュースは投稿された記事を好き勝手に書き換え、内容を歪曲して訴訟問題になっても、投稿者の実名に置いて発表した記事だから責任は投稿者にあるということか?

冗談じゃないな。こんなところに投稿できるか。だったら実名blogでもやってたほうが断然マシじゃないか。

そもそも編集したしないをどうやって証明しろと言うのだ? その証明のための仕組みも用意せず、こんな一方的な規約に同意しろと言われてもなあ。

個人的に韓国のオーマイニュースは面白そうだと思ってたし、日本で立ち上げる人が現れたら何かの力になりたいとも思ってたが、これじゃどうしょうもない。来月オープンだそうだが、はたしてどうなることやら……。

(@350)

この記事のURI

#2 新しい形の引用も標準は守ろうよ

404 Blog Not Found で、

Webの凄さというのは、copyすることなし引用することができることではないか。

とあるのだが、そうやって引用したのはobject要素であって、引用箇所を示すblockquote要素ではなかったりする。

また、「copyすることなしに引用」してしまうと、全文引用になってしまって、これは引用ではなくiframeなりobjectあるはembedを使ったクロスサイトコンテンツになってしまう。youtubeの動画を張り付けるということひとつとっても、youtubeからcopyはしてなくても、youtubeには誰かがcopyしたから存在してるのである。やはりcopyせずに引用というのは難しいのではないか?

元ネタの Life is beautifulの記事 にしても、スプーの動画を「引用してる」という部分を見てみると、ただembedタグでかこってあるだけ。

これじゃあダメだろう。blogシステム上の都合かもしれないが、blockquoteはとりあえずあらゆるblock要素を含有可能なようだし、引用だと主張するならきちんとblockquoteで囲まなくてはならない。

案外忘れられがちかもしれないが、HTML上で引用するならこういうことはきちんとしないと、標準そのものの意味が瓦壊してしまう。

個人的にはyoutubeなりなんなりの動画共有サービスを使ってTV番組などへ言及することはどんどんやったほうがいいと考えてる。ただでさえマスメディアは(自分より大きなメディアがないため)その批判が表に出にくいのだから、バランスを取るためにもどんどんこのような形で言及されるべきだろう。

じゃあそのためにyoutubeなりなんなりにcopyしてもいいのか? と問われると「それはダメだな」なんて事は言わない。引用のためにcopyするのは許されなくてはおかしいからだ。そしてそのcopy単体にアクセスできてしまうのは、Webの「仕様」である。「それはおかしい」と言う人がいるかもしれないが、新聞や雑誌だってハサミやカッターで「切りぬき」ができるという「仕様」をもってるではないか。その切りぬきだけを見る人もいるであろう。それを禁止する事ができないというのに、Webだけがコピーコストが安いというだけで正当な引用を妨げるというのは、言論弾圧に等しい。

で、せめてHTMLの「仕様」であるところのblockquoteくらいちゃんと使っとこうよ、というのが俺の見解である。

orz:

俺も 心の地図 というページで漫画からの引用をしてるのだが、これがblockquoteでかこまれてなかった……。自分で言っといて何やってんだ俺のバカバカバカ!

しかし自分で気付いて自分で直すとは、さすが俺だな。うんうん、俺様偉い偉い(ということにしといてくれ)。

(@818)

この記事のURI

2006年07月25日(火) [過去の今日]

#1 Mail 2.0

Mail 2.0 だそうで、HTMLメールを使ってもっと表現力を、という話。

んー、確かに時代的にそろそろHTMLメールは市民権を得てもいいとは思うのだが、いかんせん俺がいまだにHTMLメールが嫌いなのは、読みにくいからの一言につきる。だいたい素人に文字の大きさや色変えたり斜体や太字使わせたり背景画像つけたりする機能使わせたら、ほぼ100%に近い水準で見にくいメールになるのは当然だろう。

ていうか悪用しやすすぎなんだよなあ。Webビーコン埋め込みに対応するために外部通信排除したり、いたずらスクリプトを回避するためにJavaScript無効にしたりしてたら、HTMLの表現力なんて色がついて文字の大きさ変えれる程度になっちゃう。

それにHTMLメールが嫌われるのは日本だけの話じゃないと思うぞ。LKMLあたりがHTMLメールだらけになってるというなら話はわかるが、広告やメルマガの類だけの話でしょ。そんなのもうblogやRSSに移行しつつあるご時勢を考えても、いまさら感がただようばかりだ。

じゃあMail 2.0はやってこないのか、というとそうは思わない。携帯メールの世界を見てみると、表現力という点ではかなりがんばってたりする。独自仕様の絵文字なんか使われるより、HTMLメールで画像添付されたほうがよっぽどマシなのは確かだ。実際そのような方向に携帯メールも向かいつつあるようだ。

また、上記のような悪用例にしても、送信者の身元がきちんと特定できればそれを元に許可非許可を設定することも可能になるだろう。これは電子署名をユーザーが意識すること無く付けられるようにできればいいのかもしれない。

メールはWebに比べて通信量が少なくてすみ、読むべき人をきっちり指定できるという大きなメリットがある。現状の問題が解決すれば、Webアプリをまるごとメールで送信してMUA上で作業をこなす等の展開も考えられるかもしれない。

そういう世界が、Mail 2.0になるのではないかと思ったりもするのだが、どうだろうか。

(@648)

この記事のURI

2006年07月26日(水) [過去の今日]

#1 Livedoor Reader via proxy

AirH"から圧縮プロキシ通してlivedoor reader繋ぐと「データが受信できません」とか言われちゃうな。プロキシはずすと使えるので謎。なんかAjaxまわりの問題か? もしかしてXML.HTTPRequest()ってブラウザのプロキシ設定使わないで繋いじゃう?

んー、あとで検証してみるか。

(@080)

この記事のURI

2006年07月27日(木) [過去の今日]

#1 さざなみゴシック改

IRCで教わったのだが、さざなみフォントを手修正してる人がいるらしい。かな文字にM+アウトラインフォントを組み合わせ、ずいぶんときれいになっている。

理想としてはCLWFKのデータとプログラムを修正なんだが、そっちが進んでない以上こういう手段もありだよなあ。いや、俺も進められるものなら進めたいんだが、リソースが足りん……。

(@641)

この記事のURI

#2 SuSEのインストーラが使ってるフォント

そういえばやけにきれいなんだが、SuSEのインストーラが使ってるフォントはいったいなんだろう。さざなみにしては崩れてる文字が無いんだが。

(@644)

翌日追記:

っと、さざなみだった。ビットマップが出てるからきれいに見えてただけか。

この記事のURI

#3 XUL orz

なんか青空文庫形式に対応したテキストリーダーが欲しいのだが xjpxjtext もX11R7ではコンパイルできず……。

で、これを修正するのもいいんだが、むしろこれくらいのアプリLWLで書けねえかなあと思っていろいろ試して、

という流れの元、どうせ縦書きにはこだわってないのでFirefoxでHTML変換したものを読めばいいんじゃないかという結論に。つまりそのような動作をする拡張を作ればいいんじゃまいかと。

つーことでXULまわりをうろうろ調べてたのだが、まずドキュメントがわかりにくい。いや、俺の読解力も相当足りてないのは承知の上なんだが、ファイルの読み込みすらおぼつかん。いや、JavaScriptもようしらんのにいきなりXPCOMから入ろうとしてるのが悪いのかもしれないが。

んで極めつけが 「というか僕は、読み込んだテキストから文字コードを判別する方法を知りません(ぉぃ)。誰か教えて下さい。」 という一言。

いや、必要なら判別ルーチンくらい書くけどさあ。mozillaって普通に文字コード判別ルーチン持ってるはずじゃん。なんで使わせてくれないのよ。undocumentedなだけで実は使えるのかもしれないけど……。

まあそんなわけで意気消沈なのです。perlでHTMLに変換して読むとか悲しいことしたくないしなあ……。

(@761)

む、xjpうごいた:

ごめ、X11R7関係なかった。XftFontCloseんとこコメントアウトしたら動いた。

(@822)

この記事のURI

2006年07月28日(金) [過去の今日]

#1 ブログページ単体へのリンクは迷惑行為です

言い切っちゃってるページ があるらしいことをはてブで知った。

んー、このblogのblogたる所以というか、単体記事にアクセスできなきゃblogと呼べないんじゃないかとか、そのへんふっとばしてなかなかご高説ぶちあげてくださってるのがおもしろい。

まあ、 この人のサイト もソース読むといまだにHTML2.0でiframe要素とか使っちゃってたりするアレでナニな感じで、わざわざスクロールバーが出るように作りこんであったりと、まあユーザビリティとかアクセシビリティとかどうでもいいんだろうなあ。

記事に言及してるのにわざわざトップページにリンクしてた知人に「それはユーザビリティを下げる迷惑行為だ。ちゃんと記事にリンクしなさい。トップページから当該記事を探す手間が大変すぎるだろう」と注意したのだがなかなか聞き入れてくれなかった事を思い出した。

(@267)

この記事のURI

#2 Athlon64X2 Socket939 L1 1MB 販売終了

……orz

これ狙ってたのになあ……。俺はCPUの速度よりL2の大きさやコアの数が欲しくて、Athlon64X2に乗り換えられるよう、Socket939マシンを組んだわけだが……。

はあ、まだ手頃な値段になる前に消えるとはな……。4400+欲しかったけど、32kは出せねえ。

(@937)

この記事のURI

2006年07月29日() [過去の今日]

#1 ライコネンはえー

予選見てたらライコネンが速くてびっくりした。アロンソが目立たないのもびっくりした。

後半戦、すっかり流れが変わったなあ。

(@808)

この記事のURI

2006年07月30日() [過去の今日]

#1 ようつべだうんろーだ

そうそう、Bookmarkletなら簡単でいいじゃんと思って探してみたら、 やっぱり作ってる人がいた

これは便利だな。さっそくツールバーに登録しておこう。

(@286)

この記事のURI

2006年07月31日(月) [過去の今日]

#1 NTPサーバ一覧

うーん、こういう情報はいいものだと思うけど、 pool.ntp.org を優先的に使うような形で広まるのが望ましいと思うんだけどなあ。

そいや、Debianは [0..3].debian.pool.ntp.org なんてサーバを提供してるみたいだな。こういう形でベンダやプロジェクトがntpサーバを提供するのも大ありだと思う。

(@011)

この記事のURI

#2 NYSL

汚し飯 でハッケソ。

NYSLという、 GNUによるフリーソフトウェアの定義 にも オープンソースの定義 にもマッチしてたライセンスだそうだ。

基本的に 新BSDライセンス と同じなのだが、違いは 考案者もおっしゃられるように 、オリジナルの著作権者の名前を残さなくてもいいという条項があること。むしろ改変したものは自分の名前で出せと言ってるのは特徴的だな。

とりあえず、FAQの「NYSLってなんの略?」の回答は吹き出した。まさにこのライセンスの体を表す名前と言えよう。

(@067)

この記事のURI

#3 コストダウンバブル

アンカテの記事「10年後はYoutubeのようなサイトを作り,維持するコストが1/10以下になっているだろうということだ.」 という発言を見てふと思った。

今は、コストダウンバブルが始まってるのではないかと。

あのバブル期には、みんなが土地も株も値上がりし続けると信じていた。少なくとも土地は人口が増え続けるんだから値下がりするなんてことはありえないと、本気で思っていた。

今、コンピュータに関わるコストが値下がりし続けると、誰もが思い始めてる。

いや、それ自体を否定する気はまったくない。俺自身もコストは下がり続けると考えている。だが、10年後も下がり続けているかというあたりについてはまだ疑問がある。

そりゃね、コストダウンは続くでしょうよ。でも10年前の車の値段より今の車の値段が1/10になってるなんてことはない。いつかは飽和する。それがいつ来るかは、俺にはわからない。もしかしたら100年後かもしれないし、10年後かもしれない。

もちろん、コストダウンを前提に先進的なサービスを展開するというのは、今の潮流だし、これからも増えて行くだろう。しかし、何も考えずコストダウンが続くんだと信仰しちゃうのはまずい。コストダウンは自然に起きることじゃなく、必死に実行してる人がいるから起きるんだ。コストダウンを前提にしたサービスは、彼らの努力の上になりたってるんだ。

そういう彼らへのリスペクトの意味も込めて、我々は彼らにもっと目を向けて行かなければいけないのだと思う。自分自身を守る意味でも。

(@896)

いやそんなこと考えたのは:

君はPC-98 VS DOS/V戦争を見たか? という記事が関連記事に入ってたからなんだけどね。

絶対にひっくりかえらないだろうと、誰もが思っていたものが、一瞬でひっくりかえってしまったのです。

この言葉は、ムーアの法則にだって当てはまるんだよな。ただ、ムーアの法則は「絶対にそのうち破綻する」と思ってたのが「全然破綻しないじゃん、まだまだ続くじゃん」になったのが最近なのかな、という気がする。

でもやっぱり、誰もなにもせずにムーアの法則が維持されるわけじゃ、ないんだよね。影の功労者になっちゃうんだろうなあ、がんばって維持してる人たち。

(@905)

この記事のURI

#4 世の中にはいろんな用語がある

404 Blog Not Found「なにもない」 というblogを見つけた。

「東京のとある場所でNS嬢をしてました。今年発病しました。今風俗してる方考え直してください。せめてNSだけは……」

「わたしの命はもう少しです。かなしい。しにたくない。」

23歳になりました

という衝撃的な書き出しではじまるこのblogなのだが、NSってのが何を指してるのかさっぱりわからない。で、探してみると、やはり 同じblogを見た人が解説してくれて いて、

NS嬢とは?

NS【えぬえす】

NO SKIN、つまりゴム着なし。コンドームなしでナマでいたすサービス。

[- 日記システム警告:コマンド NO は予約されています。-]

だそうだ。

そりゃまあ感染するよなあ……。

それでも、まだ時間はある。人生など、死で終ることはあらかじめ決められてる。少なくともこのblogの人は、俺にひとつの感動を与えてくれた。それが このエントリ だ。

いままで

付き合った彼氏ありがとう

親にありがとう

ゆうこありがとう

お医者さんにありがとう

はやとにありがとう

学校の先生にありがとう 

店の人ありがとう

お客さんありがとう

そして

みんなありがとう


どんな言葉もありがとう


励ましの言葉もありがとう


中傷的な言葉もありがとう

こんな私にメッセージをありがとう


一瞬でも私を思ってくれてありがとう


毎日にありがとう

わたしは素敵な人達に囲まれています。

本当にありがとう

申し訳無いが、全文を引かせてもらう。 なんとも素敵な詩ではないか。こんなひとつの詩を書き上げられたなら、俺なら本望だと思う。

「なにもない」というblogの名前とは裏腹に、このblogには「なにかある」と思わせてくれる。いつまで続くか知らないが、俺はこのblogをRSSリーダーに登録した。

(@961)

この記事のURI

最近の記事

以上、22 日分

タイトル一覧


カテゴリ分類
Powered by hns-2.19.8, HyperNikkiSystem Project

過去にこの日記が置いてあったcgi.misao.gr.jpは廃止されました。それによって記事へのURIが変わってしまっています。cgi.misao.gr.jpをwww.misao.gr.jpと置き換えるだけで同じ記事にアクセスできるはずです。

Sugano "狐志庵" Yoshihisa(E) @ 美紗緒ネットワーク <koshian@misao.gr.jp>
日記管理ページ