狐の王国


2007年04月21日() [過去の今日]

#1 動いて当り前と思われてるものを動かす技術は目に見えにくい

ここ とか ここ に関連した話だが、 よくproxy error吐いてほとんど繋がらないので記事名も思い出せないサイト で、Livedoorの技術はたいしたことない、という話が出てた。繋がらないので引用できないのだが、同業他社からぬきんでた技術をもってて始めて「技術を持ってる」と言えるんだとかいう話だった。

で、Livedoorってそういう意味では「技術を持ってる」と言えないのか、というと俺は「持ってる」という見解なのだよな。

有名どころの国内ウェブサービスを俺の利用感で技術力がありそうな順に並べてみると、

  1. Yahoo! Japan
  2. Livedoor
  3. mixi
  4. はてな

くらいの感じ。まあ間にいくつかの企業が入るとは思うが、比較リストとしてはこれくらいで充分だろう。

Yahoo! Japanは昔から高負荷の中うまくやってきたし、止まったという話も聞かない。実に安定したサービスだと思うし、やはり国内最強だと思う。

mixiもかなりすごいと思う。やはり止まったことなど無いし、あれだけのユーザー数を抱えてるというのにけっこうさくさくと画面が出てくる。よくやるなあ。

はてながmixiより下なのは、けっこう止まったり遅くなったりしてるから。

で、Livedoorがmixiよりも上なのは、同じくほとんど止まったり遅くなったりしないし、さらにセキュリティホールを出したことがほとんどないからだ。少なくとも俺は聞いたこと無い。Yahoo!より下にしたのは、サービスがたまに怪しい挙動を示す時がある *1 から、という程度。

もちろんこれはサービスとしての良さを表してるわけじゃない。俺はこの中でははてなを一番よく使ってるし、mixiやYahooはあまり使わない。LivedoorはLdR以外ほとんど使ってない。

だが、技術力という面から見るとこれくらいの順番に思える。そしてYahooに肉薄する技術力というのは、充分「技術を持ってる」と言えるんじゃないだろうか。

だいたいYahoo!は米国に本サービスがあり、かなりの先行者だ。分家とは言えそれに肉薄するLivedoorの技術力は、もしかしたらYahoo以上なのかもしれない。

こういうのが評価されないのは、しょうがないことかもしれない。この記事のタイトル *2 に、その思いを込めて筆を置く。

(@094)


*1: Livedoor Clipに自分がクリップしてないものまで出てきてはてなに乗り換えた人もいた。LdRも出てこないフィードがあったりとかいろいろなあ。
*2: 動いて当り前と思われてるものってけっこういっぱいあるんだよね。電力会社なんかも評価されてない気がする。電話とかもかな。
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#2 ニコニコ動画に長すぎる作品が多い件について

YouTubeは10分規制がうまく働いたのか、短くて楽しめるものが多い。しかし、ニコニコ動画は規制が無いのか、20分や30分もの動画がかなりある。

一種のブートレグなので合法とは言いがたいかもしれないが、俺はMAD動画が大好きだ。最近MAD動画がたくさんニコニコ動画にあがっていて実に楽しい。

だが、こちらも暇ではない。10分も20分もある動画に付き合ってはいられない。それに尺が長いとどうしてもだらだらした作品になってしまう。

複数の曲を繋げてまで長くする必要は無い。1曲の長さに合わせた、数分のショートムービーを見せて欲しい。最近の楽曲は長いものも多いので、短く編集して欲しいくらいだ。

時間と環境があれば自分でも作ってみたいのだが……誰かLinuxで動くMAD動画作れる程度の動画編集ソフト知りませんか。

(@232)

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2007年04月25日(水) [過去の今日]

#1 絶賛できないオタク、絶賛できるオタク

以前、 ハルヒダンスに見る二種類のオタク という記事を書いたところ、 たくさんの反応 を頂いた。 内向外向という分け方はあまり評判がよろしくないらしい。

そこで別の視点でこの二種類のオタクを考えてみることにしよう。

俺は前の記事で、こう書いた。

オタクは目立つことを嫌う。メインストリームを見るのも自分がなるのも嫌う。派手なものを嫌う。日影に身を置き、自虐する。そして>>290のように、内心ではそういうのを羨ましがるのだ。

こういうオタクを「内向的」と表現したが、これを別の視点で捉えると「褒めることができないオタク」とも言えるのではないだろうか。

人を褒めることも、自分を褒めることもできない。なぜなら理想はあまりに高く、満足できるものなどこの世に存在しないからだ。だからオタクというと何かといえばケチを付けるというイメージが付きまとう。

「原作とイメージが違う」「作画が甘い」「設定の矛盾が」「狙いすぎ」

作品自体に文句が付けられなくなると、矛先を変えて来る。

「予算が無くてああなっただけ」「嫌いじゃないけど信者がウザい」「監督がバカだからね」「こんなの見てる奴はキモいんだよ(自分も含めてね)」

こうやって悪いところばかり見てれば、そりゃダンスを練習して踊っちゃおうなんて考えには至らないだろう。そこまで気分が盛り上がったりはすまい。というか作品もファンも制作体制も完璧な代物なんてあるはずがないんだけども。

褒めることのできるオタクは、そこまで理想が高くない。楽しめればいいと考えてるふしもある。こまかい矛盾や制作体制には興味が無い。少し前に話題になった 作品に協力的な態度 にも通じるものがあるかもしれない。 悪く言えば軽薄なのだろう。ちょっといい作品なら手放しで絶賛してくれる。若いオタクにはこういう人が多いようにも思える。

こういう「絶賛できるオタク」は「絶賛できないオタク」から見ると「作品のレベルを下げる顧客」になるだろうし、逆から見れば「ケチばかりつけて何もしない人」になるだろう。

さて、こうして見ると、俺が前回「古典的な内向的オタク」と書いた理由もご理解頂けるだろうか。オタクはそもそも何も褒められない人種だった。自分も他人もこの世のすべてが気に入らなかった。だから買ってきたフィギュアも気に入るように自分で改造して組み上げていた。

でも今のオタクはそういう人ばかりじゃない。買ってきたフィギュアで満足し、こだわる事をナンセンスだといい、軽薄にも街でダンスを踊ってしまう。

もちろんどちらがいい悪いという話ではない。どちらも美点も汚点もある。

さあ、ここでもう一度問おう。

さて、あなたはどちらのオタクだろうか?

(@610)

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2007年04月26日(木) [過去の今日]

#1 Cannaのpublic+辞書に入力省略っぽいエントリーがある件

うーん、 美紗緒辞書 では読みと漢字が一致しない入力省略系の登録(IBM -> 日本アイ・ビー・エム株式会社 みたいなやつ)はバグとして修正してるのだが、public+辞書にもいくつかそういう登録がある。

dic/ideo/words/chimei.t:かんこく #CN 韓国 大韓民国
dic/ideo/words/chimei.t:べいこく #CN アメリカ合衆国 米国

このあたりがそうだ。 これはこういう方針なんだろうし、しょうがないのかなあ。俺は嫌いなんだけども。

まあpublic+辞書も取りこんで修正しちゃってpublic+は使わないように、みたいな方向もありといえばありなんだが、まだまだmmain.ctdもメンテしきれてないし、その後じゃないと検討しようがないなあ。

(@297)

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#2 Twitterで気付く人間関係

Twitter をやってると、たまにそんなことがある。

事例1:

mixiで知り合った人がtwitterやってることに気付いて、addした。すると、その人の友達リストに、すでに俺がaddしてる別経路で知り合った知人がいた。

事例2:

とある経路で知り合った人の質問に、別の経路で知り合った人が@付きで答えてた。この二人、知り合いだったのかよ!

そういうわけで:

妙に楽しいTwitter。思わず集中しちゃうような事もないし、IMのウィンドウを横に置いておく程度なので、仕事中でも安心。

俺のページはここ なので、お気軽にaddしてちょうだい。

(@689)

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2007年04月27日(金) [過去の今日]

#1 腰が痛い。

定期的にやってくるのだが、腰が痛くてたまらん。運動不足と座りっぱなし作業が響いてるのだろうが、椅子が悪すぎるのも問題。なんせ昨年の忙しい時に椅子が壊れてしまって、慌てて中古で660円の椅子を買ってきたのをそのまま使ってる。

次に買う椅子はいいものにしようと思ってたので、ハーマンミラーのアーロンチェアかミラチェアくらいのものを買えるようになるまではガマン!と思って来たが、さすがに限界か。

とりあえず繋ぎで2万程度の椅子を買うことも考えてるのだが、これがなかなか無い。ネットではけっこう見つかるのだが、さすがに椅子は実際に座ってみないと買う気にはなれん。このへんが田舎の辛さだよなあ。

まあそもそも、仕事でPCに向い、息抜きにblogを読み、ネタを思い付くと日記を書き、遊びは仕事と関係無いプログラミングだのネットゲなどというライフスタイルにも問題ありすぎるような気がしないでもない。根っからのひきこもりすぎる。

それは置いといて *1 2万クラスの椅子でよさそうだなあと思ったのは SNC-T138BKN あたりなのだが、実際に座れるところが近所に見当たらん。肘掛けの幅が俺の体に合えば、ぽちっとなしてもいいんだけどなあ。

(@623)


*1: 置いといていいのか、という問題は置いといて^^;
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Sugano "狐志庵" Yoshihisa(E) @ 美紗緒ネットワーク <koshian@misao.gr.jp>
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