狐の王国


2006年05月01日(月) [過去の今日]

#1 ゲームソフトの単位は「本」だろ

昼頃のテレビのニュースで、ゲームソフトを万引きした少年らが逮捕されたという話をしていた。それ自体は目新しいとは思わなかったのだが、ニュース内でゲームソフトの数を「枚」で表現していたのが気になった。

ゲームソフトは通常「本」で数えるものだが、確かに昨今のゲームはCDやDVDが媒体であり、知らない人からは音楽CDのように「枚」で数えてしまうかもしれない。

しかし、やっぱり「本」だよなあ、と思って、はたと気付いた。いったい誰がゲームソフトを「本」で数えることにしたんだろうか。ゲームソフトの歴史など、ここ30年もないはずだ。しかし既にソフトウェアを「本」で数えることは定着してるようで、 福島中央テレビ ちょっと便利帳 ものの数え方・助数詞(か行) には、

コンピューターソフト(ウエア) 一本、一式、一パッケージ、一ライセンス

と書いてある。 その上部に

こんぱくとでぃすく コンパクトディスク 〔CD〕 一枚

などと書いてあったりもするので、CDに入ったソフトウェアはどうなんだ、という気もしなくは無いが。

なんにせよ、言葉というのは意外に短期間に新しいコンセンサスが得られるものなのかな、という気がした。もちろん、メディアの発達あってこそかもしれないが。

(@160)

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#2 X11R7

aptで保留が増えてきたので、そろそろやるかと移行開始。依存関係で悩まされたが、まあxserver-xorgあたりがゴネててdeb落してきてdpkg -iとかやったらなんとなくうまくいったっぽい。

とりあえずFontPathに/usr/share/fonts/X11 *1 を加えて起動してみると、ちゃんと動いた。今のところトラブルは無い。


*1: 新しいXのフォントはこっちに入る。旧来の/usr/X11R6/lib/X11/fontsはobsoleteだが、まだフォントが残ってるのでFontPathからは消してない。
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#3 emacs20

X11R7に移行したせいで、emacs20が立ち上がらなくなった。

$ emacs20
Opening input file: no such file or directory, /usr/lib/X11/locale/locale.alias

そんなファイルはもうねえよと。 まあ、そもそもobsoleteなバージョンだし、しょうがないのだけども。

しょうがないからといってemacs20をあっさり捨てるわけにもいかず、前に作っておいたemcws20を使うことにした。しかし、こいつも同じエラーを吐くので、再コンパイル。無事動いた。

(@578)

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#4 俺的ブラウザ戦争

俺がいままで使ってきたブラウザは、IE2〜6、Netscape4、Mozilla、Firefox、lynx、w3mといったあたりだが、この中ではっきり好きだと言えるのはw3mだけだ。それはキーボードだけで操作できて、かつtableにも対応したブラウザというとこれくらいだからだ。しかし、メインブラウザは悲しいことにFirefoxなのである。

この理由はいくつかあって、もちろんflashコンテンツやJavaScriptを使ったページを閲覧するというのも理由のひとつではあるのだが、それ以上の理由は速度である。

w3mはテキストブラウザだし、速いことは速いのだが、複雑なレンダリングとなるとFirefoxのほうが速い。しかも「読む速度」という観点からは圧倒的にFirefoxのほうが速いのである。

その理由はRSSリーダーとタブである。例えばアンテナのようなリンク集を全部見るとすると、w3mでは見たら戻るという動作が必要。そのたびにレンダリングしなおされる。これがFirefoxならミドルクリックで全部タブに一気に貯めて、読んだらタブ閉じしていくだけ。体感速度の差は比ではない。RSSリーダーをw3mで使おうとしても、同じような問題にでくわすだろう。

Emacs-w3mはそれを解決してくれそうに思えるが、これは非常に遅いので、利便性はあがっても速度問題は大きくなる。

何かいい解決法は無いものかのう。

(@802)

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#5 寝るのが恐い

ふーん。

寝るのが恐い の検索結果 約 401 件中 1 - 10 件目 (0.05 秒)
寝るのが怖い の検索結果 約 13,400 件中 1 - 10 件目 (0.06 秒) 
寝るのがこわい の検索結果 約 149 件中 1 - 10 件目 (0.36 秒) 

けっこういるんだな、寝るのが恐い人。

(@919)

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2006年05月03日(水) [過去の今日]

#1 MSはやはり敵である

某動画サービスを見るのに、Windows Media Player のインストールを求められる → 自動でインストールが始まり、動画が再生される → 1日たって気付いたらWindows Updateが来ている → 昨日入ったWindows Media Playerのセキュリティパッチだった……

というわけで、俺はMSの奸計にハマってセキュリティパッチの当たってないWindows Media Playerで動画を見させられたわけだ。自動でインストールが始まってシームレスに動画再生ってのは問題すぎる。

やっぱりMSは敵だ、敵以外の何者でもない。

(@539)

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#2 MSとDELLに繋がらない

何か攻撃でもされてんのかな。

(@950)

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2006年05月04日(木) [過去の今日]

#1 サンマリノGP

やっと見れた。

ていうかね、何あのホンダ勢のていたらくは。まあ井手の下手投げは見事と言う他無いのだが、これはSAF1のほうなのでまあ比較的どうでもいい。ホンダのピットチームはいったい何を考えてるんだろう。あれだけ豪快にピットミスしてりゃ、そりゃ勝てるものも勝てなくなる。

それにひきかえ、フェラーリのピット作業の見事なこと。41周目、アロンソが痺れを切らしてピットに入るやいなや、翌周ピットに飛びこむミハエル。この42周目のタイムはわからないが、きっと必死に走っただろう。そして一閃、瞬く間にピット作業を済ませてトラックにマシンを送り出したピットクルー。どう考えても不利なはずの状況を、これでひっくりかえした。ミハエルとクルーの勝利に対する執念、貪欲さはすさまじい。

ホンダに足りないものはこれだ。何が何でも勝つというモチベーションだ。これがあればピット作業も必死に練習するし、そうすれば早く正確になりミスも減るはず。それができてないのは、モチベーションの不足に他なるまい。

今思えば、現ホンダの前身BARホンダにおいて、モチベーションの塊のようなあの佐藤琢磨が結果を残せなかったのは、この熱意のギャップに原因があったのではないだろうか。そんなことすら思う程、ホンダのクルーたちのモチベーションは低く見えるのである。BARはBARであって、買収されたからといっていきなり全員がホンダマンになるわけじゃないだろう。だからといって、熱い伝説の数々に彩られたホンダの名前には、彼らは似つかわしくない。それは間違いない。

(@403)

アロンソとミハエル:

しかし、すごいなと思うのはミハエルのドライビングテクニックと、ルノーの安定性だ。アロンソとのバトル中、ブレーキとアクセルの開度が表示されていたが、ミハエルがブレーキ中も小刻みにアクセルで姿勢を制御し、エンジンの回転数を保っているのに対し、アロンソはゲームのようにアクセルとブレーキをオンオフしていた。

これはミハエルのテクニックの凄さと、ルノーの安定性の高さを示していると言えるだろう。どちらも高評価に値するのではないだろうか。そしてこの両者がほぼ互格の戦いをしていたということは、まだまだアロンソはミハエルに敵わないという当然の結論が導かれるのである。そしてミハエルとフェラーリに見られる「ちょっとでも速く」するための努力、これこそが5年連続チャンピオンという結果をもたらした、最高のモチベーションの現れではないだろうか。

もちろん、テクニックだけの世界でもマシンだけの世界でもないので、この両者の戦いの結論が出るわけではない。が、ギリギリの状態のとき、このミハエルの「ちょっとでも速く」という意識が、どこかで差を産むことになるかもしれない。

(@486)

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#2 本当はすごい「Windowsの互換性維持」

Life is beautifulの記事「Windows95と地上の星」 でハッケソ。

へえ、Windowsの互換モードってこうやって作られてたのか。表題記事は外部から、ハッケソ元は実際にWindowsの互換モードを作ってた人の手による回顧録のようだ。

確かにこれだけのデータベースを作り上げるくらいなら、エミュレータを作っちゃったほうが速いかもなあ。Vista以降はVirtualPCが付属するんだっけ。使ったことは無いが、便利に使えるといいね。

(@432)

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#3 みんなわがままになっている

/.-jのこのスレッド のことかなあ。

Winny等を使って従来では視聴できなかった作品が視聴できるようになった、というのはそれ自体はすばらしいことなんだよね。版元の都合でリリースできないものってのはたくさんあって、それは市場が小さすぎるからだったり、契約のとれたTV局が地域限定だったりと、いろんな理由がある。それは今まで解決法が無かったから我慢もできたのだろうが、インターネットの出現によって解決法が産まれてしまった。

いま、「インターネットの出現によって」と書いた。「Winnyの出現によって」ではない。実は動画や音楽の非合法交換の歴史というのはけっこう古く、アンダーグラウンドのFTPサイトやウェブサイトでは、そのようなファイル交換コミュニティが形成されていた。

ファイル交換はP2Pじゃなくても存在する:

俺がPC UNIXをいじりはじめた頃の話だ。まだISDNのテレホーダイだったのだが、身内でちょっとしたファイルをやりとりするためにFTPサーバを立ち上げていた。テレホーダイで浮動アドレスなので、あまりセキュリティは気にせず、anonymousで書き込みもできるようにしてあった。しかし、ふと気付くとHDDの消費量がやけに上がっている。よく見れば、HDDにはソフトウェアや音楽のコピーがごろごろと……。ログを調べてみると、どうやらフランスやイタリアからアップロードされたものらしかった。そんなところから日本のanonymous FTPサーバを見つけてファイル交換に利用していたのだ。俺は驚き、慌ててanonymousでの書き込みを禁止し、当該ファイルを削除した。

2006年の今になっても、こういうコミュニティは世界各地にある。特に日本のアニメは人気が高く、UHFで3局程度でしか放映されない番組も、翌日には中国のサイトなどで発見されるという話も聞く。

P2Pファイル交換ソフトの出現は、こうしたコミュニティの勢いを加速したのは確かだ。だがP2Pやファイル交換ソフトが本質なのではない。

わがままだという断罪は無価値である:

もちろん、上記のようなファイル交換は違法である。しかし、視聴する機会が無い作品は我慢できても、非合法とはいえその機会があるのに我慢しろというのは酷は話ではある。不可能ならしょうがないが、可能なのに視聴できないというのはストレスがたまるものだ。それをわがままと言ってしまうのは簡単だが、それでは何も産まれない。そもそも逆に視聴させないのは版元のわがままとも言えるではないか。それに、文明というのは人間のわがままを実現することで発達してきた。

風呂が無かった時代のことを考えてみよう。風呂など入らないのが当り前だった時代は、あったはずだ。せいぜい水で身体を洗う程度か。それがお湯の発見により、より効率的に汗や汚れを流せ、石鹸の発明により油脂を流す手段が確立された。そしてそれが普及したのは、そこから得られる快楽が原動力であろう。今では風呂に入らないことのほうが非倫理的だと言われる。誰も風呂に入ることがわがままだなどとは言わない。

今、インターネットとP2Pが実現したのは、身体をさっぱりさせる技術ではなく、作品を限りなくゼロに近いコストで配信/受信する技術である。それによってP2Pユーザーは作品を視聴する快楽、おそらく一生かかっても視聴し切れない作品に埋もれる快楽を手にした。これは作品を見られないという飢餓状態からの脱却であり、本質的には身体を洗えないという不満状態から風呂によって脱却したのと変わらないだろう。

そしてここで気付かされるのは、従来は「制作コストを流通コストに上乗せして回収していた」ということである。つまり、流通は物品の流通だけでなく、コストの流通にも利用されていたという、考えてみれば当り前の話である。しかし、流通コストが限りなくゼロに近付いたことで、そこに制作コストを上乗せするのが難しくなってしまった。結果、非合法の流通が跋扈し、制作コストの回収も利益の取得もできなくなっている。

そう、簡単にいえば権利ビジネスが時代においてけぼりにされてしまっているということだ。これをわがままと断罪して終らせるわけにはいくまい。人のわがままは、飯の種になるからだ。

そうして飯の種にしてしまったのがiTMSだろう。音楽ファイルを比較的自由に取り扱える形で販売し、けっこうな利益をあげている。そしてiTunesという優秀なソフトによって、購入コストを下げている。そう、「購入コスト」だ。

流通コストは実は「ユーザーの手に渡るまで」ではない。それは販売側の考える流通コストであって、ユーザー側が販売価格外に負担している流通コストも存在する。それは店にいって買って帰るという、ショップからホームの流通だ。このコストを無くして成功したのがアマゾン *1 であり、iTMSなのだ。そして各種P2Pもまた、このコストを無くして広まったのである。

流通コストが限りなくゼロに近付いたとき、別経路で制作コスト回収と利益取得を行わなければならない。それを実現した企業がいくつも出てきて実証してるというのに、まだそれを「わがまま」の一言で断罪してしまうのか。Web2.0をただのバズワードだと思い込んでる人も多い現状では、それも致し方ないのかもしれない。

ただ、確かに言えるのは時代は変わっているということだ。流通コストゼロが見せる未来は、もう目の前にある。そこにビジネスチャンスを見出せた企業だけが、新しい時代を作り上げていけるだろう。

もう一度言う。わがままだと断罪してしまうだけでは、何も産まれない。金にならない。利益をあげられるのは、わがままを実現した企業だ。

(@492)


*1: 1500円以上で送料まで無くなっちゃうのはすごいと思う。1400円くらいだとむりしてももう1冊買っちゃおうかと思ってしまう。
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2006年05月05日(金) [過去の今日]

#1 おみくじパーツ

「今日のひとこと」というblog向けミニアプリ を見てiframeっておもしろいなーと思わず作ってしまった。

<iframe src="http://www.misao.gr.jp/~koshian/oracle/oracle.pl"
    marginwidth="0" marginheight="0"
    border="0" frameborder="0" scrolling="no"
    width="80%">
</iframe>

というようなコードを埋め込んでおけば表示される(はず)。実際にこのサイトのサイドバーにも表示してみた。

登録もできるようにしておいたので、楽しんで欲しい。

(@053)

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2006年05月06日() [過去の今日]

#1 こっちもどうでもいいや

某所でリンクもトラックバックもしないと宣言されつつ、 先日の記事 に反応があった。あちらに追従してこちらもリンク無しにしておこう。

「なんでもやっていいわけじゃない、我慢すべきところは我慢しろ」なんてのも当然の話ではあるんだが、だからって目の前にニンジンぶら下げられて手を取らずにいられるかというのは別の話。

一言いいたいのだが、「版元のわがまま」と「作者のわがまま」はまた別個の問題だわね。作者がもっと人に見てもらいたいと思ってても、版元のわがままで見てもらえないなんて事例はあちこちで散見される。

しかし、よく見てみれば、俺がこんなところで版元にエールを送る必要は無いのかもしれない。HDDレコーダという商品がこの世に産まれてずいぶんたつが、これを「Winnyみたいだ」と形容した人を見掛けたことがある。

最近よく知られるように、Winnyユーザーは検索ワードに引っかかったファイルを全部ダウンロードするように設定し、気に入ったものだけ見ているらしい。HDDレコーダにも実はキーワード設定があり、そのキーワードに引っかかった番組を全部録画するように設定できる。キー局だけでなく、CSなどの番組も含めればその数は膨大であり、見切れない程の番組が録画される。

こういう視点でHDDレコーダを見てみたとき、これは「合法的なWinny」なのだと言うことができる。「わがまま」と形容されたWinny的需要を(部分的ではあるが)金に変えたという点で、先日の記事で例示したiTMSやアマゾンと同じわけだ。

偶然にも時を同じくして、アルファブロガーと呼ばれるような人たちも同じことに関心を寄せていた。 たけくまメモの「ソフトがタダになる時代」 と、その返答である 404 Blog Not Found の「タダより儲かるものはない時代はくるか?」 だ。 そこで見つけた b3 annex の「フランス国立視聴覚研究所(INA)がネット公開した番組10万本の衝撃 や、 50万本のNHK番組をネット配信解禁検討というニュース 、さらにはYouTubeの興隆、 そのYouTubeのフジテレビ版 などなどを見ていると、もはや何も語るべき事は無いようにも思える。すでに時代は動いていて、それに乗って来てる企業がこれだけ出てきているからだ。

そういう意味では、こちらとしても「もうどうでもいいや」な話なのかもしれない。

ただし……:

ただ、ひとつ言えることは、アンダーグラウンドでのファイルのやりとりが無くなりはしないだろうということだ。彼らは金を出すのが惜しくてやってるわけじゃなく、それ自体が趣味になっているからだ。

Winnyが興隆を極めてしまったのは、その容易さと潜在需要の開拓に起因する。潜在需要と容易さの面で勝てば、Winnyユーザーはぐっと減るだろう。残りはどのみち金にならない「趣味的」な連中なので、放っておけばいい。アンダーグラウンドがアンダーグラウンドに帰るだけのことだ。

(@451)

追記:

もちろん、不正を放置しろと言ってるわけじゃない。どのみち金にならないところにコストかけるのはバカらしいぞ、というだけのことだ。

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#2 キレやすいのはなぜか

前の記事と関連はしてるのだが、話の中身には関係無いので別個に書く。

キレやすい、我慢できない、そういう人が増えてるのだという。ニュースで見掛ける事件にそういうのが多いから、そういう印象を受けるのだろう。実際は増えたのか減ったのか、と聞かれたら、「実は変わってないんじゃない?」という答えもありえるかもしれない。

でも実はそうじゃない。実際にキレやすくて我慢できない人は増えているはずなのだ。

人間というのは、快楽 *1 を知らなければ快楽を我慢できるのである。知ってしまった快楽を我慢するのは、ものすごくストレスになる。そして現代は、たくさんの快楽が溢れている。

子供の頃からタダ同然でテレビが見られて、そのテレビは24時間延々と視聴者の脳内に快楽物質を発生させるように作られた *2 番組を流し続け、水が当り前のように水道をひねれば出てくるのはおろか、お湯まで当り前のように出てくる。交通機関の発達で遠出も楽になり、庶民が負担できるコストで外国に見聞しにいけるようにまでなった。PCとインターネットが当り前にある時代では、小さな図書館で必死に資料を探すなんて想像できなくなりつつある。

これだけいたれりつくせりで快楽を享受できる環境にいれば、我慢する力など培われるはずはないだろう。アメリカのエコーブーマー世代も、「すぐ結果を求めがち」という傾向があることはよく言われてる。

では不便な生活に戻ればいいか、というと決してそうではない。教育が必要なだけだ。だから俺は子供の夏休みには、ぜひキャンプなどに連れていってあげて欲しいと思う。そこで火を起こしたり、魚を取ったりして、昔の生活に近いものを体験させてあげてほしい。自分が連れて行けなくても、そういう体験学習をやってるところはいくつもある。そこにほうりこんでやるのもいいだろう。

別に毎日我慢などさせなくていい。必要な時に我慢するだけの力を培っておいてあげてほしいだけだ。そして、それはそんなに難しくないはずだ。

(@481)


*1: ここで言う「快楽」は一般的なニュアンスとはやや異なるかもしれない。 快楽主義 のいう快楽である。
*2: まわりくどく言ってるが、ようするに「おもしろい」ということである。
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#3 CSA通信プロトコル

./-jのコンピュータ将棋の記事 から辿ってハッケソ。将棋AI同士の通信に使われるわけだが、人間同士の対戦にも使えそうだね。IDとパスワードが暗号化できればなおいいのだが、SSL使えばいいのかな。

さらに記譜データの規格まで作ってある。こういうのに対応して将棋アプリ作れば、公開されてるデータを活用できるわけかー。

(@584)

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2006年05月08日(月) [過去の今日]

#1 RSSのitem数

2〜3日見てないと、RSS内部に未読エントリしかないという状況はつらい。せめて3日分くらいは置いといてもらえまいか。

中には1日に更新する数よりRSS内部のエントリのほうが少ないという、悲しいサイトもある。そんな1日に何度も見に行けないよ!!

(@352)

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#2 匿名性の担保は誰がやる?

考えてみれば、匿名性の維持というのはサービス提供者が行えばいいのだよな。例えば自分のblogに匿名で発言したいという人がいれば、それは表向き匿名でできるようにして、発言自体はアカウントが無いとできないようになっていてもいい。つまり、blogを見てる人からは匿名にしか見えないけど、blogの管理者には実名が見える。

P2Pサービスの場合はサービス提供者がいなかったりもするので、そもそも難しいな。こっちのほうは従来通りISPに担保してもらうしかないか。

(@396)

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#3 今田から聞いためっちゃ怖い話

blogmap でハッケソ。

なるほど、これは恐ろしい。恐ろしすぎるな。

ネタバレになるので脚注 *1 にちょろっと書いとく。 (@831)


*1: いや、警官の制服着てるからって信じちゃダメだね。警察手帳で身分を確認したら、所属警察署に電話して確認するくらいのことしたほうがいいのかも……。
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2006年05月09日(火) [過去の今日]

#1 ボトルネックはファーストワンマイル

前にも反応した「日本のインターネット、マジやばくね?」 の続きだそうだ。

前回はサービス業者が帯域使いまくってインフラ業者が怒ってるよ? という話だったのだが、今回はサービス業者の帯域が狭いよ、という話。どちらも本質は末端ユーザーの帯域が広すぎるということだねえ。

確かにサーバの回線なんて10Mbpsもないことも多いし、対してADSLでも20Mbps出ることもある。実際、我々FTTHユーザーが回線を使い潰すことのできる相手というのは、フレッツスクエアの回線速度計測くらいしかない。

うちもBフレッツなのだが、フレッツスクエアでの計測でだいたい80Mbps程度の速度が出ていた。ところがISP(DTI)に繋ぐと一番速い計測サイトでも40Mbps程度である。これだけでもISPがひとつボトルネックになっているようにも思えるが、じゃあ40Mbpsでダウンロードできるサーバが他にあるかというと、1〜2個あるくらいで、それも滅多に使うものではない。

じゃあこれが不均衡で、ダメなことなのか、というと実はそうでもない。

確かに単一のサービスで帯域を食いつぶすことは不可能だが、それゆえのメリットもある。それは複数のサービスを同時に使えるということだ。

例えば、ISDNの頃はダウンロードを仕掛けておいたままネットゲームに繋ぐと、ラグがひどくて遊べたものではなかった。今はゲームももっと帯域を使ってるはずだが、それでもダウンロードを同時にやれる *1 し、ゲームをしながらボイスチャットをしててもまったく問題無い。

そう、同時に複数のサービスを使えるようになった、というのが広帯域回線の最大のメリットなのである。それに家庭においては一人が回線を使うわけじゃなく、同時に数人が使う可能性もある。昔はゲーム中に家族にストリーミングなど見られてたらたまったものではなかったが、今ではGyaoだろうがなんだろうが好きにやってもらってかまわない。

こういうメリットが享受できる以上、サーバ側の回線が末端ユーザの回線より細くても、全然問題無いはずである。サーバ側はサービスに見合った回線を用意すればいい。

が、これまで述べてきたことは、すでに過去の話だ。

いまだにC/Sモデルだけで語るのは、ちょっとまずい。今はもうP2Pサービスがいくつも立ち上がってる時代だからだ。

そもそも回線を使い潰してる代表としてあげられたSkypeも、サーバ側の回線は大した帯域は確保してないはずだ。サーバは認証くらいにしか使っておらず、実際のサービスはP2Pで提供されてるからだ。

そう、P2Pは末端ユーザー同士を直接結ぶ。サーバ側回線なんてそもそも考える必要が無い。音楽や動画の配信でも、P2Pを利用する方法が考えられている。

また、最近はBフレッツを業務で使うパターンも少なくないようだ。サービス側がBフレッツでユーザー側もBフレッツ、P2Pと同じ末端同士の接続パターンであろう。実は商用回線が提供してるような高信頼性というのは、あまり求められてないのかもしれない。いや、これはBフレッツの信頼性が高すぎるだけかもしれないが。

帯域制限したほうがいいんじゃない?:

そもそも利用帯域が増えまくってるのは確かに問題ではある。P2Pがあるからといって、そこが完全に解決するかというとそういう問題ではない。

だから、NTTもいつまでも「100Mbpsですよ!!」とか言ってないで、ちゃんと帯域制限したほうがいいんじゃないのか。通常のユーザーであれば、1Mbpsもあれば充分なはずだ。制限無しは倍料金取ればいい。

それにFTTHは現状ではけっこう高い。帯域制限で安くできるならそのほうがうれしいユーザーも多いはずだ。地域的建物的な問題でADSLが入らず、いまだにISDNを使ってたり、逆にVDSLしか入らなかったりしてるライトユーザーはけっこういるのだ。

(@322)


*1: といってもどうせすぐ終っちゃうんだけど……
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#2 security.debian.orgにstoneで繋いでみる。

むほ、Not foundでやがる。

そうか、Virtual Hostか。stone動かしてるhost名送っちゃってるのかな。うーむ、直接繋ぐとISDN経由しちゃうので避けたい環境なのだが……。

(@839)

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2006年05月10日(水) [過去の今日]

#1 気に入ったbittorrentクライアントが無い

うーん、gnunetみたいにUIと本体が分離されてるようなものは無いのだろうか。バックグラウンドで起動させて放置したいのだが、それに適したものが見当たらない。

こういう仕様だからシーダーがすぐいなくなるんじゃないのか。立ち上げたら放置、という堕落さが、P2Pには必要な気がする。

(@359)

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#2 ヨーロッパGP

ニュルブルクリンクは強い奴がとことん強いサーキット。やはりというかなんというか、シューマッハは強かったし、ジャックもなかなかいい感じだった。

アロンソは「2位でいい」なんてこと言ってたけど、内心はけっこう悔しいはず。今回もまだ13ポイント差があるとはいえ、こんなの1回リタイアして1回優勝されたらあっというまに3ポイント差になっちゃうからね。

しかし、井出はライセンス剥奪かあ……。2002年の琢磨はもっとひどかった気もするけどなあ。せめて2号車で走らせてあげたかったな。井出の乗ってた1号車そのものが劣悪だった可能性もあるんだし、実際2号車に乗ったモンタニーは琢磨とタイムも接近してる。

これでFポンチャンプというステータス自体が相当揺らいでしまった。今後のFポンの活動にまで影響しなきゃいいのだけども……。

(@666)

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Sugano "狐志庵" Yoshihisa(E) @ 美紗緒ネットワーク <koshian@misao.gr.jp>
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