2006年07月09日(日) [過去の今日]
#1 YouTubeのキセキ
404 Blog Not Found で アメリカではYouTubeがテレビ局や著作権協会と協力している という話を読んだ。同じハッケソ元から youtubeがアメリカのTV局NBCと戦略的提携を結んだというプレスリリース も見つけた。
YouTubeはたかだか従業員22名の小さな会社だそうだが、その影響力はすさまじいようだ。俺はヘンテコ映像や懐かし映像が見られて著作権的にグレーだくらいの認識でしかなかったが、どうもそんなレベルじゃなかったらしい。
Life is beautiful の「見たい番組の存在は『放送後』に知ることが多い、だからYouTube」 という記事で、すでにTV視聴のあり方が変わっているという話を先日読んだところだった。それはもう局地的な話じゃなくて、世界的に広まりつつある潮流ということなのだろうか。日本でそれが成功したのは 涼宮ハルヒの憂鬱 くらい *1 だが、今後もこのような成功例が出てくるかもしれない。
404 Blog Not Foundの記事のほうでは
YouTubeは、電波塔2.0である。
という一言があった。 なるほど、という感じ。YouTubeが電波塔として機能すれば、確かにおもしろいだろう。収益も出るし、いいことづくめだ。
そこまで考えて、はたと フジテレビ、「YouTube」的な動画投稿サイトに参入 というのは、もしかしたらフジテレビ社内にそういう匂いをいち早く察知した人材がいたのかな、と思い至った。まずありえない話だとは思うのだが、フジサンケイグループといえば80年代にすでにパソコン通信とラジオ放送のコラボレーションなどをやってた、この手の分野では先駆者もいいところ。もしかしたら、という気がしないでもない。
(@056)
@ なぜWinnyは電波塔2.0になれなかったか:
んー、やはり管理者不在ってのがまずかったかねえ。逮捕なんかしないで要請という形にすればうまくいったかもしれないが……。まあ、警察は文化発展や日本の国際競争力なんてどうでもいいだろうしなあ……。
しかしこれは、Web2.0 vs P2P という構図でもあるな。P2PよりWeb2.0ということか。もっとも、bittorrentあたりはかなりの成功を納めてるし、P2Pが無くなるわけでもないだろうけど。
んー、P2PなYouTubeとかあってもいいと思うんだけどな。