2004年05月11日(火) [過去の今日]
#1 自分の息子が逮捕されるっ?!
Winny作者逮捕に関して、思ったよりTVの報道はまともらしい。うちの両親はNTV系列のニュースを主に見てるので他の局はよく知らないが、今朝起きたら「これじゃうちの子も逮捕される」と母がこぼしていた。「うちの子」というのはもちろん俺の事なわけだが、まあ、悪用できるようなもの公開してないから大丈夫だとは思う、たぶん。
しかし、うちの母親ですらまともに判断可能なだけの報道をしてくれた事には感謝したい。Winnyに関しては各社取材をしてたこともあり、それなりに理解があったのだろう。office氏の事件の時とは、そこが違う点なのかね。
今後もきちんとした報道をお願いしたいと思う。
(@093)
むむ、開発が始まったらしい。ありがたや。公開が楽しみだな。
しかし、元々リンクの少ないうちにトラックバックをいれてもあんまり意味が無い気が。いや、まあ準備しておくのは大切なことだ。
mod_perl化 も興味深いな。検索エンジンの大量アクセスにも耐えられるようになるだろうか。
(@717)
2004年05月12日(水) [過去の今日]
ここまでやるか、京都府警。出版社を捜索せず、個人を対象にしてるという点で非常に悪質。ここまで個人叩きが酷くなるなら、本気で匿名ネットワークの構築を考えなきゃいけないな。Winny内部のBBSなんかは非常に期待が持てたのだが。
なんにせよ、不自由な国だな、この日本という国は。
(@105)
Winny作者逮捕事件における「本当に考えなくてはいけないテーマ」を明瞭化したすばらしい喩え話だと思う。
そりゃ操縦竿を乗っ取るぞと宣言 *1 して歩んでる者がいれば、通路内だろうが止めるわな、常識的には。そこで「不当逮捕だ」と言ったところで効力は薄い。
しかし重要なのは後半。文化という名の飛行機に乗ってる我々は墜落寸前だということだ。この墜落を防ぐために、胴体着陸という大胆な方法を、乗っ取りというテロリズムによって実現しようとした47番の男。彼を束縛してしまったがために、我々は死するのだろうか。
(@228)
2004年05月13日(木) [過去の今日]
#1 認証付きNNTP
今利用してるDTIのNNTPサーバが認証付きなので、imから投げれない事に気付く。んー、マニュアル見ても認証に関するオプション見当たらんな。幸いISDN回線で固定アドレスを利用してるサーバが残ってるので、そっち経由でとりあえずpost。
LAN内部にproxy動作するようなもん立てちゃった方が楽かなー。認証対応してる奴あるかしら。
ごくまれにしか使わんもののためにそこまでするのもどーかとは思うが。
(@125)
#2 にらけら
「にらけら」という漫画家を覚えてる人はどれくらいいるだろうか。ウェブで北朝鮮の某将軍様を主人公にギャグ漫画を描いていたあの二人である。どうやら北朝鮮に怒られてコンテンツは消してしまったようだが、拉致問題が叫ばれる今この時代だからこそ「にらけら」が必要なのではないかと思ったり思わなかったり。
まあ、なんとなく気になったので検索してたら、にらけらの片割れちづるさんが ひよこまめ というサイトを開いてることがわかった。さすがにもう危ないネタは無いようだが、復帰してくれてとてもうれしい。今後は定期的にウォッチすることにしよう。
(@138)
2004年05月14日(金) [過去の今日]
ぬぅう、古い無線LANは全部DoSされちゃうと考えておけばいいのかなあ。802.11g以降なら大丈夫か?
まあ、個人レベルだといやがらせにしか使えないからあんまり問題にはならないかな。
(@295)
#2 年金未納問題
問題なのか、これ? なんか政治家のオッサンたちにぽろぽろ未納が発覚してるけど。んなので責任がどうの辞職がどうの言ってる暇があるならとっとと仕事しろやとか思ってる国民は多いと思うぞ。
まあ、足の引っ張りあいゲームしかできない政治家とマスコミの無能さを露呈してるな。しょーもな。
@ というか:
そもそもホントに完納してる人って、二十歳以前に就職して終身雇用で定年退職した人だけじゃないの?
(@473)
@ 未納・未加入問題で社会保険庁が「情報管理」に危機感(asahi.com):
こっちのほうがよっぽど問題だ。政治家の未納情報が社会保険庁の内部から漏洩してるんじゃないかという噂。
@ News23:
筑紫さんも未納問題でしばらく出演とりやめらしいが、いないとやっぱつまんないなあ。ああ、筑紫さんがいればこんな小泉の未納がどうのでだらだらとやるまいに。糞つまらん。 (@690)
2004年05月16日(日) [過去の今日]
MicroATXか、こりゃいいね、と思ってたら、メーカーが PFU ?!?!
うわー、ホントだ、Made in Japan かよ。 PFUのボードコンピュータシリーズ を見てみると、確かに当該マザーがあるわ。ていうかPFUってこういうのも作ってたんだな。Pen4マザーとかもあるしXeonマザーもあるな、もう一つあるのはATXの……UltraSPARC?!?!?! うはー、Sunの互換マザーかよ。しかもATX。いったいいくらで売ってるんだろう。
まあでも、日本製のマザーボードは出したらけっこう売れると思ってただけに、頑張って欲しいなあ。まあPC-DIY市場向けじゃないんだろうけども。
(@130)
医者の勧めで旅行に行った、ってことは治療の一環なんじゃないのか、これ。だとしたら処分云々はずいぶんひどい話だ。 読売の記事 では無断なのが問題という話にはなってるな。
まあ、休職してても給料出るのは公務員の特権で、そこが問題だと指摘する向きもあるけども。今後はきちんと申請するように指導する、で済まないのかね。
(@177)
カエルニッキ でハッケソ。
この人の事は知らないし、あんまり興味もないのだが、この断食体験記はおもしろい。体の内部の汚れを排出するとのことで、息は臭くなり、尿が濃くなり、部屋中が臭くなるんだそうだ。そんなに人間の体って汚れるものなのか。
なんかすっきりするらしいので俺もやってみたいけど、五日もごはん食べずにいられるだけの根性は無いな。
(@835)
2004年05月17日(月) [過去の今日]
ローカル配送とISPのsmtpサーバに投げるだけの機能をもったMTAは無いものかと探してたどり着いたページ。 nomail が理想に近いが、明示的に送信しないといけないのが常時接続環境向きではないなあ。あ、cronで定期的に送信してやればいいのか。んー、微妙。
(@143)
2004年05月18日(火) [過去の今日]
圏外からのひとこと でハッケソ。
やばいなあ……。一応 法案 読んでみたけど、「2 コンテンツ制作等を行う者は、そのコンテンツ制作等に当たっては、コンテンツが青少年等に及ぼす影響について十分配慮するよう努めるものとする。」とか平気で入れてくるあたりがなんともやばすぎ。尾崎豊なんて二度と聞けなくなるんじゃないか、こんなこと言ったら。
いい面ももちろんあるんだけど、アーティストではなく事業者の保護であったりするのがなんとも。商売になるだけの集客力を持たないアーティストは放置っすか。死んだ後に認められてきたような画家たちから何も学んでないのかね。
でも「三 当該コンテンツを相当期間活用していないと認められ、かつ、当該コンテンツを相当期間活用していないことについて正当な理由が認められない場合において、国が当該コンテンツの活用を促進するために特に必要があるとしてその理由を明らかにして求めるときは、当該コンテンツを利用する権利を第三者に許諾することを受託者等が約すること。」ってのは、廃盤とかその他諸々を復活させるいい機会になるかね。国以外が求めてもいいように変えて欲しいなこれは。
(@244)
こちらも 圏外からのひとこと でハッケソ
警察、腐ってるなあ。刑事が「自分と自分の家族を守るだけで手一杯」だの「警察は市民を守るための組織じゃない」だの言うってのは……。前者は単なる職務怠慢(みんなそれプラス仕事してんだろが)だし、後者はたとえ事実上そうであっても口にしていい言葉じゃない。
日本はもうぼろぼろだな……
(@260)
例によって朝日新聞の捏造記事が現れたようだ。相変わらずしょーもねー新聞だな。 「社説対決〜イラク人人質事件」 なんてのもあったなあ。
デジタル技術に対する理解の深さや先進性は、同業種の中では頭一つ二つ抜き出た新聞 *1 なのにね。まあ、この捏造体質が治らん限りどこいってもダメだろうなあ。
(@782)
2004年05月19日(水) [過去の今日]
薬害エイズ問題といい、ポリオワクチンはなんだかエイズの温床のようなイメージになってきたな。このピーター・チャペル&エドワード・フーパーによるドキュメンタリー映画「エイズの起源(The Origins of AIDS)」、日本では公開しないんだろうか。ぜひ見てみたいのだが。
#2 ラストサムライ
DVDレンタルが始まってたので、さっそく見てみた。
いいね。侍のかっこよさ満点。明治政府軍がいくらなんでも弱すぎな気がするけど、練度の低い鉄砲隊を弓矢でがっしがっしやっつけてくのは壮快そのもの。本物の侍はちゃんと銃の扱いも学んでたはずだけども、あえて剣と弓矢で戦わせたのがいい対照になってる。
それにしてもすごいのは殺陣。さすが日本人スタッフが本気で仕事しただけのことはある。昨今とんとこんな凄い殺陣はお目にかかってない。スターウォーズの子供のチャンバラごっこみたいな殺陣なんか比べ物にならんね。昔の黒沢映画なんかはこれくらい凄い殺陣だったのかなあ。なんか見てみたくなって来た。
しかし、しょうがないんだろうけど、どう見ても風景が日本じゃないよな……。あんな植物、日本に生えてたかって感じだ。
(@424)
切込隊長、文章うまいなあ。とりあえず読んどけって感じの文章。
ともあれ、昨今考えてたことを別の視点から描いてくれたのでかなり溜飲が下がった。こちらが持ってた視点というのは、「アーティストの生活・創作の基盤を維持できるファンの数は何人が妥当か」という視点。ある程度の淘汰は必要だろうが、数千人いれば充分維持可能なシステム作りが必要なのかな、と思いつつ脳味噌をこねていた。
例えば音楽CDのアルバム1枚を2000円で売ったとして、3000人のファンがいれば600万円の売り上げが発生するわけだ。数千枚のCDなら数十万円でプレスから印刷までやってくれる業者もある。録音等の費用を考えても経費は100〜150万程で済むだろう。残りのおよそ500万はアーティストで分配できる。一人で作詞作曲から歌唱までやるアーティストなら、これで1年くらいは食えてしまう収入ではないか。
しかし、現実には3000枚程度の売り上げしか見込めないのでは、メジャーデビューは程遠い。それは当然流通コストがかかるからだ。営業にも金がかかる。 WinnyにはBBSという口コミの場があり、ファイル交換という流通の場がある。営業も流通もそこでできるのだ。しかもコストはほとんどゼロに等しい。問題はそこからどうやって金を払ってもらうかであるが、これも47氏の残したメッセージの中にヒントがある。「前払い制」だ。
前払いならば金額が一定に達するまでリリースされないし、コピーのされようもない。利益が出てからリリースすればいいのである。既に利益が出てるのだから、コピーされたとしても痛手はない。むしろ次の作品に向かっていい宣伝になる。コピーが出回るまで待つようなユーザーばかりになってしまったら、次の作品は出ないだけのこと。わかりやすく、明確なロジックがそこにある。
大衆というのはそんなに頭のいいものではない。難しい著作権法だのライセンスだのを読んでる暇も無い。彼らはやっていいことと悪いことを、自分の常識である程度判断する。見そびれたドラマを録画した友人からもらうのと、Winnyで落すことのどこが違うのかと考えているに違いない。コンピュータとインターネットの登場で、コピーは遥かに簡単になった。しかし、コピーをすると次の作品が聞けなくなるとは誰も思ってない。収益構造が見えにくいからだ。
前払い制は収益構造を見えやすくし、自分の行動が作品のリリースに直結することを実感させる。この前提で新しいビジネスモデルを構築すべきではないだろうか。オープンソースがそうであったように、クリエイティブコモンズ側がこの構築を担ってくれると嬉しいのだが。
(@596)