狐の王国


2004年05月21日(金) [過去の今日]

#1 office氏への仮処分申請申し立て

なんかガキの喧嘩の結末みたいな申し立てだなあ、と思ったら、 憲法違反 か、なるほどな。

ACCSは被害者面を貫き通すつもりのようだけど、自分が第一次加害者であることを忘れてやしないかね。ACCSを信頼するのもACCSの味方に付くのも、ACCSに騙されてる人間だけになることは心配してないのだろうか。

……そのほうが都合がいいのか。

もう一つの第一次加害者:

穴のあるCGIを提供し、脆弱性情報を隠し通したレンタルサーバ屋さんへの処分は話に登らないのかね。ウェブ制作会社のほうは何かとアレゲだったのでずいぶん話題になったが、処分の話は聞かないな。

三匹揃って第二次加害者に全部押しつける気か。やれやれだな。

(@350)

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2004年05月22日() [過去の今日]

#1 自由には必ず責任伴う

少々出遅れたが、 セキュリティホールmemo でハッケソ。

天下のアカヒにこういう記事を堂々と書ける山形センセかっこええなあ。惚れ直しちゃいそう。

ところでネタ元でリンクされてる 写真展の告知 だけども、これ見ると例の三人の人質の一人が支援してたバグダッドの子供達って、ただの不良少年? なんだかなあ。戦地に赴いてまでするほどの急務って気はせんな。山形センセのいう「お粗末なボランティア歴」というのは 「人質高遠の崇高なるボランティア遍歴」 というページにまとまってるやつだな。確かにたいしたことしてるわけでもないように見えるなあ。 「高遠 菜穂子 ボランティアに関する検証」 なんてページもあるな。ショタ疑惑はさすがにどーかとおもうが、寄付金で生活してたらボランティアじゃない気が……。

とどめの一発が サイバッチ!の記事

「新潮45」に衝撃証言が掲載された。3バカをさらった犯人グループの一員が、「脅迫文を書いたのは彼らだ」と証言したのである。

だそうだ。まあ、ライターさんも微妙なお方のようなので信頼性は低いが、インパクトのある記事だな。新潮45、立読みしてくるべ。

しかし出るわ出るわ……。元人質の方々にプラスのイメージを与えるような記事は見当たらず、マイナスイメージばっかりに繋がっていくトホホっぷり。なんとかならんのかね。

(@857)

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2004年05月23日() [過去の今日]

#1 WindowMakerのキーバインド

なんかマニュアルやFAQに載ってないものがいろいろあるのかな。

なんだか突然 Atl を押しながらウィンドウをドラッグしたときの状態に入り込んで、そこから戻らなくなったりした。そういうキーバインドがあるのかと思って探してみたが見当たらず。解除法も不明。いろいろキーを押してたら、画面がロックしたり解除されたりという現象にも行きあたった。

Alt を押しながらドラッグした状態でロックするキーバインド、画面をロックしたり解除したりするキーバインドが存在するのだろうか。ソースコードをざーっと眺めてみたが、それらしいものは見当たらない。うーん。

(@346)

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#2 迷走する“著作権”──そして“共有”

ねぎ式 でハッケソ。

「コモンズの悲劇」と「アンチコモンズの悲劇」は実におもしろいモデルだ。感性だけに頼ってもルールだけに頼っても悲劇が起きるという、実にいいところを突いてる。すばらしいな。

俺はよく「頭のいい人」「頭の悪い人」という言い方をするのだが、ルールだけに頼るのが俺の言う「頭のいい人」で、感性だけに頼るのが俺の言う「頭の悪い人」だ。頭のいい人というのは複雑なルールを読みこなし実行することが可能な一方、ルールを読みこなせず実行もできない頭の悪い人の状態を想像することもできない。小学生の頃誰もが一度は経験したであろう学級委員長とルールを守らない児童との圧轢がその代表例だろう。

この両者のバランスを取らなくては悲劇が起きる。それができる人間はどこにいるのだろうか。彼らを形容する言葉を、俺は知らない。

(@371)

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#3 Linux 2.6.6

ちょっと試しに入れてみたが、FireWireとSoftwareRAIDに使ってる拡張IDEカードのIRQがかぶっててとんでもないビジーになる。2.4系列じゃかぶってても問題出たこと無いんだけどなあ。何かオプションが必要なのかな。

(@408)

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#4 ふと思ったこと

ソフトウェアは著作物なんだよなあ。著作物ってのは思想や感情を表現したものだよなあ。ということはだよ、例えば こういう著作権保護機能 付きファイルの暗号を解読して再生可能なようにするツールを、「著作権は無くすべきだ」という思想の発露として書いたらどうなるんだろう。

このツールは著作物なので、ツールの存在を違法としたら言論弾圧にならないか。Winny事件でもWinnyのソフトを作ったことで逮捕されたわけじゃないと言ってたしな。

つまりクラックも著作のうちってことか。いい法律だな、著作権法。

(@429)

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#5 RSS

なんかHNSでもRSS吐けるとか じゅにち に聞いたのでさっそく検索。

hnsにrss導入 というページを見付け、参考にしながら設置。しかし重いので、日記追加ごとに実行されている(はず)のhns-index2内部で静的生成することにした。いくらなんでも数秒かかるのは重すぎ。

とりあえず index.rdf として生成するようにしてみたが、どうかな。

(@492)

お、:

うまく生成できたっぽいな。

(@501)

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#6 ドラゴンクエストII 昔のゲーム日記

クレア・キルティにデスサイズ でハッケソ。

すさまじいな、この解析は。よくこんなことに気付くものだなあ。最後にこの方がMSXで作った呪文生成プログラムは、 VB6で作り直した らしい。ソースもあるな。むー、おもしろいな。

(@534)

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#7 JASRAC問題点

JASRACがジャズ喫茶に不当な著作権料を請求してるそうだ。もうやってることはチンピラだな、こりゃ。閉店に追い込むのは明らかにやりすぎ。しかもJASRAC管理外曲でのライブは認めない? アホかこいつら。

文化庁につぐ。早々にJASRACを解体せねば日本の音楽産業は死ぬぞ。

(@543)

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2004年05月24日(月) [過去の今日]

#1 CLANNAD(クラナド)は「家族」を意味しない

「クラナド」という単語は微妙に見聞きした覚えがある。アイルランドの有名なバンド名なのだそうだ。エンヤはけっこう好きでたまに聞いてるので、その関係で見聞きしたのかもしれない。それで、どうやらこのバンド名を Key というエロゲメーカーが自社タイトルに付けてしまったらしい。しかも「ゲール語で家族を意味する」との間違った解説付き。

エロゲーはほとんどやらないのだが、UNIXでも動く、というか動かしちゃった人がいたので、どんなもんかと Kanon というKey作品はプレイしたことがある。これはこれで良作であり、純粋にAVGとして楽しめるいい作品であった。エロシーンも無いことは無いのだが、無理矢理挟み込んだような形で、むしろ全年齢対象版のほうが楽しめそうだ。不覚にもエンディングでは大量の涙を流した。

ああいうゲームを作るメーカーだから、中身はきっといいものなのだろう。しかし、誤解に基づくタイトルを放置する姿勢はよろしくないな。全品回收の上タイトルを変更して再リリースが筋というものだろう。あるいはCLANNADに直接許可をもらいにいくかだ。いい作品を生み出すクリエイターとして、別のクリエイターに対する畏敬の念はゆめゆめ忘れる事無きよう、お願いしたいものである。

(@225)

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#2 こんなブログはイヤだ

んー、いわゆる「テキストサイト」という怪しげな名称が渦巻いてた時代もそうだったのだが、ウェブサイトを「いいネタを作ってアクセス数をあげるゲーム」だと思ってるような人々がけっこういるようだ。

表題のサイトもそういう雰囲気が見え隠れする。言ってることは妥当なのだが、 予想外の反響にっき

これらのブログで、いかにして読み手をひきつけるか考えたとき、プロフィールを用意することが一つの手段として効果的であると気づいたわけです。

などと書くところにそういう臭いを非常に強く感じる。

俺は好きなものを好きなように書けばよい、そこから必要な情報を引き出すには検索を使えばよいと考えているのだが。広告収入で食おうとか考えてる人には重要なのかもしれないけどね。

(@254)

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#3 イーパンク銀行をかたる勧誘に注意

「パ」と「バ」の区別のしにくいフォントの制作者であるマイクロソフト *1 は詐欺幇助で逮捕ってことでどう?

(@281)


*1: 実際に作ったのはリコーみたいだけど、まあMSフォントなので。
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#4 おやじ景気の到来

これが本当なら、80年代から何も進化してないのが50代ということになるな。どう見ても80's バブル文化だもんなあ。

暗黒の90年代を過ごして来た人間としては、消費する文化から創作する文化への転換を促したいところ。人類みなクリエイターよ。和歌の交換とかやりたいなあ。

ま、そんなわけで こないだも書いた けど、 クリエイティブ・コモンズ 側からビジネスモデルの提唱が出て来ることを願うばかり。

(@384)

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#5 2004年度千葉県高校入試「国語」第六問

blogmap でハッケソ。

先日Yahoo!Newsで見掛けた 「千葉の県立高入試で“難問” 受験生の半数0点 道案内の作文、選択肢に混乱」 という記事で話題になった問題そのものがウェブにあがってたようだ。

しかし、記事で読んでも難問とは思えなかったし、実際に問題を目にしても難問には見えない。中学生には難しいんだろうか。 正答 では作文なので当然答えは書いてないのだが、注意としてこう書いてある。

指定した内容・条件にしたがっているか、また、(1)で選択したことと(2)で説明したこととのつじつまが合っていて、適切に表現されているかなど、採点基準の細部については各学校で定める。

各学校で採点基準を定めよとのことだが、「〜など」の部分が基本的な採点基準だろう。文章を読み込む力と状況を想定する力、そして自分の考えをきちんと文章にできる書く力と、すべてが試される良問中の良問ではないか。むしろこれが解けない生徒を作って来た学校と学習指導要領を恥じるべきである。

千葉県もこれに懲りず、このような良問をこれからも作っていただきたいし、他県も見習っていただきたいと思う。もうちょっと配点高くてもいい気がするが……15点か。25点くらいあげてもいい問題ではあるかもしれない。

(@452)

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2004年05月25日(火) [過去の今日]

#1 [Screen] 多重キーバインドを使った簡易アプリケーションランチャー機能

*Messages* でハッケソ。

むう、screenってこんなこともできるんだなあ。しかし、例にあがってるtopもw3mもキー入力は三つでいいわけで、C-a C-x t とか押してたら逆に面倒な気が。ちょっと入力が長くてよく使うもので画面を一つ使うようなアプリケーションを登録するには実に便利なことこの上ないと思うのだが、そんなものあったかなあ……。

とりあえず引数もそのまま書けるようなので、「bind -c lancher c screen mule -nw -f irchat」とか登録。「bind -c lancher l screen cd /usr/src/linux; make menuconfig」ってのも試したがダメだな。execしてるみたいでcdできん。

(@317)

なるほど……:

でかいの に教えてもらったのだけど、

bind -c lancher l screen sh -c 'cd /usr/src/linux; make menuconfig; $SHELL'

こんなことしたらうまく行った。なるほど、さすが古強者。sh -c と $SHELL を絡めるとはなあ。ちょっと思い付かなかった、反省。

(@572)

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2004年05月26日(水) [過去の今日]

#1 2.6カーネルへの道。

いい加減2.6カーネルに移行しようと思ってたのだが、zappingが動かない、xosviewが動かない、さらには 先日のIRQ衝突トラブル の原因が見付からず断念してたのだが、このIRQコリジョンの原因がわかった。Matrox配布ドライバのせいだった。G450を使ってるのだが、グラボも同じIRQだったようだ。mga_halがダメなのかなあ? とりあえずDebianのxfree86 4.3(dfsg)をいれてみたらちゃんと動いた。

xosview:

これで2.6.6でXが立ち上がるところまで来たのだが、xosviewが動かない。どうやら対応版が出てたのだが更新されてなかったようだ。apt-lineの上の方に古いバージョンが残ってた。apt-get install xosview/unstable として解決。

kinput2:

kinput2も挙動が変わった。前はウィンドウマネージャを起動する直前に動かしてたのだが、ターミナルを起動する前に動かさないとダメみたいだ。

bttv:

bttvのほうはv4l2インターフェイスを利用すれば動いた。mencoderで録画もできる。ただ、zappingではやっぱりうまく動かない。うちのbttvカードはGV-BCTV4-PCIという奴なのだが、 昔l-uで見て作ったパッチ は2.6カーネルでもちゃんとあたるし、xawtvでなら見れる。どうも/dev/vbi0がどうのと言ってるようなのだがよくわからん。xawtvを使いたくないのは、うちのグラボ(G450)だと何故かウィンドウを大きくすると右に横縞が発生するからなのだが、これはXvを利用するとmplayerなんかでも同じだ。320x240くらいにしたり、フルスクリーンにしたりすれば出ないのだが。mplayerではmga_vidを用いることで解決してた問題だった。

mga & G450:

というわけで、もしかしたらXvをちゃんと動かせば解決するのかなと思い、 mgaドライバのマニュアル を読んでみた。すると

Option "TexturedVideo" "boolean" This has XvImage support use the texture engine rather than the video overlay. This option is only supported by the G200 and G400, and only in 16 and 32 bits per pixel. Default: off.

というのを発見。さっそくこのオプションをTrueにしてXを再起動してみると、見事にXvでも横縞が発生せず、きれいに動画が映し出された。xawtvでも問題無し。ちょっと負荷は高い気がするけど、Xvで問題ないな。mga_vidは2.6カーネルじゃうまく動かないし、これでいいや。

というわけで:

なんとか2.6カーネルに移行できましたー。

あれ、しかしirchat-pjでdccできなくなってるな。ISDN経由で繋いでるので、Bフレッツ(当時はADSL)経由でDCCできるように quick hack した部分がうまく動いてないようだ。ぬう、こんなところで挙動が変わるとは。登録してあるIPアドレスを10進数表記に直すperlスクリプトに投げて結果を受け取ってるだけのはずなんだが、なぜかxxx.xxx.xxx.xxx式でdccしとる……。

(@645)

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2004年05月31日(月) [過去の今日]

#1 「うつ」の話

圏外からのひとこと でハッケソ。

あんまり人事でもないので、同じくリンクされてた 100%の健康って? と併せて真剣に読んでしまった。

が、正常状態が元々低いんだという説はどうなんだろう。確かにそういう人もいるだろうし、世間の正常状態が100として自分の正常状態が100に満たないんじゃないかとは思うことがある。俺は自分の病気がなんなのか(あるいはホントに病気なのか)まだはっきりとは把握できてないのだが、やはり調子のいい時は何をしていても楽しいし、悪い時は何をしてても楽しくない。楽しい人生を送りたいと思えば、それなりの数値に持って行く必要はあるだろう。

健康状態が100/100で、病気状態が70/70で、それを100/70にするのが薬だという見解は非常に斬新でおもしろいと思う。だがそこには「人生を楽しめるライン」が必要なんじゃないかとも思う。70で楽しめるというなら、調子の悪い時の俺はきっと30くらいだ。調子がいい時は120くらいかもしれない。

もちろん人間には誰にも波はあるはず。血圧じゃないけど、最低値と最高値があって、その両方が正常値内に収まってればいいのでは、というのであれば納得はできる。その正常値の基準を従来の「正常な日常生活が送れる」ではなく、「人生を楽しめる」というところに置く事は重要かもしれない。

(@884)

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Sugano "狐志庵" Yoshihisa(E) @ 美紗緒ネットワーク <koshian@misao.gr.jp>
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