2007年06月24日(日) [過去の今日]
#1 ふりかかった不幸をなるたけポジティブに捉えてみるテスト
なんかここ数日いろいろあってさすがにしょんぼり気味なので、自分を奮い立たせる為にもポジティブシンキングしてみるテスト。
- 先月、ゲーム&テスト用サブマシンのグラフィックカードが壊れた
- 別ハードで必要なテストは今無いし、ゲームに誘惑されずに仕事ができてよかった。息抜きはゲームの代わりにニコニコ動画になったけど、おかげで何個かお気に入り動画も見つけられて良かった。
- 先週、家の洗濯機が壊れた
- 憧れのドラム式洗濯機が目の前に! すばらしい!!
- 金曜日にアキバで買い出しの予定が電車の架線切断事故で行けなかった
- おかげで突然休日がふってわいた。
- 土曜日に車のドアを開けたら、ドアと車庫の柱で人差し指を挟んですごく痛かった
- 即座に湿布したおかげで大事に至らなかったし、急ぎの仕事も無い時でよかった
- 同じく土曜日、 5年前に買ったCRT が映らなくなった。
- まあ色も暗くなって来て辛かったし、液晶にできて机広くなるし、CRT用のクリーナーも手に入らなくなって来てたし、急ぎの仕事も(略)ってことで。今までありがとう、RDF221S。酷使しちゃったけど、ゆっくり休んでね。
- 日曜日、今度は針金を指に刺す
- これも痛かったけど、近くにコンビニがあってすぐ絆創膏を用意できてラッキーだった
- 同じく日曜日、お茶の用意中に子供用の椅子に足をひっかけて盛大にすっころび、座ってた人におもいっきり頭突きしてしまった
- めちゃくちゃ痛かったけど、幸いお互いにうちどころがよくて怪我もしなかったし、お茶を運んでるときじゃなくてお砂糖を運んでる時だったのでラッキーだった
うむうむ、俺はラッキー。とってもラッキー。
(@623)
2007年06月26日(火) [過去の今日]
#1 20インチ液晶モニタ、RDT201Lが届いた
先日5年弱使った22インチCRTがとうとう壊れてしまったので、液晶モニタを購入。条件としては、
- 1600x1200でCRTを使ってたので解像度は同じがいい
- とりあえずすぐ送ってくれるところ
- 急ぎなのでとりあえず安いものを
ってあたりで探してみると、 RDT201L がショップによっては5万切った値段で出してくれてる模様。Dellはもっと安いのだが、通常10日〜2週間なんて書いてあったので、一度は注文したのだが即座にキャンセル。
某店舗だと5万切った価格で送料代引手数料無料、土曜日注文で火曜日到着とのことなのでさっそく注文。午前中到着を指定したのだが、なかなか来ない。ショップのほうに電話してみたら、配送業者に確認してくれて、「あと15分で届けます」との事。そば屋の出前かいな。この配送業者、安くて通販でよく使われてるけど、やっぱ微妙すぎるな。今回は急ぎでしょうがなかったけど、今後は配送業者をちゃんとチェックして買おう。
とりあえず開封して設置してみたが、20インチ液晶って意外と小さいのね。前の22インチCRTのほうが迫力あったわ。
こうして比べてみるとあまり違いが無いようにも見えるかな。なんか若干横長にも見えるのは気のせいだろうか?
急いで注文したとは言え、たまに巡回してる2chの 目が疲れにくい・目に優しい液晶モニタ というスレッドで紹介されてるモニタのひとつだった。それを見てみると、
・三菱 RDT201L(疲れにくさB 静止画D- 動画C+ 視野角E)
しっとりとした画質でギラツキやザラツキは感じられず、疲れにくさはまずまず。
ただ、視野角による色変化が気になり、正面から見ても上下の明るさが異なる。
6msの高速応答がウリだが、OD無しのため動画はそれほど強くない感じ。
構造的に高さの調節ができないのも注意。テキスト・オフィス系専用の人には結構お勧め。
【20.1inch 1600x1200 800:1 300cd 6ms パネル不明(TN)】
とのことで、思ったより悪いものではなさそう。今までのモニタが暗かったので若干まぶしくも感じるが、暗い色合いのサイトも楽々読めるようになった。
しかしここでトラップ。DVI接続するとアナログ接続のサブモニタ(1024x768の古い液晶)のほうがプライマリモニタとして認識される模様。それだけなら左右を入れ換えればすむのだが、つられて解像度の上限が1024x768になってしまった。しょんぼり。しょうがないのでアナログ接続で使用。まあこれくらいはしょうがないか。
お、Amazonのほうではまだレビューがないのか。あとで書いてみようかな。
(@392)
2007年06月27日(水) [過去の今日]
#1 絶望した白田秀彰氏が本当に我々に伝えたかったこと
平成十九年六月十五日白田秀彰演説記録 を巡り、 白田秀彰先生のサイト で緊急声明が出されるという事態にまで発展した。
とはいっても、概ねネットに流れた演説の通りであるとのことで、取り立てて騒ぐことでもないのかもしれない。だが、緊急声明にはひとつ見逃せない言葉がある。
そうした皆さんの力強い応援をいただいているのですが、残念ながら私は少し皆さんに絶望しているのです。シンポジウムの中でも「もう絶望してます」と表明したのですが、そのあたりは報道されていないようです。
このへんは ITmediaの記事 の 2ページ目 に書いてある、
「(前略)改正の提案ががやれるなら、ぜひやってほしい」――久保氏は白田氏にこう水を向けるが、白田氏は「わたしは10年近く、パブリックコメントを出したりしてそれこそ、外山恒一のように1人で地道にやってきた。だが誰も反応してこない。もう絶望している」という。
という部分だろう。
だが待って欲しい。白田秀彰という男は、軽々しく絶望などという言葉を吐く男だろうか?
ほんとうの知的財産戦略について という記事で、白田秀彰先生はこう書いている。
私は、これを「理想は信じる力によって支えられている。理想が打ち砕かれる時がくるなら、私達はその時にむかって理想を抱きつづけるしかない。私達は、好むと好まざるとにかかわらず、絶望しつつ、くり返しくり返しその時を越えて進まねばならない。」と読み替えます。私達が我らのほんとうの知的財産を守れますよう。
これが書かれているのは、この非常に長い記事の末尾だ。そしてこの記事と、件の緊急声明で、白田秀彰先生が繰り返し言っている事はこうだ。
私は、政治的に勝利することを目指しているのではありません。より多くの人が十分な知識と教養を備え、実質ある議会制民主主義を支えうる市民へと成長していただきたいと思っているのです。
ここから読み取れる白田先生のメッセージはこうだ。
お前ら何したらいいかわかんねえとか言ってないで、俺の書いたもの読んで勉強しろよ! 自分の行動くらい自分で考えられるようになれよ!! そうじゃないと本当に大事なものなんて守れないんだぞ! 自由主義経済も民主主義も、崩壊しちゃうんだぞ!
だから敢えて「絶望した」などと言って、諦めたフリをしているのだろう。「俺に頼るな! 自分の足で歩け!」、そう俺たちに檄を飛ばしてくださってるのだ。
だからきっと、こんな解説記事めいた事を書いたら、白田先生には怒られるかもしれない。この答えには、一人一人に辿り着いて欲しいと願っているのだろうから。
でもね、俺は知っているんだ。白田秀彰先生が思う程、大衆が利口ではないことを。
まだ人の多い都会はいい。ちゃんと本屋がある。図書館も整備されている。手を伸ばせば、知の泉にいつでも触れられる。
だがちょっと田舎に行けば、本屋などあっても雑誌中心であったり、レンタルビデオ屋のオマケ程度だったりして、ロクなものがない。岩波文庫や講談社学術文庫は書店の買い取りになるとかで、そもそも仕入れられないらしい。図書館も小さくて、漫画とライトノベルに押されてたりする。今は通販があるから本を買うのに困らないけど、そもそも啓蒙が必要な層はインターネットが何なのかもよくわかってないし、ほとんど使ってない。
そういう人達は、政治にも興味が無い。あるのは目前の利益だけ。もちろんすべてとは言わないが、仕事を発注してくれるありがたい人だからその人の支持してる政党に票を入れるなんてことが、平気でまかり通ってる。俺はもう既に、日本で議会制民主主義が機能してない事を知ってしまっている。
そういう意味で、本当に絶望してるのは俺自身かもしれない。
だが、まだ俺は絶望しきっているわけじゃない。幸い今の時代はネットがある。blogがある。掲示板がある。メッセージを伝える手段はわんさかある。そしてメッセージを発信してる人も、山のようにいるのだ。
俺は彼等のメッセージを、自分自身のメッセージを、いろんな形で人から人へ、伝えて行きたい。敢えて白田秀彰先生のメッセージを解釈してみせたのも、そのうちのひとつだ。あれじゃ理解できない友達が、何人か思い浮かぶからだ。その友達に向けて、俺はこの記事を書いている。
そりゃもちろん、俺も民衆一人一人が教養を持ち、議会制民主主義を支えられるようになればいいと思ってる。でもまだそれは無理だ。少なくともこの日本では無理だ。
その前に、壊さなきゃならないものがたくさんある。作らなきゃならないものが山程ある。そしてその過程で、きっとそういう理想的な民主主義国家に辿り着く手段が見えて来ると、俺は信じている。
(@390)
2007年06月29日(金) [過去の今日]
#1 ライブドアのhttpsログインがデフォルトじゃないのがうざったいので
2007年06月30日(土) [過去の今日]
#1 アフィリエイトへの嫌悪感と儲けることへの罪悪感
はてな匿名ダイアリー に、この前書いた アフィリエイトはみんなが幸せになるから積極的にやるべきだ という記事への反論があった。いや、反論と呼べるようなものではないのだけども。
前の記事への反応 はおおむね好意的で、「アフィ厨死ね!」くらいの反応が来るかと思ってたので、ちょっと肩透しを食らったような気分だった。予想してた反応がまさか匿名でしかこないなんて、ちょっとショック。
で、なんで匿名なのかなーと考えてみると、結局のところ「儲けてる人への嫌悪感」が中心を占めてるからじゃないだろうか? 「アフィリエイトへの嫌悪感 = 儲けてる人への嫌悪感」と考えると、けっこう納得いくような気もする。 そんな嫌悪感を記名で丸出しにできるような人は、そうそういないだろうしね。
で、実際アフィリエイトって儲かるのかっていうと、全然儲からない。そりゃ月に何十万何百万っていうページビューがあるサイトならともかく、普通のblogや日記の類なんて、ちょっと盛り上がってるところでもせいぜい3〜5万PVだ。その程度のアクセスじゃ、Googleからお小遣いなんてもらえるのは数年先のこと。クリック率の高いコンテンツを持ってる知人もいるが、そこもアクセスはたいしてなくて、Googleからお小遣いをもらうのに2年半かかったとか言ってた。実はこんなこと言ってる俺自身も、GoogleやAmazonからお小遣いをもらったことはまだ無かったりする。
実際のところ、アフィリエイトで儲けられる奴ってのは、それだけのコンテンツを作る実力があるってことなんだよ。
だから 「自分が儲けるためにブログ書いてるのか、と少しでも思われるのが嫌だからだ。」 なんて言う前に、儲けられるだけのコンテンツ作ってみろよ、と俺は思うのね。儲かるならそれは正当な評価だから素直に受け取りゃいいし、儲からなくても前の記事に書いたように、検索でうっかり迷い込んできちゃった人に代替情報を提示できるんだから。
もしこの日記に広告貼ってるのを見て「儲けるためにやってんの?」って思う人がいるなら、俺はこう言いたい。
儲かるわけねーだろ! お前世の中甘く見すぎ!
アフィリエイトで利益あげてるところだって、別に楽して儲けてるわけじゃないしね……。なんか楽して大儲けできるんだろうくらいの、世間をナメた意見にしか聞こえないんだよな。そんな甘く無いっすよ。
毎月数万円程度の収入であれば、ちょっとがんばれば実現可能ではある。でもそのために費す時間を考えたら、コンビニでバイトでもしてたほうが確実に儲かるわ。中国やインドやアフリカなら、物価が違うからまた話は変わるけどね。
まあ、そんなわけで「儲かっちゃったらどうしよう」なんて心配いらないから、安心してアフィってくれ。
それはそれとして、例の匿名記事は実に興味深い。
(前略)だって自分も他人も幸せになるなんてバカみたいな話があるわけがない。(中略)俺は誰かが幸せになるくらいなら俺が不幸せになっても他人をもっと不幸にしたいタイプだから、こういうのを見ると反射的に「死ね!」とか思う。(中略)つか、俺は金儲けることは基本的に悪だ、と両親から教え込まれて育ったんだよな。(後略)
要するにこの人の世界観というのは、
- 幸せの総量は決まってる
- だから人が幸せになると自分の幸せが減る
- お金は汚いもの
ということなんだろうな。だからWin-Winの関係なんてのが想像できないのだろう。確かにこう考えてる人がいるから、世の交渉事がうまく進まないんだろうなあ。「『お互い幸せになりましょう』が交渉の基本」と10年前のTRPG本にすら書いてあるのにな。
現代の経済社会の中にいる以上、お金は幸せの必要条件なのだが、そこに罪悪感を持ってたら、そりゃ確かに幸せになんかなれっこない。貧しくても幸せなんてのは、最低限の稼ぎがあるか、自給自足を成立させてないとありえない。
要するに自給自足がある程度成り立ってた時代、お金を求めすぎて破綻するストーリーなどからのイメージが、儲けることへの罪悪感に結び付いてるのだろう。そういう時代ならそれも間違いじゃない。
今、日本は経済大国になってしまった。そうなった以上、金儲けをしないことには国力が維持できない。そういう時代だから、金儲けが善であるという意識と、旧来の金儲けへの罪悪感とが、この日本でせめぎ合っているのだろう。それが先の匿名記事の、
もちろんその後に「しかし金を儲けないと生きていけないのでほとんどの人は悪党だ」と続くんだけど。
というあたりになるわけだろう。
こういう意識をあぶり出せたのは、収穫だったな。アフィリエイトへの理解も進んでる事が分かったし、あの記事を書いて本当に良かった。
肯定してくれた人も、反論してくれた人も、みんなありがとう!
(@167)