狐の王国


2003年09月11日(木) [過去の今日]

#1 久しぶりの大雷

とんでもない雷が大量に鳴り続いている。1秒以内の瞬電は数え切れない程起きたし、1分以内の停電も何度も起きた。一度30分くらい復帰しない停電もあったが、よく見たらブレーカが落ちていた。

しかし、その30分の停電(とは言えないけど)のおかげで、UPSが耐え切れずに全サーバがダウン。ほとんど電源入れ直すだけとはいえ、順調にuptimeを伸ばしていただけにけっこうショックだった。

しかし、こんなすごい雷久しぶりだ。つい先日起きた近所のブリヂストン工場火災のせいで雷雲発達したんじゃないかと思っちゃう。いや、実際関連性あるのかは知らないが。

(@469)

教訓:

ちょっと今回の事でいろいろ教訓を学んだ気がする。

  • 懐中電灯はすぐ取れるところに置いておく。
  • 情報収集のためにラジオは備えておく。

    • 雷が鳴ってるとラジオが入りにくいので感度のいいものを。
    • 電池の予備も忘れずに。

  • とにかくまずはブレーカが落ちてないか確認せよ。
  • shutdownするにも遠隔ホストへログインしてとなると、ディスプレイが無いと難しい。

    • シリアルコンソールとイーサネットで接続可能な電池で動く端末が必要?
    • ノーパソかキーボード付きPDAを用意?

ていうかけっこう当り前の事だな……

(@474)

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#2 HDD異音

経済力不足でRAID1の片割れが死んだ後も何も対処できてなかったのだが、もう片方も異音を立て始めた。いよいよもって最後か……

あとはバックアップドライブが存在してるので、そちらをマウントしてしばらくしのぐしかないか……。なんとかせにゃやばいなあ……

(@853)

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2003年09月12日(金) [過去の今日]

#1 IE特許問題

ブラウザのプラグイン使ったら特許に抵触っつーアホ特許の話。

こういう時こそMSはその莫大な資金力で特許を買い取って今まで通り問題無く使えるようにするとかいう措置を取らないのかね。なんのための金よ。そういう措置取りゃちったぁ見直すのになあ。

(@272)

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2003年09月13日() [過去の今日]

#1 火星大接近の夜に見る星空

なかなか見れなかった火星だが、ようやく見れた。あれが火星なのかどうかわからなかったのだが、表題のページのおかげで位置的にも色的にも光度的にも火星である事は間違いない事がわかった。ありがたい。

しかし美しいものですな。赤く、強く、輝く戦神の星。素晴しいものが見れたな。

(@574)

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2003年09月14日() [過去の今日]

#1 Debianメンテナへの道

見知らぬ人だったりするのだが、なんとなくウォッチしてしまっていた日記。

2年も待たされてようやくメンテナ登録が進んだようで、読んでるこっちが涙してしまった。俺のことなんて知らないだろうからここも見てないだろうけど、こっそりおめでとうございますと言わせてください。

しかしちょっと羨ましいな。英語力も技術力も全然足りてないのでひたすら遠い道になるが、いつかは俺も……なんて夢を見てしまう。ま、遠い夢は置いといて、目の前のものから地道に片付けていかねばだが。

(@952)

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2003年09月15日(月) [過去の今日]

#1 くっつきカウンター

いやな日記 でハッケソ。

カウンタのデータをファイルのタイムスタンプを利用して記録するという代物。おもしろい。

知人がよくサーバのHDD溢れでカウンタぶっ飛んだと泣いてたのを思い出す。これならそういう悲劇は起きまい。もしかしてめちゃめちゃいい方法かも?

(@021)

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#2 日本常識力検定協会

誰かが「日本語の"常識"は common sence ではなく common knowledge になってしまっている」と言っていたが、まさしく common knowledge を「常識」と呼んでいる団体だ。

共通知識を増やす事になんの意味があるのだろう。もちろん知識レベルを上げることは重要だが、常識が失われてるというのは、そういう意味ではないだろうに。

いや、決して60点しか取れなかったから言うわけではなく、いやいや、そりゃ少しはショックだったけど、それではなくて、まあとにかくちょっと勘違いしてるんじゃないだろうかと思ってしまう。

(@825)

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2003年09月17日(水) [過去の今日]

#1 ツンベトール

たまにおかしいファイルをもらう事があるのは、みな一緒だろう。先日は「インストール手順.txt」というsjisファイル名のテキストが入ったアーカイブを受け取った。解凍したあと、いつものように自分で作ったファイル名変換スクリプトでEUC-JPに変換。すると、「ツンベトール手順.txt」というファイル名が出て来た。

原因はよくわからないのだが、sjisファイル名としては「\203C\203\223\203X\203g\201[\203\213\216\350\217\207.txt」となっていなければならないところが「\203c\203\223\203x\203g\201[\203\213\216\350\217\207.txt」となっていたために起きた現象らしい。

うーん、なんでこんな現象が起きるかなあ。

(@008)

lha for UNIX:

そのアーカイブはlhaだったのだが、となればやはり一番怪しいのはこいつか。大文字小文字を区別しないDOS系OSへの対処のために、強制小文字変換でも入ってるのかな。

(@012)

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2003年09月18日(木) [過去の今日]

#1 純潔薔薇学院

朝から濃いものを見せてくれる かえる先生の日記(at 2003 09/18 07:48) でハッケソ。

純潔を守るというコンセプトの花嫁学校なんだそうで、誰かさんを放りこんでやろうかと一瞬思ったのだが、よく見ると貞操帯着用はともかく刺青だの肛門拡張訓練の義務づけなんかがあってかなり焦った。一種のアダルトサイトか?

上位ディレクトリに存在している 純潔研究所 の内容を見ても、ある種のSMプレイだよなあ、これ。禁欲に快楽を感じてるようにすら見えるな。

うーむ、こういう世界もあるのだなあ……。

にしてもコルセットの威力はすごいね。昔の宮崎アニメの女の子みたいな人間じゃないかのような細いウェストが実現できるとは。あんなのホントにアニメにしか存在しないと思ってたのでびっくりだ。

(@072)

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2003年09月19日(金) [過去の今日]

#1 rootから/へのメッセージ

昨日、いい本に巡り合えた。 「rootから/へのメッセージ」 という本で、1986年からおよそ2年に渡ってUNIX MAGAZINEに連載していたものをまとめたものらしい。少々高かったのだが、うっかり古本屋にあったものを衝動買いしてしまった。でもその価値は十分にあった。これはいい本だ。発売されたのは1991年だそうだが、当時すでに 山形浩生氏による書評 が出ている。

1980年からUNIXのrootとして活躍した著者の苦労話やノウハウを、鉄道やラジコンやトンネルの例え話を上手に使って説明してるのが興味深い。が、それ以上に俺にとっては80年代のUNIXの状況が見えたのがおもしろかった。当時のUNIXは決して堅牢なものではなく、また一般ユーザーが動かしてるプロセスによってダウンさせられたりもよくしていたようだし、1億も2億もするワークステーションで、同時に立ち上げられるコンパイラのプロセスは3〜4個が限界などと書かれてたのも驚いた。PCの世界で言うなら486かその程度の処理能力だったんだろうか。冷静に考えれば当然かもしれないが、Celeron1.4GHzのLinuxマシンを常用してる自分がものすごく贅沢に感じてしまった。

特にrootとしての管理スタイルや工夫の数々は驚愕とも言うべきものだった。今でこそ1ユーザー1ホストが当り前だが、当時は1ホストに数十人規模のユーザが同時にログインしてるのが当り前だったというのは、以前から聞きかじってはいた。しかし、その運用ノウハウたるや技術のみならず政治的経済的な視野まで含めていく姿には、ただただ感嘆である。改めて「昔のrootはすごかったんだなあ」と実感させられた。こんな17年も昔の文書が、今の時代に生き生きと伝わるなんて、UNIX以外では考えられないんだろうなあ。とにかく名著である。

rootの在り方:

俺自身、7台のDebianホストのrootとして、時にはFreeBSDのホストのrootとして動いている。だが今のマシンは多数のユーザが常時ログインして作業するようなホストではないし、シェル操作をするユーザー自体も少ない。マシン自体も処理能力が高いので、そう簡単に過負荷状態にはならない。rootをやるのも楽になったもんだと思う。

今日になって「よしだともこのroot訪問記」の連載をちらりと見た。ずいぶん昔からある連載で、古いものはウェブで読めたので、UNIXをいじり始めた頃によく読んでいた記憶がある。だが、今の連載を見てみると、なんだか昔とはずいぶん違ってるように感じる。

昔はrootがどんな工夫をしてるか、どんな運用をしてるか、どんな苦労があったかというあたりがおもしろかったように思うのだが、今月号の グッデイ のroot訪問は、普通の会社訪問記事にしか見えなかった。考えたら当り前かもしれない。今のrootは多数のユーザーを抱えることはほとんど無いし、あったにしてもメールやウェブだけのユーザだから、昔のようなrootがrootらしい管理をすることも無くなっているのだろう。そしてUNIXやLinuxで仕事をする人間なら、たいていはroot作業もするだろう。会社ではしなくても、勉強と称して自宅にLinuxをインストールする姿はよく見受けられる光景だ。俺みたいな素人が7台ものホストのrootをやってるなんて、ちょっと前じゃ想像だにできかなった状況なのだろうなあ。

以前から言われているように、rootという神がいて、一般ユーザを管理してくれる、という状況はもう無くなったのだろう。その代わりさほど技術力も政治力も高くない人間がrootをやっている。この傾向はデスクトップ環境としてのUNIXが着目されるにつれ、より大きくなった。何も知らない人間がいきなりrootをしなくてはならなくて、そのための仕組みの整備が急務となっている。

さてはて、root作業が楽になることが、どういう影響を及ぼすのだろうか。ただでさえUNIXを使える人間が減っていると言われているのに。知らなくても使える時代の恐ろしさを、まだ誰も気づいてないのだろうか。

学ぶもの:

「rootから/へのメッセージ」の著者・高野豊氏は、奥付の略歴によると1948年生まれだそうである。ということは、現在55歳くらいか。我々の世代は、この世代のrootから学ばねばならない事が、もっとあるんじゃないだろうか。そう思う半面、この時代の事は参考程度にはなっても、もはや役に立たないのではないかという疑念もある。懐古趣味にならず、温故知新にするために、何か手前にワンステップが必要なのかもしれない。

(@191)

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#2 Swen.A

2年も前に発見されたセキュリティホールを付いたウィルスだと。なんでこんなのが今ごろ蔓延してるんだ……。

IPアドレスを利用するのに国際免許制を導入した方がいいんじゃないのか? この手のウィルスばらまいてるアドレスの所有者に罰則与える方向で。

(@324)

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Sugano "狐志庵" Yoshihisa(E) @ 美紗緒ネットワーク <koshian@misao.gr.jp>
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