2003年08月22日(金) [過去の今日]
なんか流行ってるんだろうか。いくつかの研究機関のメールサーバから、俺宛にウィルス入りメール送るんじゃねえゴルァメールが来た。
んなもん送られても困るんだけどなあ。俺が出してるわけじゃないし。
(@719)
2003年08月23日(土) [過去の今日]
#1 夏期電源不安定?
ここのところ、妙にUPSが警報を慣らしまくる。APCのBK500という製品で、まだ購入して1年経ってないから、バッテリの寿命とも思えない。
どうも電気が足りてないんじゃないかと思う。俺の部屋は7台の常時稼働マシンがあるため、やたらに電気を食って不安定になりがちなのではないかと。
このUPS、元々妙に過敏な代物で、2台ほどのPCを繋げて使用していると、片方の電源を入れた途端UPSが発動してもう片方のPCにも電源が供給されなくなるという状況に悩まされた事がある。もちろん直後に再起動してくるが。
UPSが電源を供給しなくなるというのは、つまりはバッテリを使い切ってしまったということだろう。恐らく初動電力消費により部屋のコンセントに供給される電力がわずかに足らなくなり、UPSが電遮断として認識、バッテリに切替えるも(初動の電力で)一瞬で使い切った、というシナリオだったのではないかと思う。
今回の件も許容限界ぎりぎりまで使ってしまってる俺が悪いのではあるが……。 うーん、2年以上使ってるオムロンのBX50XFはそんなこと一度も無かったんだけどなあ。やはりしっかり作り込みすぎてるのだろうか、APCのUPSは。用途によってはその方がいいんだろうけどねえ。
(@613)
#2 パソコン文化
どうもパソコン文化というものが存在するような気がして来た。
BBSやメールに「レス」をつけ、アプリケーションは機能がふんだんに盛り込まれたものを好み、ショートカットよりもファンクションキーを使い、ひらめきよりも慣れを重んじ、統一的である事をもっとも重視する文化。
この文化のコンピューティングは、「紙に出力する」事を最終目標とすることが多いように思われる。WISYWIGが発達し、最終出力状態を見ながら確認する、視覚によるコンピューティング。この文化では、ワードプロセッサがDTP化し、DTP的な作業を簡易に行うツールが広まり、情報の流用はほとんど行われて無い。なぜならその場限りのデータを作るための環境であり、その場限りのデータを求めるからだ。アクセシビリティやポータビリティは考えなくていい。どうせ紙に出すだけなのだから。
なぜか世間ではこのパソコン文化による環境が一般的であり、統一性を好むため、一社の製品に偏って普及しているようである。統一で無い事は悪であるようで、彼らは性善説に基づき自分の環境でしか読めないファイルをメールに添付してくる。統一でない事が最も悪なので、読めない環境が存在すると、自分の環境からソフトウェアをコピーし、配布する。無断のコピーや配布はライセンス違反だとしても、非統一であるという巨悪の前の小悪であるようなので、問題ないらしい。
他人の環境までも統一されてなければならないと感じる彼らは、自分のウェブサイトに自分の使用しているブラウザを明記し、それで読めと注意書きを添える。他のブラウザを検出して、そのようなブラウザを使ってる相手には「見るな」と書いたページだけが見えるようにしてる人もいる。思えばパソコン通信時代、配布されたMIDIの注意書きには必ず「対応音源」が書いてあった。SC-88Proを持ってない人には聞いてもらいたくない *1 とか、それと同じだろうか。
また、慣れを重んじる文化であるため、ルーチンワークに抵抗感が無い。それくらいスクリプトを書いた方が楽ではないかと思うこともしばしばあるのだが、ルーチンワークで処理することを選ぶ。また、パソコン文化のOSにはルーチンワークを自動化する機構が存在してなかったり、あったとしても非常に不便なものであることが多い。または存在をほとんど知られていない。それから、慣れを重んじるので他の環境に移る事には大きな抵抗を示す。文書も既存環境でしか読めないので、他の環境に移行しようが無い。でも、統一という最大善のためには、既存環境への依存は受け入れるべきであると考えられてるようだ。この考え方はもちろん他人も統一されてなければならないので、他人も同じ環境に依存してなくてはならない。そうでないものは裏切者であり、悪であるので、他の環境への移行をしようとしてる者の足はひっぱる。
さてはて、このような文化をパソコン文化と名付けてみたのだが、ホントに存在するだろうか。他者と同じであることがよいという風潮は、この日本の風土にはほんの小さな子供にすら根付いていると感じる事もある。利発な方法で素早く仕事を終らせて定時退社する者よりも、愚鈍なルーチンワークで毎日遅くまで残業してる者が評価されるという話も聞く。
やはり、パソコン文化は存在するのだろう。それは我々の知らない所でいつの間にかはびこり、普通になっているのだ。現にUNIXの世界にすら、KDEやGnomeといったパソコン文化を模倣したUIが生まれてきている。
パソコン文化の解は、決して悪いだけのものではない。たまにしか使わない作業環境など、ショートカットやマニュアルなんて見てはいられない。ソフトの画面を見て使えるという初期効率性の良さは、使用頻度によっては実に快適である。
Gnome/KDEは、UNIXにパソコンの良さを提供してくれるのだろうか。それともUNIXをパソコンにしてしまうのだろうか。
(@722)
2003年08月25日(月) [過去の今日]
#1 NIC1枚お亡くなり
昨日の雷でADSLモデムに繋がるルータのNICが死んでしまった模様。しょうがないのでISDN側をdefault gwに設定し、しばらくしのぐ。
しかし、予備のNICを切らしてる上に、壊れたPCから抜き取ったカニが動かず難航。どうやらハード的に逝っちゃってるようで、しょうがないからNICを買って来てリプレースすることに。
ところがさすが田舎、見事なまでにカニしか置いてない。多少強いところでも他にGbEがある程度。お気に入りのNetGearの製品は一つも見当たらん。ちょっと前はメルコのSiS900とかもあったのになあ。せっかく経費出るのでIntelか3comでもと思ったのに……
@ しかし、雷:
なんでADSLモデムも無事だし、ルータになってるPC自体も無事なのに、NIC1枚だけいかれたんだろうか。ちょうど雷が落ちた時にPCで遊んでたゲームもフリーズしたりしてたのだが、PC自体はやはり無事。うーん、やはり文系なのでこのへんはよくわからんな。
(@192)
#2 SunSuite
NICを買いにいったコジマ電器のソフト売場に、SunSuiteの体験版CDが置いてあった。売り物と一緒なのでつい値札を探してしまったが、無料らしい。こういうものはレジ前にでも置いて「ご自由におとりください」とでも書いとくものじゃないのだろうか。
せっかくいいもの作ったんだから、もちっと働きかけしてもいい気がする。がんばれ、Sunの営業マン。
(@209)
2003年08月27日(水) [過去の今日]
#1 忙しい日
昨日は深夜に起きてしこしことperlスクリプトを書いていた。ネットワークソケットの作り方がわかってきてなかなか楽しい。
しかし、起きて来た父から事務所のマシンの電源が入らないと告げられる。以前から時々電源が入らなかったので、おそらく電源スイッチがヘタレてしまったのだろうと思ってはいた。さっそく別のスイッチを差して見るが、症状は変わらず。ということはヘタレてるのは電源だな。
さっそく自室の計算機から電源を抜いて取り換えてみると、見事に起動。これで電源が犯人と確定できたので、店が開くのを待って買いにいった。近所にPCパーツを扱う店ができたおかげで非常に助かった。以前なら宇都宮まで行くハメになってたろう。あまりいい電源ではなかったようだが、400Wオーバーなので問題は無いと思う。
取り付け作業終盤になって、美紗緒ネットワークの会長から電話。以前から停止予定だったcgi.misao.gr.jpがあと数時間で電源切れるからとのこと。……数時間!?!?
急いで作業を終らせ、他のユーザーの移転告知やらなにやらでてんてこまい。各バーチャルホストの移動やらなにやらで大変だったが、もっとも大変だったのはポート転送によってNAPTの内側で動いてるサーバ。まだよく理解してないのだが、どうもapacheはVirtualHostのホスト名が自分自身から自分自身へアクセスできないと、VirtualHostは作動しないようだ。hostsファイルに書くことで対処したが、それでも動作しないVirtualHostもあって謎。このへんの仕組みを明確に理解してないのでハマるんだろうなあ。いいドキュメント無いもんかな。ソースこそドキュメントと言われそうだが……。夜になってしまい、体力的に限界なので、とりあえず別のサーバで動かしておいて気絶するように眠ることにした。
管理者タスクというのは、まともに動いていて当り前で、トラブルがあればそれを解決したとしても、怒られる事はあっても褒められる事の無い作業。好きでやってるからいいが、地道な仕事だなとつくづく思った。
ともあれ急な事態にも文句一つ言わず対応してくれたユーザーたちに感謝。
(@075)
2003年08月28日(木) [過去の今日]
#1 最近のノートPC事情
田舎に住んでるせいか、このへんでは計算機に明るい人というのが少ないようで、けっこうあちこちから相談を持ちこまれることがある。昨日はMOUS検定の相談だったのだが、そんなものわかるかボケとかいう感じでつつがなく終了。
と、思いきや、ノートPCが欲しいという話になってしまった。それでどんなのがいいのか聞かれたのだが、俺はモバイルノートというか、キーボード付きPDAライクなものにしか興味が無いのでさっぱりわからん。しかし、周りにノートPCを持ってる奴等は多いので、モノは見てると思う。
とにかく安っぽいものが多いのは気になっていた。マウスを動かすだけでスピーカからじーじーと変な音がしたり、キーボードがへなへなだったり、発熱でヤケドしそうだったり、ロクなもんじゃなかった。そういうわけで、とにかく安っぽいものはやめろと言ったら、じゃあ直接見に行こうと店頭に拉致られてしまった。まあ、最近のノートPC事情を探るいい機会と思って行く事に。
ぱぱぱっと見た感じ、どれも似たりよったりなのだが、メーカーによって特徴がけっこうあった。まず、東芝は熱い。キーボードが熱くてしょうがない。しかしモノは頑丈っぽい印象。富士通はカス。熱いしキーボードがヘナヘナで救いようが無い。しかし、NECはよくできてた。キーボードも安っぽくないし、これは他のメーカーにもあった工夫だが、熱い部分がキーボードを叩いていて触れない所に集中してる。NICもカニやVIAだろと思えばきっちりIntel。もちろん安っぽくないと言えどもすばらしいと言えるほどの出来栄えには見えなかったが、けっこうやるな、という印象。つことでNECに決定。他のメーカー? ほとんど置いてませんでしたよ、さすが田舎。
時に気になったのだが、このNECのノートPC、apacheがインストールされていた。店員がいたずらでインストールしたのかと思ったのだが、他の店舗でもやはりapacheがスタートメニューに。apacheをWindowsにインストールするのはライセンス的に問題があるんじゃなかったっけ? ていうかパンピー向けのノートになんでapacheが……。IISを排他するためか? むー、謎ギミ。
(@110)
#2 NAPT越しのVirtualHost
何の事は無い、
NameVirtualHost * <VirtualHost *> ServerName moge.example.org .........
とすれば良かったようだ。基本原理をわかってないからこういう罠にハマるんだな。基礎をしっかりやってない弱味だなあ、くそ。
(@146)
#3 NEC製PCに搭載されてるapache
2003年08月29日(金) [過去の今日]
#1 apt-line
最近apt-getが異様に遅い。ISDN並の速度しか出ない。しかしなぜかftpからhttpにしたら元通りの速度で繋がる。Y!BBがFTPの速度制限でもかけてるのか? httpだけ優遇してるのかな。
むー、FTPのほうがファイル取得の消費リソースは少ないのに。
(@076)
#3 嘘・大袈裟・紛らわしい。
MSBlastの亜種作成者特定の各記事。
朝日新聞は見出しが 「FBIがMSブラストの作者を特定、逮捕へ 米メディア」 、Yahoo! Japan Newsでも 「18歳男がブラスター作成 FBIが逮捕へ」 。
作者を特定でもなきゃ18歳男が作ったわけでもないわけで……。記事よく読めば亜種を作った人だということがわかるんだが、嘘・大袈裟・紛らわしい、だなあ。
ま、亜種とはいえ作者特定は評価したい。できれば原作者もよろしくって感じだが。
(@544)
@ /.もか……:
「Blaster Writer Caught」 と来るか。嘘・大袈裟・紛らわしい、の派手な見出しを好む報道機関(/.もニュースサイトだから報道機関だ)というのは万国共通なのかねえ。
(@661)