2006年07月04日(火) [過去の今日]
朝日新聞の記事 に、ヒューザー社のマンション耐震構造偽造事件の捜査が終了したことが伝えられている。ハッケソ元は表題リンク先の 痛いニュース 。
どうやら2chのスレは日曜日に立っていたらしいが、俺はまったくこのニュースを知らなかった。うちの家族に聞いても、やはり知らなかったようだ。 あれだけ大きな問題だというのに、なぜそれほどマスコミがこの事件の結末を報道しないのか、非常に不気味な話だ。
その捜査の結末の内容というのが、また驚きをとおりこして呆れてしまう。なんと姉齒建築士の単独犯だというのである。
俺はこれを真実ではないと思うから呆れてるわけじゃない。真実であるなら、ヒューザー社や総研がきちんとマスコミを通して今回の結末についてコメントをさせる機会を用意し、散々マスコミによって犯罪者扱いされてきた彼らに名誉回復の場を与えるべきだ。それを犯罪者扱いしたのと同程度に大きく報道してやってこその責任だろう。その程度の責任もマスコミは取れないというのか、そこに俺は呆れているのである。
逆に真実ではないと考えた場合も、呆れてしまう事に変わりは無い。真実ではないから大きく報道しないという理由があるとしたら、それは呆れる理由しか無いからだ。たくさんのマンション購入者が巻き込まれ、死人が二人も出てる事件だ。裏に政治的理由や金銭の流れがあっても不思議じゃない。それをきっぱりと指摘できるマスコミではないという事に、呆れざるをえまい。
まあ、確かにマンション購入者に弁済できるだけの組織をきちんと残しておかないと、国や自治体の予算だけじゃどうにもならないのは確かだろうけどね……。真相がどうあれ、そこもマスコミにはちゃんと報道してもらいたいものだ。それを期待できるだけのメディアじゃないということに、つけ入る隙がありそうだが。
(@179)