狐の王国


2006年07月11日(火) [過去の今日]

#3 韓国漫画事情

痛いニュース で韓国漫画に対する批判が出ているが、正直なところ俺はこれがまっとうだとは思わない。韓国でも日本のアニメやゲームが広く知られてるのは周知のとおりだが、作家のレベルも確実に上がって来ているのである。

例えば、MMORPGの テイルズウィーバーマビノギ のイラストを見てみるといい。日本産だと言われても信じてしまう程、イラストのレベルが高く、雰囲気も日本産と変わらない。

また、俺の好きな漫画のひとつに 新暗行御史 という漫画があり、これは劇画風のタッチだが、よりかの手塚治虫を源流とする「漫画的」な雰囲気がちゃんとある。言い換えれば、外国の漫画絵にありがちな違和感が無い。

そういう、日本漫画文化の潮流に乗った海外の作家が生まれて来ているということは、どうあがいても否定しきれない。そしてそれは直接日本人作家のライバルになるということでもある。

そう考えたとき、リンク先のような「どうやっても日本には追い付けまい」などという楽観視は逆立ちしてもできないのである。日本人よ、危機意識は持っていろ。

(@262)

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Sugano "狐志庵" Yoshihisa(E) @ 美紗緒ネットワーク <koshian@misao.gr.jp>
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