2006年08月01日(火) [過去の今日]
#1 性の低年齢化から亡国までの道のり
ふと コラム:性の低年齢化 を見た後、いろいろ読んでるうちにぽっと思い付いた。
このコラムでは、本来女性の方が成熟が早く、よって恋愛感情による思春期のあれやこれやが始まるのは女性の方が先のはずだと指摘している。で、男性はというとそのような恋愛ごとよりも自分の興味にひかれ、おそらくは自己研鑽の一環となるであろう行為にはげんでいたであろう。ここに昔はあった「つんけん男」と「好きな男についてく女」の構図ができあがる。
どっこい、今ではその構図は崩れ、高校生程度のガキんちょ、じゃなかった女の子でも、万券数枚はたいても一時でいいからおつき合いしたいなどと考える大人たちがぞろぞろ雁首揃えて群がるようになった。まあいわゆるロリコン変態どもが増えたというか、厚顔無恥になったというか。まあそれについてはおいとく。
で、ここに需要と供給のバランスが崩れた状態が浮かび上がるのである。中高大学生にとって、昔は同級生かその前後の女の子が周囲にはいて、とりあえずおつき合いのチャンスはあったわけだ。どっこい今は大人が彼女たちをもっていってしまうのである。
そりゃあ学生に比べりゃお金もあるし、学生の身分じゃいけないようなところにも連れてってもらえるし、女の子にとってはそれはそれは楽しいことだろう。
が、問題は取り残された思春期リビドー全開の男の子たちである。彼らは昔、恋愛ごとになぞうつつを抜かしてる間があれば自己研鑽にはげむなり、知識拡大、体力増強にはげむなりしてたわけだ。どっこい、今の男の子たちを観察していると、女の子に好かれるための努力に邁進してる子がけっこう多い。
真剣にまゆげを整え、女の子の価値観に共感したフリをし、なんとか彼女たちについてこうと必死になっている様子がうかがえるのだ。
思えば、それはバブル期だった俺自身の中学生時代から見受けられていた。俺はもともと古風な人間だったので、濃い目の体毛なぞ気にすることもなかったのだが、同級生には必死に剃ってる奴も多かった。大人たちは「時代が変わった」というような目で我々の世代をみてたように思う。
これは少女を大人がかっさらっていく時代、敏感に反応した男の子たちが、自分たちの漁場を守るための行動だとしたら?
そうして男の子が早期から恋愛ごとにうつつを抜かし、女の子についてくために自分の考えさえねじまげる少年時代をすごしていたとしたら? そのためのリソースを、自己研鑽に使われるところからから抜き取られていたとしたら?
もちろん、こんなのはひとつの憶測にすぎない。だが、この憶測がぱっとひらめいたとき、俺はちょっと背筋が寒くなった。「最近の新人は……」などという同年代の知人の愚痴を思い出す。
もし、この憶測が事実であるなら、日本は終りだ。外れていて欲しい、そうじゃないと困る。
(@987)
2006年08月02日(水) [過去の今日]
#1 TBSの腐りっぷり
散々意図的な改竄報道などで叩かれて来たTBSだが、今度は ボクシングの試合で八百長をやったらしい 。リンク先の記事から引用すると、
「露骨な判定では…」亀田勝利に不満の声多数
亀田選手の判定勝ちが決まった直後、読売新聞にも、多くの読者から、すっきりとしない試合の結末に不満を寄せる意見が多く寄せられた。
(中略)
WBAライトフライ級王座決定戦で亀田興毅選手の判定勝ちが決まった直後から、試合を生中継したTBSには視聴者からの電話が殺到。代表電話はかかりにくい状況が続いた。大半は判定への抗議とみられる。
で、どうやら当該選手はかなりの視聴率が取れるようで、この世界タイトル戦の前にはすでに大晦日の防衛戦も決まってたって話を youtubeにあがってたTBS番組 で見つけた。この番組の放送はどうやら試合の前日なようで、TBS自身が語るに落ちたという状態。勝つ前提で毎年大晦日にやってる歌番組を前日に移動してたっていうんだもんなあ。
まあホント腐っちゃってるのねえ。まあ、八百長といっても審判のポイントを何ポイントかお金で買うような形で、選手同士は一生懸命戦ったんだろうなとは思うけど。
(@973)
@ ああ、ごめん、TBSの番組じゃなかった:
朝日放送 か。関西ローカルなのかあ。どうりで見覚えないはず。
見覚えない番組なんて大量にあるから、わからんかったぜ。
@ ランダエタ選手に励ましのお便りを:
天漢日乗の記事 で知ったのだが、 ベネズエラ日本大使館 にランダエタ選手への激励メールが殺到してるのだそうだ。良心あるなあ。確かにいい選手だった。挑発はにこやかに受け取り、試合では巧みに攻防し、12R最後までペースを崩さない。引退予定だそうだが、今後もがんばっていただきたい。
#2 宮崎駿の後継者などいないらしい
オレ速VIPの記事 で見つけた 天才の「継承」はあるか という記事。
なるほど、息子に跡を継がせるためじゃなく、息子を盾として宮崎チェックをはじこうという腹だったということか。ノイローゼにもなるほどの宮崎チェックは確かにはじきたいだろうなあ。
ま、作品そのものの評価は見てからしか言えないのでなんともだが、ヒットして当り前の状況で映画を作るなんていう無茶を畑違いの新人監督がどうあれ形にしたんだから、大したもんだとは思うよ。
批判の多い「宮崎吾郎第一回監督作品」というコピーにしても、宮崎駿ではないジブリアニメを作る監督を育てようというジブリの意気ごみが見て取れて、俺はけっこう好きだったりする。
宮崎駿という才能も、永遠ではない。企業として今後を考えていくのは当然だろうね。ウォルト・ディズニーがいなくなっても、ディズニー映画がヒットするような状況は、ジブリが目指すべき道ではあるんだろうな。
ま、今の宮崎アニメをしっかり見ておけという意見にはまったく同意。ハウルが意味不明だとか言ってる奴は、ちゃんと見てないんだろう。あんな画期的な恋愛物語もないと思うんだがね。ヒロインがヒロインたる資格を、設定から与えられるのではなく、自らの力でつかんでいく過程は、ひとつの感動ですらあろう。
パターンにハマった物語しか面白いと感じられないのは、危険な兆候かもね。
(@995)
2006年08月03日(木) [過去の今日]
2chのスレ でたまたま見つけたのだが、 ハードとソフトの接点をテーマにした本を 自費出版する らしい。
んー、所詮俺はスクリプターなのでこういう本が役立つかと言われりゃ疑問だし、理解できるかも自信が無い。だが、おもしろそうなのは確かだ。
というわけでぜひ読みたいのだが、まだ価格が決定してないのかな。この手の技術書は大手から出ても5000円以上するのが当り前で、正直言えばおもしろそうだからというだけで買えるような値段ではない。どうせならPDFでもいいからクリエイティブコモンズとかで配布してくれないもんかのう。
ま、自費出版とはいえそれなりの利益が見込めるから、本の形にするんだろうけども。
(@878)
へえ、分祀ってそういう意味だったのか。合祀に対する造語かと思ってた。あ、ほんとだ、 wikipediaの分祀の項 でもそうなってるな。
つまり、A級戦犯だけ分祀するとA級戦犯だけを祭った神社ができあがるわけで、A級戦犯ってのは wikipedia なんか見るとわかるが、「平和に対する罪」、具体的には侵略戦争、国際法・条約・協提・誓約違反の戦争なんかをやったという罪状なわけで、侵略したり国際ルールを無視することを崇める神社を作れと言うのが分祀を要求してる人たちの意図ということになるのか?
なんだかわけわからんことになってるなあ。
(@908)
2006年08月04日(金) [過去の今日]
#1 京ぽんのPPPが遅い件
2chのスレ で見つけたのだが、
options ppp_async flag_time=0
これで改善するらしい。知らなかった。
実際にやってみたら、確かにこれくらいならsshで操作するのも我慢できそう。PPPに失敗することも無くなったような。ふむ、もっと早く知りたかったな。
(@098)
@ ネタ元:
kyopon.html がネタ元かな?
(@102)
#2 ブックマークレットで埋まるツールバー
俺もオシャレSFを期待してバカSFだったんで驚いたクチだが、その裏切りもふくめて楽しかったなあ。うまくだましてもらえたときというのは、非常にいい気分だ。
今後もああいうのがあるのは悪いことじゃないと思う。
(@973)
2006年08月05日(土) [過去の今日]
#1 しっかしようつべ
今回のボクシング事件といい、こないだのお笑い芸人事件といい、youtubeのランキングに日本のTV映像がアップロードされまくり閲覧されまくりでランキング上位を埋めてたりすることもけっこうあるのだが、日本人以外はうざったく感じてるんじゃなかろうか。
動画にも言語タグとかあるといいのかもだけど、出会いが無くなっちゃうのもおもしろくないしなあ。言葉の壁かあ……。
(@026)
2006年08月06日(日) [過去の今日]
#1 ウィンドウサイズだの画面サイズだの
#2 アマゾンの買物ToDo
アマゾン で欲しいけど今は買えないなんてとき、とりあえずショッピングカートに入れて「今は買わない」ボタンを押す、なんてことをしてるんだけど、これがまた膨大な量になってきて辟易してる。
で、 はてなブックマーク ではamazonの商品をブックマークすると「コレクションに加える」というチェックボックスが出てくる。こうすることで「コレクション」という一覧ができ、 画像付きで一覧 できるようになる。これなら検索も出来るし、意外といいかもしれない。
ちょっとこっちに移してみるかなあ。
(@038)
@ しかし:
買った後消すのがめんどいなあ。うーん。
(@042)
#3 滝川ウィルス
知人から相談があって、「なんか滝川クリステルってプロセスがあるんだけど、これなに?」との由。
まあこの時点で明らかにアレなわけだが、とりあえずスクリーンショットを送ってもらった。
……「滝川クリステル」じゃなくて「滝川クリトリス」かよっ!
かなりバカ笑いさせてもらったのだが、どんなウィルスか検索してる自分がバカみたいに思えてきて笑いがまたこみ上げて来るから困ったものだ。
とりあえずP2Pファイル交換ソフトで流通してるファイルに含まれるものらしいな。……ったく何やってんだか……。
動作的には2chにIPアドレス丸出しで何かを書き込むものらしいが、よくわからん。2ch側では 2ch規制議論板のウィルス爆撃相談所スレ ですでに対処はしてるみたいだ。検体も送ってるようだが、相談者が使ってたavastあたりは反応が鈍いみたいだな。
……まあこんなウィルスにいちいち対応したくないだろうけど。
(@342)
2006年08月07日(月) [過去の今日]
#1 F1ハンガリーGP
うーん、F1の表彰台で君が代が流れるところなんて初めて見たなあ。日本人としてはナショナリズムにとらわれるべきシーンなんだろが、正直「バトンじゃなあ」という感じ。
いや、ホンダ好きですよ? フェラーリがいなければホンダ応援しちゃうくらい。トヨタ嫌いだし。
でもねえ、前身のBARをひきずってるこの体制下で、まぐれでも勝ってもらっちゃ困るんだよね。それが正しいなんて思われちゃ困る。徹底的にチームを改革して、その末に勝利をつかんで欲しかった。こんな中途半端な状態で勝たれても、間違った方向に行っちゃうんじゃないかと、それが心配。
ええまあバトンは嫌いですけどね。あんな奴に勝たれたくないってのはある。112戦も走っててトップ争いも何度もしてるのに勝てないなんて、何かが欠落してるとしか思えない。が、113度目の正直が出ちまった。
長く勝利に見放されてたトップレーサーってのは今までにもいて、例えばジャン・アレジは92戦もの間勝利に縁が無く、93戦目のカナダGP、自身の誕生日に敬愛するジル・ヴィルヌーヴの名が付いたサーキットで、彼の付けていたカーナンバー27を背負って優勝するという、あまりに感動的な勝利のあと、静かにフェードアウトしていった。
また、ミカ・ハッキネンは99戦目にあたる97年最終戦で初優勝を飾る。95年の事故で瀕死の重傷を追い、復帰後から人が変わったような強さを得た結果だった。ハッキネンは、この優勝を契機に、翌98年初戦から優勝を飾り、2年連続のワールドチャンピオンとなった。
F1には「勝ち味を知る」という言葉がある。ひとつの勝利を得たことで、レーサーは変わるというのである。アレジはあの勝利から、ベテランらしい走りをするようになったように思う。ハッキネンもまた、ひとまわりもふたまわりも大きくなったように思う。
ジェンソン・バトンという、安定はしてるが攻撃性の足りないレーサーは、どう変わるだろうか。彼が本物なら、俺の心配はすべて杞憂に終るだろう。
(@034)
#2 男性差別
Wikipediaの「男性差別」の項 がおもしろい。大量の男性差別例が書かれており、こんなに差別されてたのかと驚くばかりだ。
確かに女性が徴兵されたという話もきかないし、学校で一律丸刈にされたりもしないよなあ。
しかし、
男性が浮気をしたら責任は全て男性にあるとされているが、女性が浮気をしても男性にも一部責任があるとされる。
とか、
男性が裸を見られた時より、女性が裸を見られた場合の慰謝料は10倍。
とか、思わず吹き出しちゃうような豆知識も入っててウケる。いや当人たちにとっては笑いごとじゃないんだろうけど。
しかし、
女性の方が平均寿命が長いにもかかわらず、5年程早く年金が受給できる。
とか
現在の日本では、 母子家庭への公的支援はあるが父子家庭への支援がある自治体は皆無に等しい。
とか、真面目に深刻な問題も抱えてるのね。
別に私企業が雇用条件に性別を付記するのはかまわないと思うが(戦略の自由というものだ)、公共サービスに性差別があるのは困るわな。
(@447)
#3 原爆の話が出る時期だなあ
んで、なんとなく原爆の被害者数を調べてみた。
「広島・長崎」原爆と米国人の歴史観 というページによると、アメリカの教科書では死者数は「広島で8万人」、「長崎で4万人」と書かれてるそうだ。国内では広島で14万人、長崎で7万人とされてるらしい。このへんは被曝後の放射能被害で亡くなった人を入れてるかどうかってところらしい。ついでに東京大空襲での死者数が「約10万人」だそうで、三つの大きな爆撃をあわせて31万人の方が亡くなったらしい。
これは街に爆撃されたことを考えると、民間人の死者数と考えてもいいのだろうか。ものすごくたくさんの方が被害にあわれたのだなあ。
ところでふと思い出したのだが、俺が子供の頃読んだ学校の教科書には、中国で日本軍がおこした南京大虐殺という事件が載っていた。虐殺された犠牲者数は30万人とも言われると書いてあったと記憶している。なんと日本にあった三つの米軍の爆撃に匹敵する数の犠牲者を出してしまってたらしい。
ということはあれか、当時南京に攻め入った日本軍は、原爆2つと大空襲1回に相当する戦闘力を持っていたってことか。
そう考えると日本軍ってめちゃくちゃ強かったんだなあ。なんで戦争に負けたんだろう。
(@996)
2006年08月08日(火) [過去の今日]
#1 BitPetsというサービスがすごいらしい
ここギコ!というサイトの記事 で知ったのだが、BitPetsというサービスがすごいらしい。
しかしこれ携帯電話専用サービスなんだとさ。位置情報を元に広告を出すSNSらしい。なるほど、確かにこれは効果的かもしれん。ログインして近くに友達がいたら、広告に出てる店で待ち合わせとかいろいろ想定できそうだ。
んー、やっぱWeb2.0じゃなくてMobile2.0なのかね。フルブラウザ搭載の電話が増えてることを考えると、両者は合流してくれそうにも思うのだが。
携帯電話ブロガーとの交流が無いのでさっぱりだなー。
(@023)
ばっかじゃねーの! マジでF1エンジンの開発が凍結されんのかよ。
今シーズンの最終戦のエンジン仕様が、2009年開幕まで変更されないってことは、2年間開発凍結ってことか。その間新規参入も無いってことだな。
しかし、今の仕様のエンジンで今後2年間勝負しなきゃならんなんて……。信頼性に難のあるホンダなんかどうすりゃいいんだろな。
あー、もしかしてあれか。今後2年間使うことを想定して、信頼性はさておいて性能だけを重視して、今後の部品精度アップとかで信頼性確保するとかそういう手か?
で、それをやれなかったメーカーは性能面でおいてけぼりを食らうと……。
まあどう妄想しても糞レギュレーションだなあ。
(@081)
#3 ていうかジャック、クビかよ orz
#4 プロジェクトがうまくいかないのは顧客が悪い
なんか腹立って来たので暴言を承知で書き殴らせてもらう。
ITmediaの電子政府の記事 を読んで、むかむかと怒りを覚えるのを止められなかった。
これを読んで「そんなもんだよな」とか「これはマネージメントが悪い」とか「ヒアリングの下手なSEだったんだな」とか「プログラマが素人だったんだろ」とかいろいろ思う奴はいるだろうしそれらも間違ってるとは言わないが、これは間違いなく顧客が悪い。
やがて立ち上がった画面を見た時、室員の一人は思った。
「これで40億か……」
そのあまりのしょぼい画面を見て思う言葉を、なぜ今はくのだ。受注した企業が下請けに丸投げした? 自分のシステムを業者に丸投げしたのはお前だろう!
何もせずに自分の思いどおりのシステムがふってわいて来るとでも思ってんのか。やりたいことやるべきことをきちんと相手に伝えたのか。次々と要求を変更したりしたんじゃないのか。
何もしないで結果だけ欲しいなら、建売り分譲の家でも買ってろ。思いどおりの家が欲しくて発注するなら、とことん話し合え。そういう能力の無い組織に、思いどおりの家など発注する資格はない。
だから アジャイル なのだ。アジャイルは顧客を選ぶ。ユーザーが開発に参加するようなものだからだ。だからこそ思いどおりの家を建てられる。
ベンダーにロックインされないためには、オープンソースを使え。納品されたソースもオープンソースでライセンスさせろ。そして開発には自ら参加し、その過程で運用術も学んでこい。運用は自分たちでやるのだ。そしてその後のメンテナンスや改善は別のベンダーにもあたりをつけておけ。
安けりゃいいってもんじゃない。これだけの条件を揃えてクリアして来るようなベンダーじゃなきゃダメだ。もちろんユーザーの要求に多様な角度からアイディアを出して来るようなベンダーが理想だ。
そういうベンダーを選ばなかった時点で、何十億と資金を投入したところで、失敗ははじまっていたのだ。
賢い顧客たれ。ベンダーを見る目を持て。成功の始まりは自らの行動でしかないのだ。
(@706)
@ 追記:
ツッコミもらった。 まあ大筋で間違ってないと思うので修正はしないけど、ありがとさんです。トラックバックはそのうち付けようと思いつつ数年経過してるな……。
2006年08月09日(水) [過去の今日]
日本の現役ハッカーたちがリレー形式で連載してる文書のウェブで読めるものを集めたリンク集。
これを読んでると、ハッカーの特徴として語られる諸々の事象が自分にも思い当たり、腕はともかくいわゆるハッカータイプの人間なんだろうなあと思う次第。
が、冷静になってみると、そういう「自分にも思い当たるハッカーの特徴」って、見事に悪癖ばっかじゃん!
ついつい深追いするとか、オフィス仕事に向いてないとか、素早く仕上げるけど中身がアレだとか、たまにまったく書けなくなるとか……あああもう、ほんっとどうしょうもねえな。
せめて腕だけでもそれなりにならんとなあ……。くそう。
(@422)
2006年08月10日(木) [過去の今日]
#1 wikipediaにおける禁句
日本語版wikipedia で、荒しがでると必ずhydeの身長が書かれるようになってきた。ここまで定着しちゃうともうどうしょうもうないな。 つーわけで暇というわけじゃないんだが、現実逃避ついでに hydeの身長156cm って項目を作ってみた。内容は以下のとおり。
hydeの身長156cmとは、日本語版wikipediaにおける荒し行為の際、定番となっている文言である。
もとは日本の音楽バンドであるL'Arc〜en〜Cielの項目において、hydeメンバーのプロフィールに身長が付記されていたことに由来する。その身長が意外と低めであったことから、おそらく身長が低いのは劣等であるという価値観のファンなどが隠蔽しようと削除した事が始まり。その後削除と復活の編集合戦となり、またその様子が他サイトの掲示板、blogなどを通じて広まった。
この事は「都合の悪いことは隠蔽する」という、人間がやってしまいがちな行為が、かえって荒しを呼ぶというネットにありがちな事象を端的に表した。この項目はそのような過ちを繰り返さぬよう、後世のために記すものである。
そしたら10分程度で「即時削除」マークがついた(笑)
いや、こんだけ早けりゃそりゃおもしろがられるわ。で、別に悪戯目的で書いたわけじゃないし、ノートでちょいと議論でもと思ったら、アカウントかIPアドレスごと編集禁止にされてる。問答無用で荒し認定かい。
んー、wikipedia大好きなんだけど、こういう編集方針には賛成できんなあ。俺のアカウントを編集禁止にした人が誰かもわかるようになってるけど、直接メールでもしたほうがいいのかね? ってsysopさんメアド書いてないなあ。
(@152)
#2 鈴置洋孝さん逝く
ほとがら日記 の情報によると、ガンダムシリーズのブライト艦長やドラゴンボールの天津飯役などでおなじみの、鈴置洋孝が亡くなられたとのこと。
うーん、ショックだなあ。今後のリメイクなんかで別の人が声あてたりしないことを祈るが……。
(@307)
2006年08月11日(金) [過去の今日]
#1 感覚的な正しさ、論理的な正しさ、そして実際的な正しさ
なんか最近、無断リンク関係の話題を目にする機会が増えた。blog時代になってまだWWWの常識を知らない人たちが増え、そういう層がアクセス解析を使いこなしはじめたからだろうか。
しかしなぜこうも無断リンク禁止をうたうサイトが後を絶たないのだろうか。
思うに、無断リンク禁止は「感覚的に正しいこと」なのだ。そういう感覚的な正しさは、子供を見てると気付くことが多い。例えば誕生日のプレゼント。兄弟姉妹がいる時は彼らの分も買っておかないと、不平等感を感じさせてしまう。お小遣いも年齢が近いと同額じゃなきゃいけなくなる。お父さんのおかずが一品多いなんてのも、子供心には間違ってるように思えるものだ。
蛇足的だが、俺が小学校に上がる前、地球儀を買ってもらってすごく興奮していた事がある。地球は丸いんだ、日本ってちっちゃいな。でっかいところがいっぱいあるんだなあ。
そんな興奮を、俺は友達に語った。地球って丸いんだぜ。平らに見えるけどホントは丸いんだ。でっかすぎてわかんないケド。
帰ってきた反応はこうだ。
「丸いわけねーじゃん、どこが丸いんだよ、どこまでも平らじゃねーか」
「じゃあ地面ほったらどっか外国にいくのかよ。その外国の人空に向かっておっこっちゃうじゃないか」
「やーい、嘘つき、嘘つきー!」
そう、感覚的には「地球は丸い」なんてのは正しくないのだ。ガリレオの苦しみはいかんばかりか。
しかし、ガリレオ(と小さい頃の俺)が正しいことを言ってたというのは、自然科学が証明してくれている。論理的には正しいことだというのは、今はもうみんなわかっている。俺の子供の頃の経験は、そういう知識を抜きにしたときの人間の判断力をかいま見せてくれた。
そういう素朴な部分での「感覚的な正しさ」では、リンクするという行為が 手を繋ぐ行為に等しい と感じられたりもするのだろう。幸いこの人は 地球が丸いことに納得してくれた ようだが。
しかし、今後もこの問題は定期的にわいてくるだろうな。感覚的な正しさが、無断リンク禁止を正しいと教えてる限り。
@ 本当の正しさ:
哲学者カントによれば、人間には感性と理性と悟性というものがあるそうだ。感性は上記のような「感覚的な正しさ」を教えてくれるし、理性は「論理的な正しさ」を教えてくれる。
そして悟性というのは、最終的な判断を下すところ。感覚的な正しさと論理的な正しさとを結合し、妥協点を見出すところと言い換えてもいいかもしれない。これが「実際的な正しさ」となる。
無断リンク問題に限らないが、感覚的な正しさと論理的な正しさの間で論争が起きる(後者はモヒカン族などと呼ばれてるらしい)ことがよくある。しかし、どちらも実際的な正しさではない事も多いのだ。正しい論理も、その論理が立脚してるところは感覚的正しさであることも少なくない。
一度自分を無知な状態において、感覚的正しさを感じてから知識を戻してみたい。そうすれば、いわゆる「敷居の高さ」の正体や、人間が素の状態で何をどう感じるか、はっきりわかるのではないかと思う。
それはきっと、自分が何かを作るときに、役立つだろう。叶わぬ事だとは思うが。
(@177)
#2 Macに中間層はいないのか
つまみぐい日記 を読んでつくづく思うのだが、Macというのはなぜハイエンドマシンとローエンドマシンしかラインナップされないのだろうか? これは以前からずっとで、ことあるごとに不思議に思っていた。
そのヒントは、この日記にあった。
PC Watchの元麻布春男氏の記事ではないですが、Conroeを搭載して多少の内部拡張性を持たせた10万円台前半〜20万円くらいのスリムデスクトップがあればいいのに、とも思います。とはいえ、私がいざ買い替えというときにはMac Proを選んでしまうのでしょうけれど。
[- 日記システム警告:コマンド PC は予約されています。-]
そう、Macのヘビーユーザーというのは、なぜかハイエンドマシンを買ってしまうのだ。要求仕様が高いのだから当然、とも言えるが、WindowsやLinuxのヘビーユーザーはさほどハードウェアの性能に固執しない。固執するタイプのヘビーユーザーもいるが、ベンチマーク厨などと言われたりもする。なぜかMacのヘビーユーザーだけが高いハードウェアを率先して買う。思えばPCでメモリが32Mもあれば大容量と言われた時期に、128Mとか256Mのメモリを積んで「Mac安定してるよ、速いし」とかいうユーザーの話がそこかしこで見られたのを思い出す。彼らは昔からそういう性質をもってたのだ。
そして一方、iMac以来ライトユーザーをひきつける魅力を持ち始めたMacは、その路線を今も続けている。iMac/iBookはそういうユーザー層を確実に引き付けている。
ライトユーザーはそのようなローエンドマシンで充分だ。たいしてやることはない。しかし、Macを使いこなす必要のある人間、たいていはグラフィックスや動画、音声を取り扱う人達は、速度を求めてハイエンドマシンを買う。そんなもの扱ってれば、そりゃあ大量のメモリも積みたくなる。彼らにミドルエンドは不要だ。
おそらくアップル社はマーケティングによりこういうユーザー特性を見抜いている。ミドルエンド商品を投入しても、ライトユーザーには値段で敬遠されるし、ヘビーユーザーには性能で敬遠される。
いわゆるミドルエンドを必要としてる層は、その作業に大容量ファイルを使ったりはしないが、速度が無いとストレスを感じるという位置にいるはずだ。その作業内容はOffice Suiteが中心となるだろう。ハイエンドマシンを必要とするような動画・音声・グラフィックスが中心にないコンピュータ作業で、層を作る程の人口がいる作業というと、ゲームを除けばそれくらいしか思い付かない。
彼らは安価でそれなりに速いWindows PCを購入する。MacではMS-Officeが別売だし、候補に入らないのだ。
ゆえに、Macにはミドルエンドが不要だ。そこにはライトユーザーとヘビーユーザーしかいないからだ。そしてこのことは、アップル社のセキュリティ対策にも見て取れる。
セキュリティ対策というものは、ライトユーザーには意味のわからないものであり、ヘビーユーザーにはある程度自力で対応できるものである。ヘビーユーザーは新しいOSが出るとすぐ入れるから、古いOSがいつまでサポートされるか気にならない。だからAppleはOSのサポート期間を明示することもしないし、自社サイトでセキュリティ情報を見やすいところに置くこともしない。ミドルエンドのユーザー層がいないから、そもそもそういう圧力がかからないのだろう。これだけセキュリティ対策が叫ばれてる時代に、のんびりした前時代的OSサポートを続けていられる理由はそこにある。
これは悪循環だ。ミドルエンドユーザー層がいないからミドルエンドが出せない。ミドルエンドがないからミドルエンドユーザー層が増えない。そして「セキュリティ対策が弱いから、企業採用も増えない」というのも、もしかしたらあるのではないか?
もちろん最大の問題はOffice Suiteの互換性だろうが、少し賢い企業ならそこを調べないはずないと思うのだが。
(@531)
2006年08月14日(月) [過去の今日]
中国で実際にメイドを雇ってみた経験談のレポート。なるほど、おもしろい記事書くなあ、itmedia。
まあ中国の国民性は 中華的生活「多少銭?」 で見てるので、1人目2人目は予想通りの結果だな。3人目は真面目なのが唯一のとりえとはいえ、上記blogを読んでるとかなり稀少な人材ではないかと思う。まあそれが彼らの国民性といえばそれまでなのだが、日本人としては自宅の中で中国の慣習をそのままやられると非常に辛いだろう。それを考えれば、掃除機も洗濯機もまともに使えなくたっていいじゃない。野菜の皮むきが遅くたっていいじゃない。
ゲームやアニメのキャラクターなら思いっきり人気がでそうでが、現実世界のメイドさんとしては「これじゃ、仕事遅くて使えない。頼むからさっさとやってくれ」というのが雇い主の本音である。
(中略)
ひょっとすると「うぶでかわいいドジッ子を有能なメイドさんに育てていく」というリアルな育成ゲームといえるかもしれない。
おもしろい締めだ。さすがitmedia。
が、リアルな育成ゲーム多いにけっこう。中国の悪しき慣習に慣れてない純粋無垢な子を雇ってリアル育成ゲームをするというのが、中国における正しいメイドの雇い方かもしれないな。
……無いとは思うが、万が一中国に行くことになったら、この記事を思い出そう。
(@316)
#2 東京大停電2006
というわけで東京では今朝方大停電があったらしい。 wikipediaにはすでに項目ができ、 いつのまにか「東京大停電」から「首都圏大規模停電」に呼称が変更されてる。仕事速いなー、wikipedians。そろそろ俺の荒し認定取り消してくれませんかね。
天漢日乗さんの記事群 *1 を見てると、いくつか問題点が浮かび上がるな。
- NHKは災害時に役立たない(ラジオはOK?)
- 夏場は事故があると大規模停電になりやすい(使用量が高すぎて切り替えが不能なため)
- 停電すると、ポンプもとまるのでマンションの水道も使えなくなる(水は確保しとけ)
- マスゴミのヘリはうるさい(静音ヘリとかねーのか?)
- 東京の警察は手信号がヘタクソ(普段使わないから)
- 復帰直後のエレベーターはまた止まる可能性があることを覚えておけ
- willcomは停電後20分程度で使えなくなる
等々、けっこう問題多いな。もちろんこのへんはテロ対策としても重要な事ばかりだし、今すぐにでも取り組まなきゃいけない問題がたくさんだな。
特に警察の手信号などは、ある程度訓練を常につめるよう、対応を考えた方がいいんじゃないのか? 夜中に働かせて信号機のメンテナンスをするより、日中に手信号やらせてメンテナンスするとか、いろいろ考えられると思うのだが。
とにかく、災害時に使うものは災害時だけ使えればいいってもんじゃないんだろうな。日常に組み込んで行く事が大切だということだ。
それにしても……夏場の東京の電気使用量はどうにかならんのかな……。きちんと切り替えが動く状態であれば、ここまでひどくならなかったろうに。容量の関係で連鎖停電を防ぐために切り替えを止めてるって、どういうことよ……。マジなのか?
(@467)
2006年08月15日(火) [過去の今日]
そんなことはどうみてもなさそうだ、という話。日本は金持ちから毟り取って庶民に分配するタイプの税制をしいてるわけだ。
で、なんで 日本の貧困率がOECD加盟国中2位 なんてことになってるのか。ね、おかしいよね。お金持ちから毟り取ったお金はどこいってるのさ。
答えはひとつ。役人のポケットに入ってるのさ。他に行き先なんてないだろう。そういう構造ができあがってるから、税収の倍額もの予算を組まざるを得ないんでしょ。
まあ、役人に逆らえる政治家がいない以上、小泉が悪いだのなんだのですむ話じゃないわね。役人ときちんと戦える人と方法が必要だ。はたしてどうやればいいのやら……。
(@379)
2006年08月16日(水) [過去の今日]
#1 伝書鳩と電磁波
テレビを見てたら、「伝書鳩が巣に戻らなくなってるのは電磁波のせいっぽい」という、トリビアルな知識として紹介されていた。
これについてIRCで話していたら、どうも電磁波というのは携帯電話ことらしい。アンテナが全国張りめぐらされて、影響が出てる模様。 wikipediaの伝書鳩の項 にも、
それは日本に特有の現象で、原因の探求がされているものの、はっきりしたことはわかっていない。主に猛禽類の大増殖説・携帯電話の電磁波影響説・育種上外来種偏重かつスピード重視の改良が横行した結果の3つが言われている。
という話が書かれている。
しかし、どうやら伝書鳩がおかしくなってるのは日本だけでもないらしい。
Wired Newsの2001年9月5日の記事でも「携帯の電磁波が鳥に悪影響?」という記事 があって、
ブレイン氏の話では、アンテナ塔が設置されて以来、飼育場にこれまで40年間常時出入りしていた鳩のうち、3分の2がいなくなってしまったとのこと。
という話が紹介されている。
どうも携帯電話のキャリアや機器メーカーの力が強すぎて、このへんを問題視する声が握りつぶされてるようだなあ。先刻のTVにしても、携帯電話とは一言も言ってない。
これも 電波利権 かね。
(@573)
2006年08月17日(木) [過去の今日]
#1 あんしんパパ
#2 日本を食い物にするダメ世代
ブロガーはすでに滅びの道を歩んでいる ってのを読んだ。 おもしろいなー。というか団塊世代って迷惑きわまりないという扱いだな。王蟲扱いだもんなあ。
ま、実際のところ老害が日本を駆逐してる節はなんとなく感じる。マナー違反をやらかす老人、無茶を言って会社を潰す老人、etc、etc。
言われてみれば、そういう世代は スタンダード反社会学講座で指摘 されてる、昭和27年ごろから昭和40年ごろに多発してた少年凶悪犯罪をやらかしてた世代か? 団塊世代ってその一番下あたりだろうかね。
あれ、だいたいそのころ、西暦でいうと1952〜1965年くらいに若者だった世代って、バブル期に40〜50代で、社会全体の意思決定を担ってた世代か? んで引退したらしたで資産ため込んで社会に流してないのもこの世代か? 下手に長生きしてるから相続税にも還元されないという。
つまりこの世代連中ってあれか、少年期には犯罪やりまくり、社会人になってバブルでやりたい放題、んでもって老年期になってわが身かわいさに資産ため込んで、ついでに年金たんまりもらって死んでく世代かよ。
ははは、王蟲は団塊世代だけじゃないな。もっと上から続いてるんだ。考えてみればそうだ、年金の需給資格にしろ定年退職年齢の引き上げにしろ、この世代が得するだけ得するようにできてんじゃねえか。
日本は食い物にされてる。それは南北朝鮮や中国からではなく、特定の世代によって。少子高齢化でますます老人どもの発言力は強まり、若年層の言葉は無視されていく。
はぁ、亡国へのシナリオがまたひとつここにありか……。
(@599)
@ 手動セルフトラックバック:
2006年08月19日(土) [過去の今日]
#1 「マイナーだから大丈夫」なわけない
一太郎に0day attack発生、即座にパッチが提供された そうだ。Just Systemの対応はすばらしいな。
ま、一太郎なんていまどきマイナーアプリケーションになっちまってる代物ですら、こうしてアタックが発生する。マイナーだから大丈夫とかいって安心してるそこのお馬鹿さん、気をつけようね。
(@125)
2006年08月20日(日) [過去の今日]
#1 ドラレコとLED信号機の微妙な関係
毎日新聞の記事 で、ドライブレコーダーの映像にLED信号機の光が写らないことがあるという事が指摘されていたのをIRCで知った。
LEDは常時点灯してるものと思い込んでたのだが、高輝度時の消費電力を押えるためにパルス点灯というものを使うらしい。どうやら交流の電流をそのまま使うらしく、東日本では50Hz、西日本では60HzでLED信号機は明滅してることになる。つまり秒間50回ないし60回の明滅だ。
そしてドライブレコーダーは普通のカメラを使うので、秒間約30fps、つまり1秒間に30枚の画像を記録することになる。つまりタイミングがあっちゃうと
LED|明滅明滅明滅明滅明滅明滅明滅明滅明滅明滅明滅明滅 カメラ|------撮------撮------撮------撮------撮------撮
ということになり、撮影された映像に信号の光がまったく入らないなんてことになるわけか。こりゃおもしろいな、一度その映像を見てみたい。誰かカメラもってこーい。
ってそんな不謹慎なおもしろがり方してる場合じゃないなあ。アニメや映画みたいに24fpsで記録するようにすればいいのかなあ。
(@527)
2006年08月21日(月) [過去の今日]
#1 便利すぎる世界
ググらざる知肉 という記事を見て、とうとう飽和点に来たかな、という気がした。
何がって、「便利さ」というものが。
ここ数百年、特にこの100年の間に、人間の生活はどんどん便利になってきたのだが、その事に対して人間が堕落してしまうという反論はよくあった。もちろんどんどん便利になればどんどん新しい問題が出てきて、堕落なんてしてる暇はないわけだけど、それが飽和してしまえば別。
いや、もしかしたらまだまだ飽和なんてしてなくて、ぐぐることが当り前で育った子供たちはその上でさらなる挑戦をしていくのかもしれないけど、それはさっぱり見えてない。
でもひとつ言えるのは、ぐぐったりするシステムを作るためには、やはり元記事の人がいうような「沢登りするべきときに沢登りをする」という事が必要だろうな。
IP unreachableな子育て期間も考えた方がいいかもね。
(@649)
2006年08月23日(水) [過去の今日]
#1 バカが征くのRSS
いつも楽しみにしている バカが征く なのだが、公式なRSSがない。 それで バカが征くをRSSで読む試み のRSSを使わせて頂いてたのだが、なにやら最近更新されてない模様。
親切なことにRSSを生成するrubyのソースが書かれているので、これを手元でも動かしてみることにした。 こちらのディレクトリ に置いて、 LdR に登録しておいたのだが、LdR側ではまだ見えない模様。巡回間隔ってどれくらいなんだろうなあ、LdR
(@077)
#2 「ご冗談でしょう、牧野先生」が更新されてますよー
白田先生 による 各所で話題 の 「ご冗談でしょう、牧野先生」 が更新された。何ヶ所か追記があるようだ。が、本家は繋がらないので ミラーサイト を見よう。 みんなの懸念だった(と思われる)DVDのCSS周りについて、丁寧に見解を示してくださってる。
で、結局のところやはりCSSはコピーコントロールではないという事で落ち着いてるみたい。まあやはりそうなるかあ。
もちろん、白田先生のおっしゃられるように
たとえ法文の解釈においてその行為が容認されているとしても、私の感性がそれに抵抗する(my sense revolts at the idea)のだッ....!! 。
というのは実に正しいことで、ならばルールの方を変えていけばいいのだ。もっとも、送信する側が悪いという現状でも充分だとは思うけども。ダウンロードする側は善意の第三者的な存在、というか実際にそういうパターンも想定しえてかつそれと区別を付けるのが難しいので、送信可能化権だけで充分じゃないかと。
そんな状況ありえるのか、と言われるかもしれないが、俺自身がそういう事例にぶつかった事がある。 音楽バトンのときに書いた が、ブラウザのキャッシュにいつの間にか入り込んでた(つまり何かで俺自身がダウンロードした)音楽が気に入って、あちこちの人に聞いてもらっては曲名を探しまわるという日々を数年間続けた事があるのだ。やっと判明してCD買ったけどね。これがダウンロードが違法ということになれば、俺は犯罪行為をしてしまったことになってしまう。そうなれば人に聞くこともできず、ファイルを消す権利すら無く、CDを買うに至れたかどうか……。
閑話休題。
実は複数あったというCSSに関するツッコミのひとつは俺自身だったりして、失礼にもお名前を間違えてしまうという失態にも関わらず、懇切丁寧にお返事をくださった。実にありがたい話である。
おわびに、というわけでもないが 美紗緒辞書 の固有名詞辞書に白田先生の苗字が「しらた」で変換できるように登録しておいた。ああ、下のお名前も登録しておけばよかったなあ。次のリリース(年末予定)で対応するか。
(@083)
#3 HNSで実体参照を使う方法
void GraphicWizardsLair(void);の記事 でHNSで実体参照を使う方法が紹介されていた。
っていうかこれウチへのリンクじゃん! なんで今まで気付かなかったんだ!
というわけでご指摘ありがとうございます ♥ >otsuneさん
というわけで早速使ってみたのだが……。んー、まあ確かに回りくどい。
(@119)
2006年08月24日(木) [過去の今日]
#1 クロージャ
クロージャって名前は聞いたことあるが使ったことが無い……と思ってたら はてなキーワード や 山口家の逆襲->perl-解説->クロージャ を見てやっとわかった。俺よく使ってるやん、これ。
変数の中に関数ほうりこめるなんて便利だなーとかいう認識だったのだが、これクロージャって名前があったのね。変数にほうりこむ以外にもreturnの引数に使ったりとか、いろいろ便利そうだな。
(@280)
2006年08月26日(土) [過去の今日]
#1 自前PCはセキュリティ的にもよい
会社が"PC音痴"を見捨てる日 という記事を読んだ。
なるほどな、個人PCで仕事をさせるという発想はとてもよい。ウェブアプリやリモートデスクトップのような仕組みだけを使う分には、確かに情報漏洩も起きにくかろう。
やはり時代はそういう方向に流れているのか。チープな端末とデータが集中管理されたサーバという構成に、戻っていくのか。そしてその時代が過ぎると、またリッチな端末に戻るのかなあ。そのために必要なものはなんだろうか。
(@869)
2006年08月28日(月) [過去の今日]
#1 quilt
あれ、emacs21のdebianパッケージ、dpatchからquiltに移行してたのか。うーん、これ使い方よくわからないな。GUI wrapperのgquiltなんてのもあるが、よくわからん。パッチ追加するのどうやるんだろ?
(@360)
2006年08月30日(水) [過去の今日]
#1 掲示板はWeb1.0なのか?
http://japan.internet.com/column/busnews/20060825/27.html プレイしないでもわかる日本のネトゲ事情 という記事を読んだ。
いや、いってることはいいんだけど、実際wikiとかも活用されてるし。でも掲示板がWeb1.0ってのはどうなんよ?
むしろユーザー参加型という点では本来備えてる属性であるし、不特定多数無限大を掲示板で実現した 2ch は、Web2.0が口に出される前から存在していたじゃないか。
そういう意味ではむしろ2chこそが掲示板2.0であり、Web2.0なんじゃないか?
こないだ見つけた 新月 っていうP2P匿名掲示板なんかは、むしろ掲示板3.0かもね。まだ3.0αとか、2.99かもしれないけども。
(@274)
#2 今のF1はチームプレイを否定してるのか
先日のトルコGP、セカンドドライバーであるはずのマッサがポールポジションから独走し、エースドライバーのシューマッハがライバルチームのエース、アロンソと2位争いを演じるという奇妙な展開だった。
ここは普通に考えれば、マッサは後退して2vs1の戦いにするべきだろう。なぜそうしないのかと不思議に思いつつ、まさかという思いがあったのだが……
FMotorsports.Nifty F1ニュースの トッド監督、「チームオーダー警戒した」 という記事による、
「もしあそこでマッサに対し、チームから指示してシューマッハを前に行かせていたら……という指摘があるのは知っている。
(中略)
われわれは数年前のオーストリアで、「(レギュレーションで禁止されている)チームオーダーを行った」と激しいバッシングを受けたからね。 それから学んだということだよ」
というジャン・トッド監督の言葉が痛々しい。
チームプレイをせずに何がチームか。チームオーダー禁止? ふざけるな!
そういうレギュレーションが間違ってるとしか思えない。F1のレギュレーションは恣意的だというのは確かだが、それにしたってレースを無視しすぎてないか。チームプレイのできないチームに、何の意味があろうか。
いっそのこと1チーム1台にしてしまえ。その方が現状のチームオーダー禁止に合ってる。
(@392)
#3 差別利権
2chに、 【真相】教育界は朝鮮人に乗っ取られた?【解明】 というスレッドがあることを教えてもらった。1だけ引用すると、
1 :実習生さん :2006/08/13(日) 08:45:42 ID:kRHpRU2C このスレは、下記のレスがきっかけとなり立ちました。 確かに誤情報の可能性もあります。しかし、これに似た事例として TBSが朝鮮総連に乗っ取られた事例があるため、事実の可能性も 高いです。真相解明のため、些細なことでもよいですので情報提供 よろしくお願いします。 590 :実習生さん :2006/08/11(金) 22:42:56 ID:I5cZcrca 1次試験合格の方、おめでとうございます。 今回、不合格だった人も、次に向けてがんばってください。 まあ、ここまでは表面的なもの。私は教員ですが、みなさん 知っていますか?、例えば、1次まではいつもいくんだが、 2次で落ちる、なぜあんな奴が現役、もしくは1年の非常勤ぐらいで、 採用試験に合格するんだ。たぶん、コネとかで合格したんだろう。 とか思っているでしょう。おそらく、少しは当たっていると思います。 でも、完全に実力で合格した人もいると思います。 いや、そう信じたい。前振りが長くてすいません。私、4ヶ月前に、 起きたちょっとしたことからいろいろ調べました。 (ひそかにメチャクチャ調べました、何かにとりつかれた様に) それでわかったことは、私の県だけでなく、おそらく全国の学校の 教員はあるネットワークが存在している、そのネットワークとは つまり、朝鮮系日本人つまり、帰化人によって牛耳られているということです。 要するに、最近教員に採用されているものは朝鮮系日本人ということですよ。 まあ、採用者すべてではないでしょうが、かなり多い、いや、異常なほど、 つまり、純粋な日本人はますます排除されていくということです。 ただ、私の調べたことがすべてウソ、間違いであって欲しい。 と、本気で思います。まあこの内容について信じる信じないは あなたの自由です。ただ、くどいようですが、すべて妄想であってほしい。
というもの。以降には、TV局が同様に乗っ取られたケースが書かれている。
これが事実かどうか、今の俺には確認するリソースがない。が、いろいろと心当りがあるのも確か。教育や報道だけでなく、政治なんかもね。
もっと言えば、民族差別が助長されたほうがいいと考えてる人が流してる情報とも捉えられる。そうすることで何かしらの利権が動くというわけだ。
差別利権というのは同和問題などでも問題になってるが、在日朝鮮人問題も含め、ほとんどネットでしか情報が出回ってない。多くの人が知らない情報であったりする。
それは何故かと言えば、マスコミが積極的に取り上げないからなのだが、もちろん問題が微妙すぎるというのも理解はできる。
一番扱いやすいのは性差別問題なのだが、これも逆差別になっていることを声高に言う人はなかなかいない。
結局、差別されてるということで利権(逆差別含む)を得る人がいる。そういう人らが抗議活動などで利権を守っている。
世の中のこういう構造を是正しないと、真の平等は成り立たない。差別問題は微妙すぎるのはわかるが、だからこそきちっと向かい合わなくてはならないだろう。それが自由と平等という現代国家の理念を貫く道になるはずだ。
(@476)