狐の王国


2006年05月22日(月) [過去の今日]

#1 警察は市民の味方ではない

東京新聞の記事 「サウンドデモなぜ摘発」セキュリティホールmemo でハッケソ

警察の指示に従いながら、フリーター団体が主催したデモを、いきなり当日逮捕したんだとさ。

ま、警察も一枚岩じゃないから、指導した側と逮捕した側で意見がわかれてたんだろうね。それじゃ困るんだが。そういえば、俺もよく学校で先生の許可とってやってたことを別の教師に咎められて(というかいきなり殴られて)、怒られたこと(叱られて、ではなく)あったなあ。栃木の教員レベルの低さの現れだと今でも思ってるが、警察組織も同程度か。こういうの、困るんだよね。内側は一枚岩じゃなくてもかまわないが、インターフェイスは一枚岩でなくては身動きがとれない。

そもそも、警察は市民を守る組織ではなく、市民を監視する組織なんだわな。「守る」という観点ならこんな騙し討ちはしなくていいし、駐車違反も夜中に警告張りに来て明け方回収するようなことはすまい。「監視」という観点だから、基準からはみ出た行動を「法律を利用して」制限する。そう、法律が基準なのではなく、基準はどこかにあって、そこに市民を踏みとどまらせるためのツールとして法律を使ってる。そう考えれば、 office氏逮捕事件Winny作者逮捕事件ドライバー持ってるだけで逮捕された事件元国家公安委員長が違法な職務質問受けた事件 も ぜんぶ説明が付く。

まあ、守ってくれるのは金を出した分だけ働いてくれる弁護士ってことかねえ。こっちも法律をツールとして利用して防衛するってことだろな。

イノベーションは警察が許可したものだけ、あるいは許可せざるを得なくなったものだけが、合法とされるのかねえ。体制の腐りっぷりの割りに、持ってる権限が大きすぎるな。

(@115)

むう……:

友人からの指摘で気付いたが……このサウンドデモの主催者や協力者を調べてみるとなかなか……こう……「赤い」ですね……。

まあ、かといって警察に対する俺の意見が変わるわけでもないし、今回の事がまっとうな話だとは思わない。警察ももう少し上手にやれないのか、という意味ではむしろ無能の烙印を押したくなる衝動にかられる。

(@196)

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#2 google trends

あるふぁたんとこ でハッケソ。

これ面白いね。使い方は簡単、トレンド比較したいものをカンマで区切って入力するだけ。

F1 vs Indy を見ると、コロンビアの首都ボゴタで圧倒的なトップ。マクラーレンのコロンビア人ドライバー、ファン・パブロ・モントーヤの人気がうかがえる。2位と3位はスペイン、これはやはりスペイン人ドライバーでディフェンディング・チャンピオンのフェルナンド・アロンソの人気の高さだろうね。オーストラリアGPの開催地メルボルンは9位だが、やはりIndyも開催されるせいかこちらの人気もなかなか高い。

各種BSD対決 も興味深い。LanguagesランキングではFreeBSDがウクライナ語とロシア語が圧倒的多数で3位の日本語を引き離す。4位がコリア語、9位に中国語とアジア勢が大健闘。しかし、中核であるはずの英語がトップ10にない。FreeBSDは英語圏外での利用が多いのか? それとも国際的なプロジェクトであることの証明なのだろうか。

Honda vs Toyota では、Citiesで北米一色。やはり車社会といえば北米なのか、と思いきや、RegionsとLanguagesではUSA/Englishを押えてタイがトップ。なぜいきなりタイなのだろう? しかしどちらも日本企業なのに、国内都市も日本も日本語もトップ10入りしてないのが不思議。

他にも 柔道の圧倒的普及度を見せつけられたり船橋では秋葉原という呼び方をする人が極端に少ないことがわかったり と、切りが無い。

これは面白いサービスだなあ。このランキング加工してblogにはっつけたり出来たらおもしろそうだ。

(@309)

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#3 missing you, to xine from yumiko

うわあ、すげえ。このyumikoって子むっちゃかわいくて評判だけど、やってる内容がすげえ。逃げられた彼氏に向かって歌とビデオのメッセージをyoutubeにぶちあげちゃってるよ。ネタかマジか知らないけど、すげえなあ。

で、その彼氏ってのが E.M.C. Monkeys っていうアクション俳優チームかなんかみたいなんだが、そこの Xin って奴らしい。コメント見ればわかるけど、 Urban Ninja って名前の動画がやっぱりyoutubeにあがってる。

いや、こんだけかわいい子ふっちゃったんだから、妬み嫉みで四面楚歌間違い無しなんだけど、ここまでやられんのもつれえなあ。

まあ、このyumikoって子、何者か知らないけど、ルックスもグッドだし歌もお上手のようだし、パフォーマンスもたいしたもんだし、ちゃんと芸能界で生きて行けるんじゃないだろうか。男の事なんざ忘れて幸せになってもらいたいなあ。

(@380)

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#4 挑発に乗ったら負け

元日テレアナウンサー薮本雅子のblogが炎上してる ようだ。後輩が盗撮した件で、盗撮される側の意識の低さを指摘したのが原因らしい。

というか、記事の内容自体はまともな話で、至極当然。問題はタイミングと導入かねえ。現代日本人というのは実はかなりモラルが欠落してるので、叩いていいという雰囲気が簡単に出来やすく、また実際に叩きに出る人達も非常に多い。弱いものはとことんいじめろの心理かね。

俺は知らなかったが、どうやら盗撮した後輩ってのは会社ぐるみで事件を隠蔽しようとしてたようで、そのへんが他社のスクープで暴かれたばかりらしい。そこに元日テレ社員のコメント。しかも読みようによっては後輩擁護と取れてしまう内容。

で、めでたく炎上とあいなった模様。

まあ、男性を挑発してしまうような格好をしただらしない女性が性犯罪を助長してるのだ、という言い分は理解できるのだが、一般の読み手にそこまで理解を求めるのは厳しいかもなあ。全体の刺激量が増えれば反応量も増えて、今回の被害者がそのようなだらしない女性だったかどうかは別として性犯罪が増えると。だらしなくない女性もとばっちりを受けちゃうんだぞと。そういう全体的な話なんだろうけども、個別を突っ込みたいやつは突っ込みに来るからねえ。

ま、挑発に乗ったら負けってのは間違いの無いところだな。

それにしても:

褒める力 というのはすごいなと思う。

叩くのは誰にでもできる。悪いところを見つけるのは簡単だからだ。

しかし、褒めるのは誰にでもできることじゃない。いいところを見つけるのは、とても難しいことだからだ。

(@443)

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2006年05月23日(火) [過去の今日]

#1 魔法に見えるうちは追い付いてない証拠

よくJcode.pmやEncode.pmを参考にさせてもらってperlでプログラムを書くことがあるのだが、やはり圧倒的にレベルが高い人のソースは魔法のようだ。俺自身のレベルが低いせいもあろうが、あまりに魔法のようで思考がストップしてしまうことがある。

今日も今日とてEncode.pmのfind_encodings()付近で思考が止まった。Encode.pmの頭に%Encodingというハッシュがあるのだが、各エンコードのサブモジュールはここに名前を登録する。Encode::JP::JIS7では、

for my $name ( '7bit-jis', 'iso-2022-jp', 'iso-2022-jp-1' ) {
    my $h2z     = ( $name eq '7bit-jis' )    ? 0 : 1;
    my $jis0212 = ( $name eq 'iso-2022-jp' ) ? 0 : 1;

    $Encode::Encoding{$name} = bless {
        Name    => $name,
        h2z     => $h2z,
        jis0212 => $jis0212,
    } => __PACKAGE__;
}

というようにして登録されている。こうすることで$Encode::Encoding{$name}の中身はEncode::JP::JIS7のオブジェクトになり、当該ネームスペースのメソッドが呼び出せるようだ。

わかってみれば当り前のようにすら思えて来るが、これがなかなか思い付かなかった。実際、他のモジュールでは、substrでスクリプトの文字列を切り出して、evalで実行なんて手段でサブモジュールを動かしてた。それに比べてこの実装の美しいこと、美しいこと。

やはりレベルが高い人のソースを読むのは勉強になる。いろんな意味で、ためいきの出る瞬間でもあるが……。

newしてるのと同じ?:

しかし、これって各サブモジュールごとにnewしてんのと同じだよね? サブモジュールが増えると遅くなったりしないかなあ。

(@260)

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2006年05月24日(水) [過去の今日]

#1 /.-jのRSS

広告が乗るのはしょうがないと思ってたが、pheedo.jpとかいうGMO社のドメインを経由したリンクになってたりするのはキモスギ。アナウンスと説明くらいあってもいいだろうに。俺は/.-jが広告収入で大儲けするのは望ましくないとは思わないし、たくさん利用させてもらってるから維持のためにも収入がきちんとしてる事は大事だとも思う。

でもこれはやりすぎ感漂うね。このPHPスクリプトは俺も使わせてもらおう。

(@153)

2005-05-29 追記:

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#2 エンコードされてないSubjectでフィルタを通過

デジタルARENAの記事 によると、Windowsに付属してるOutlook ExpressというMUAは、エンコードされてない生の日本語文字列をSubjectに書いてもがんばって表示しちゃうらしい。そのため、フィルタ避けのためにあえてエンコードしないでspamを送る業者がいるのだとのこと。

よく文字化けのspamが来てて、こいつらアホだなあ、ちゃんとしたエンコーディングも知らないのかと思ってたが、計算ずくの罠だったのか。ていうか、OEがんばりすぎ。IEもそうだけど、規格外のものまで対応しなくていいんじゃないのか?

(@175)

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2006年05月26日(金) [過去の今日]

#1 perlのHikiDoc実装

HikiDoc作者の記事 で見つけたのだが、 HikiDoc.pmが公開 されたようだ。

ふむ、perlで作ってるアレやコレやのパーサはこれ流用して、とりあえずコアだけ作れちゃうかな。

(@076)

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#2 貧乏ほどデブになる法則

貧困が十代の過体重リスク増加と関連する という記事を見つけた。アメリカでの話のようだが、先進国というのは貧しい環境ほど太りやすい食生活になりがちという、50年前からしたらまるで嘘のような現実が眼前にあるわけか。

国全体が豊かな証拠なんだろうけどさ……。

(@084)

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#3 Feed Icon

唯ゲーム論の記事 から RSSアイコン標準化プロジェクトがあるという記事 を見つけた。

Feed Icons というサイトで配布されており、元はFirefoxのLive bookmarkアイコンらしい。

さっそくうちのサイトにもこっそりつけてみた。

が……:

どうも最近rss.cgiがうまく動いてない。本文が入らないみたいだ。昔チャットで誰かに本文もRSSに入れてくれと言われて適当なhackで入るようにしたものなので、ちゃんと考えないといかんかも。

というか、うまいこと別のシステムに乗り換えられるのが一番いいんだが……。

(@125)

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#4 google bot の仕事が終る日

ふとアクセスログを眺めていたら、昨日のこのサイトへのアクセスが422を突破していた。ここにbatta、いわゆるcookieを食わないエージェントなどを含めると、757のアクセスがあったようである。

これはこのサイトとしてはかなりのアクセス数で、もしかしたら新記録かもしれない。

が、ログの形式も悪いのだろうが、ずらずらとgooglebot.comからのアクセスが並んでるのは非常にうざったい。今までもずいぶん古い記事までごそっと持ってく事は何度もあったのだが、いったいgoogleはいつになったらうちのサイトの全文を取得してくれるのであろうか。

量としてもたいしたものではない。俺が書くhnf形式の文書は、年間およそ1.2M。昨年はちょっと多めで1.5M程度。2001年からのログ全部あわせても、せいぜい6〜7MBである。こんなのいまどきの回線速度なら、一瞬で持ってけるはずだ。

もちろん、実際にはHTML変換の手間もあるし、その段階で文書以外の部分(サイドバーやヘッダタグなど)も取得するから、実際にはもっと容量が増えるし、サーバの負荷もかかることは重々承知である。しかし、実際に検索エンジンのクローラーが必要としてるのは、それだけのはずだ。

だったら単一ファイルでどこかにおいといて、それを取得するようにできないものだろうか。robots.txtにでも書いとくとか……。

(@297)

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#5 しかし、書けば書けるものだ

1年に書く自分のこのサイトの文書量を調べてみて、ふと文字数に換算してみた。もちろん実際にはHNSコマンドなども含まれるから、正確な量ではないが。

$ du -k ~/diary/200?                                                   06-05-26
12      /home/koshian/diary/2000
1192    /home/koshian/diary/2001
1192    /home/koshian/diary/2002
1224    /home/koshian/diary/2003
1180    /home/koshian/diary/2004
1484    /home/koshian/diary/2005
520     /home/koshian/diary/2006

このうち2000年のものはインストール時に紛れたサンプルファイルだから無視する。 いちおうEUC-JPで書いてるのでほとんどは2バイト文字だろうから、全部足しあわせて2で割ればだいたいのところは出るだろうか。

$ echo '(1192+1192+1224+1180+1484+520)*1024/2' | bc                    06-05-26
3477504

さ、三百四七万文字?! ざっと原稿用紙8000枚分か……。長編小説16本分だな。半分に見ても8本分だ。恐ろしい。

もちろん実際に小説でこれだけの分量を書くとなったら、もっと時間はかかるのは当然なのだが、それにしてもすごい量を書いたものだなあ。

(@306)

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#6 明文化されてない基準

それで、アクセスが大量発生した原因というのは、どうやら 人気ブロガー(アルファブロガーっていうのかな?)の essa氏はてブに俺の書いた記事をブクマした かららしい。

essa氏のblogはけっこう前から読んでいて、俺自身がファンの一人であるのだが、そのessa氏から

「法律が基準なのではなく、基準はどこかにあって、そこに市民を踏みとどまらせるためのツールとして法律を使ってる」実に卓見!

などと言われてしまうと恥ずかしくなる。

しかし、ですよ。

それならそれでもいいけど基準を決める責任者は顔出せよ!

というのは、ハズレだと思います。

たぶん薄々気付いてるんだとは思うけど、この警察の基準というのは空気のようにそこにあるもので、明文化されてもなければ責任者がいるわけでもないだろうと思う。あるならそれこそどこかでリークされてる可能性が高いし、そんなものが見つかったという話も聞かない。

だから警察内部で「だいたいこんなところからはみ出させないようにしよう」という共通の観念があるのだろう。おそらく警察官自身も無自覚にそう考えてるのではないだろうか。そしてそれを一言で言ってしまえば「体質」ということになる。

(@323)

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#7 hns-2.20 release....?

あれ、hnsの最新版って2.19.8だよね? ユーザーズガイド に、 2.20の新機能 ってのがあるんだが……、これはいったい……。

しかし、カテゴリ表示が強化されたり、 RT形式 によるtableが作れるようになったり、isbnコードなどでリンクが作成できるようになったりと、けっこうな機能強化が……。

うーん、hns、捨てるの惜しくなってきたなあ。

(@418)

ようやく理解:

よく見たら2.19.8にはもう含まれてる機能なのね。2.20リリースに向けたドキュメントということかー。

とりあえず2.19.8にアップグレードするか。

ということは:

今、2.19.5なんだが、RTは使えるのか?

テスト作成の表
OSバージョンサポート終了日
Windows XPHome EditionWindows Vistaリリース後から2年
Windows XPProfessional EditionWindows Vista リリース後から7年
Debian GNU/Linux3.1etch(3.2?)リリース後から1年
FreeBSD4.11R2007年1月31日まで
FreeBSD5.4R2006年10月31日まで
FreeBSD6.0R2006年11月30日まで
FreeBSD6.1R2008年3月31日まで
(@437)

おお:

使えてるなー。しかし、左側の列をthにする方法がわからんなあ。alignも勝手に指定されてるし、しかも囲みがシングルクォートか……。微妙だ。

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#8 HNFパーサはどこ……

2.19.8に付属してるrss.cgiでも、やっぱり出力されるRSSのdescriptionにSUBで書いた部分だけ入っちゃったりしてアレなので、ソースを読んでみることに。

そしたら、RSS.pmは独自にhnfをparseしてんのね……。hnsに付属のhnfパーサを使ってHTML化してCDATAで突っ込んでやろうと本体のソースまで読みはじめたのだが、これがまた見つからない。

ていうか、date_timeとかExpandTemplとか、どこで定義されてるのかわからないメソッドがいっぱいあって泣けて来る。違うクラスのメソッドとかもばんばん呼び出してて、クラス内部で閉じてるわけでもないし。

特に悩んだのが、 ObjectTemplate というモジュールを使ってるところ。newされるとinitializeが呼ばれたり、attributesでメソッドを定義したりできるらしい。よくわからんが、けっこうわかりにくい。 attributes.pm とも別物。

何年も前からhnsのソースを読むというのはチャレンジして来たが、いつもどこかで挫折してしまう。奥が深いというべきか……。

(@968)

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2006年05月29日(月) [過去の今日]

#1 モナーの罠

404 Blog Not Found で知ったのだが、 モナというのはイタリア語で女性器を指す らしい。

ええと……綴りはmona? んーと……、

$ apt-cache show xfonts-mona
Package: xfonts-mona
Priority: optional
Section: x11
Installed-Size: 3724
Maintainer: NOKUBI Takatsugu <knok@daionet.gr.jp>
Architecture: all
Version: 2.21-4
Filename: pool/main/x/xfonts-mona/xfonts-mona_2.21-4_all.deb
Size: 3040382
MD5sum: 4f167a3838774cb3b85346c0e2954f8d
Description: proportional fonts for 2ch ASCII art
 These fonts are suitable for some ASCII arts like mona, gikoneko and so on.
Tag: made-of::data:font, role::content:data, x11::font
Task: japanese-desktop

んー、イタリア人はこれ見てニヤニヤしてるんだろうか。

(@368)

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#2 /.-jのRSS、続き

でおくれたが、 追記 しておいた。

(@358)

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#3 低周波着メロ

Life is beautifulの記事 によると、イギリスの子供たちの間で低周波着メロが流行ってるのだそうだ。なんでも20歳あたりから聞こえなくなる領域があるそうで、その範囲で音をならしてるのだと。ほんっとよく考えるな……。

しかし、コメント欄を読むと、同じ原理で子供たちがたむろしないようにコンビニの前に低周波の不快な音をならしておくという手があるのだそうで。実はこの「悪ガキ追っ払い音」を録音したものが、先の低周波着メロの正体なのだとか。

いやはや、大人と子供の戦争もずいぶんハイテクになったものだ。

(@309)

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2006年05月30日(火) [過去の今日]

#1 オタク女+ニャー速+Blog連合祭り

まとめページも潰れた 時期にいまさらではあるんだけども。

2chのスレってノイズが多いから、おもしろいところだけ抜きだし編集してくれるようなサイトって重要だと思うんだよね。俺もそういうサイトを何度も読んで爆笑させてもらったことがある。あれが2chの生ログだったら読んでられないだろう。アフィリエイトも、オチとして機能してる事があったりして、なかなかよかったと思う。この話題でどんな商品が紹介されるのか、というのはひとつの楽しみでもあった。

まあ、そんなわけでそこから利益を得ること自体は別にどうでもいい話だろう。編集という作業への対価だと思えば惜しくは無い。

が、2chの投稿は2chに著作権(厳密には著作隣接権か?)がある。それを編集の上とはいえ転載し、利益を得てるなら、そこから2chに還元しなくてはなるまい。

そういう意味では、こういう形にさえならなければ、面白いコンテンツと2chの収益の量面が増加されたのではないかと、非常に残念に思う。 まとめサイトなんかもそうだが、有志による無償労働のうちはこのへんの料金が見逃されてきたわけで、その延長線にあったがための誤解とも言えるんじゃないかと。

まあ、そんなわけで、2ch側はログの利用に対する料金体系をきっちりしたほうが、こういうトラブルがなくていいんじゃないかな。

(@237)

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#2 DVDプレイヤー1台あたりの特許料は20ドル以上

日系BPの記事 で知ったのだが、中国のDVDプレイヤーに課せられてる特許料は、20ドル以上にもなるらしい。上記リンクの2ページ目から引用するが

2002年から今日までに、DVDメーカーから特許使用料を徴収する機関は当初の1機関から37機関に増え、特許使用料も当初の1台あたり5米ドルから20米ドル強へと上昇した。

だとさ。

つまり、およそDVDプレイヤー1台あたり、2000〜3000円程度の特許料が上乗せされるということになる。1〜2万程度で買えてしまう中国製DVDプレイヤーの価格を考えれば、値段のおよそ2割が特許料ということになる。

もちろん、 中国の特許侵害 があるからこそ低価格が維持できたのは否めないだろう。だが、ひとつの製品を作るのに、37もの機関に特許料を支払わねばならないということの異常性は認識しておきたい。 これは規格の複雑さを端的に表してると思うが、その複雑さゆえの弊害もある。

しかも「もっと厳しいのは、この先まだどれだけの特許使用料を支払わなければならないのか、われわれにも見当がつかないことだ」。

こう述べられる言葉を信じるなら、もはやちょっとした企業規模じゃ、ひとつのジャンルにおける特許の存在すら、調べつくせないということになる。

無いものを無いと証明するの事の難しさは、幽霊の例で有名である。いま、作っている製品に他社特許がこれ以上無いと証明するのは、難しいのではないだろうか。特許が、知的財産が、幽霊のようにあるかもわからぬ状態で背後に忍び寄ってるのではないかとおびえながら、仕事をせねばならないのか。

だとしたら、小さな企業はもはや参入不能である。特許を保有し、規格制定の段階から関わった大手数社だけが利益をあげられる仕組みと言ってもいいだろう。まるで談合のようだ。

知的財産の保護は重要であろう。それはわかる。しかし、新規参入すら妨げるような仕組みでは意味が無い。

解法としては、先行技術調査のコストを下げ、保護期間を短くする事が考えられる。特許データベースの検索性をあげることや、データ形式を現在のjpegファイルではなく、OpenDocument形式にするなど、検討してもらいたいものだ。

(@186)

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2006年05月31日(水) [過去の今日]

#1 Web 2.0 は CMP Media の登録商標です

栗原潔のテクノロジー時評Ver2というサイトの記事 によると、Web 2.0が登録商標出願され、このたびめでたく登録完了したそうで。 各種イベントでも「Web 2.0」という言葉は使わないようにと要請してるそうだ。

日本国内でも昨年11月に出願されてるそうで、そろそろ完了とのこと。

言いたいことは上記サイトがみんな言ってくれてるが、まあ、なんともかんとも。権利意識の強さってのは悲しいねえ。

(@435)

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