狐の王国


2007年06月30日() [過去の今日]

#1 アフィリエイトへの嫌悪感と儲けることへの罪悪感

はてな匿名ダイアリー に、この前書いた アフィリエイトはみんなが幸せになるから積極的にやるべきだ という記事への反論があった。いや、反論と呼べるようなものではないのだけども。

前の記事への反応 はおおむね好意的で、「アフィ厨死ね!」くらいの反応が来るかと思ってたので、ちょっと肩透しを食らったような気分だった。予想してた反応がまさか匿名でしかこないなんて、ちょっとショック。

で、なんで匿名なのかなーと考えてみると、結局のところ「儲けてる人への嫌悪感」が中心を占めてるからじゃないだろうか? 「アフィリエイトへの嫌悪感 = 儲けてる人への嫌悪感」と考えると、けっこう納得いくような気もする。 そんな嫌悪感を記名で丸出しにできるような人は、そうそういないだろうしね。

で、実際アフィリエイトって儲かるのかっていうと、全然儲からない。そりゃ月に何十万何百万っていうページビューがあるサイトならともかく、普通のblogや日記の類なんて、ちょっと盛り上がってるところでもせいぜい3〜5万PVだ。その程度のアクセスじゃ、Googleからお小遣いなんてもらえるのは数年先のこと。クリック率の高いコンテンツを持ってる知人もいるが、そこもアクセスはたいしてなくて、Googleからお小遣いをもらうのに2年半かかったとか言ってた。実はこんなこと言ってる俺自身も、GoogleやAmazonからお小遣いをもらったことはまだ無かったりする。

実際のところ、アフィリエイトで儲けられる奴ってのは、それだけのコンテンツを作る実力があるってことなんだよ。

だから 「自分が儲けるためにブログ書いてるのか、と少しでも思われるのが嫌だからだ。」 なんて言う前に、儲けられるだけのコンテンツ作ってみろよ、と俺は思うのね。儲かるならそれは正当な評価だから素直に受け取りゃいいし、儲からなくても前の記事に書いたように、検索でうっかり迷い込んできちゃった人に代替情報を提示できるんだから。

もしこの日記に広告貼ってるのを見て「儲けるためにやってんの?」って思う人がいるなら、俺はこう言いたい。

儲かるわけねーだろ! お前世の中甘く見すぎ!

アフィリエイトで利益あげてるところだって、別に楽して儲けてるわけじゃないしね……。なんか楽して大儲けできるんだろうくらいの、世間をナメた意見にしか聞こえないんだよな。そんな甘く無いっすよ。

毎月数万円程度の収入であれば、ちょっとがんばれば実現可能ではある。でもそのために費す時間を考えたら、コンビニでバイトでもしてたほうが確実に儲かるわ。中国やインドやアフリカなら、物価が違うからまた話は変わるけどね。

まあ、そんなわけで「儲かっちゃったらどうしよう」なんて心配いらないから、安心してアフィってくれ。

それはそれとして、例の匿名記事は実に興味深い。

(前略)だって自分も他人も幸せになるなんてバカみたいな話があるわけがない。(中略)俺は誰かが幸せになるくらいなら俺が不幸せになっても他人をもっと不幸にしたいタイプだから、こういうのを見ると反射的に「死ね!」とか思う。(中略)つか、俺は金儲けることは基本的に悪だ、と両親から教え込まれて育ったんだよな。(後略)

要するにこの人の世界観というのは、

ということなんだろうな。だからWin-Winの関係なんてのが想像できないのだろう。確かにこう考えてる人がいるから、世の交渉事がうまく進まないんだろうなあ。「『お互い幸せになりましょう』が交渉の基本」と10年前のTRPG本にすら書いてあるのにな。

現代の経済社会の中にいる以上、お金は幸せの必要条件なのだが、そこに罪悪感を持ってたら、そりゃ確かに幸せになんかなれっこない。貧しくても幸せなんてのは、最低限の稼ぎがあるか、自給自足を成立させてないとありえない。

要するに自給自足がある程度成り立ってた時代、お金を求めすぎて破綻するストーリーなどからのイメージが、儲けることへの罪悪感に結び付いてるのだろう。そういう時代ならそれも間違いじゃない。

今、日本は経済大国になってしまった。そうなった以上、金儲けをしないことには国力が維持できない。そういう時代だから、金儲けが善であるという意識と、旧来の金儲けへの罪悪感とが、この日本でせめぎ合っているのだろう。それが先の匿名記事の、

もちろんその後に「しかし金を儲けないと生きていけないのでほとんどの人は悪党だ」と続くんだけど。

というあたりになるわけだろう。

こういう意識をあぶり出せたのは、収穫だったな。アフィリエイトへの理解も進んでる事が分かったし、あの記事を書いて本当に良かった。

肯定してくれた人も、反論してくれた人も、みんなありがとう!

(@167)

この記事のURI

2006年06月30日(金) [過去の今日]

#3 emacs20でbitmap-mule

emcwsパッチとか当てて作ったemacs20で、なぜかlookupの外字が表示されてなかったんだが、Xのフォントの設定の問題だったっぽい。

    FontPath     "/usr/share/fonts/X11/misc/:unscaled" 

となってたのを

    FontPath     "/usr/share/fonts/X11/misc:unscaled" 

としただけで直った

(@248)

この記事のURI

#2 MD5バトル

うは、バーコードバトラーの文字列版か。懐かしいなあ。

ということでさっそく友達連中とこの文字列が強い、こいつはこっちに勝てるがあっちには勝てん、とわいわい楽しんだ。

現時点で強いのは、「TOYOTA」、「ソニー」、「オライリー」、「ゴルバチョフ」あたりだ。オライリーはソニーとTOYOTAには勝てるが、ゴルバチョフには勝てない。だがゴルバチョフはTOYOTAに勝てないのだ。

最強文字列はなかなか見つからないが、特定ジャンル内でやってみるとおもしろいかもしれない。

(@199)

あじのひらき:

やべえ、「あじのひらき」が最強。ゴルバチョフもTOYOTAもかなわねえ。誰かこいつに勝てる奴いねえのか。

(@218)

この記事のURI

#1 about Lookup

MOEPANDA Diary でハッケソ。emacs用の辞書引きソフト lookup の機能増強などをやってらっしゃるらしい。

そんでこのたび音声と動画の再生機能が追加されたとのこと!!!

lookupというソフトがあったからこそ、毎日1度は辞書を引くような生活をしてるわけで、これが紙辞書だったらそのコストもバカにならない。もちろん音声や動画が無くても便利は便利だけど、発音記号だけじゃ実際の発音がわからないこともある(俺の勉強不足のせいだけど……)し、音声再生はぜひとも欲しかったところ。いや実にありがたいなあ。

で、さっそくDebianのlookup-elとeblookにパッチあて。lookup-elはpatchコマンドに-p 0を付ければ素直にあたるが、eblookはrejectされちった。でも簡単なところなのでさくっと手パッチ。

この二つのパッケージをインストールし、~/.lookupに以下のような記述を追加。

(setq ndeb-binary-programs
	'((wave "artsplay")
	  (mpeg "mplayer")))

(setq ndeb-play-sound-from-entry "z")
(setq ndeb-play-movie-from-entry "x")

これでEmacsを起動し直したら、見事にzを押すと音声が、xを押すと動画が再生された。

動画は含まれる単語をさがすのに迷ったけど、広辞苑第5版の「マンタ」の項目に動画があった。美しい生き物だなあ、マンタは。

(@122)

この記事のURI

2005年06月30日(木) [過去の今日]

#1 トイレにいったら

おなかにCempronのステッカーがぺったり貼られていた。寝てるときにベッドに落ちてたのがはっついたのかな。とりあえずドアノブに貼り直しておいた。

(@144)

この記事のURI

2003年06月30日(月) [過去の今日]

#3 高野豆腐のフライ

むぅ。一部の保育園の給食などに出るらしい。レシピは見つからず。なんかに浸して揚げるのかと思ったのだが、チーズが入ってるとかいうサイトもあり、非常に興味深い。

ちょうどテレビで高野豆腐はアミノ酸がたっぷりで健康によいとかいう話もしてるし、なんかダシ醤油で煮たようなのしか食った事無いからぜひ知りたい。レシピをご存知のかたはぜひ教えてください。

(@482)

しかし:

テレビでやってた高野豆腐料理おもしろいな。粉末にして炒めものにかけて水を入れるとチャンプルーか。おもしろい。これは今度やってみよう。

(@488)

この記事のURI

#2 オープンソースと音楽

オリバー日記のコメント でハッケソ。

なるほど、例え話としてはおもしろいかも。ソースコードを音楽の楽譜に例えるやり方は前にもあったが、こういう文書として存在してるとわかりやすいかもなあ。

でも本来はソースコードをコンパイルしたら同じもの(というか同じ動作をするもの)にならなきゃいけないわけで、楽譜はソースというより仕様書に相当するんだろうな。それでもわかりやすい例えだから有効かな、身近な問題だし。

(@428)

この記事のURI

#1 「難読化せずに.NET向けパッケージを出してはいけない」エージーテック鈴木氏

人類を無知な状態においておくための某組織の陰謀だっ(わら

っつーかマジで「てめーらは無知でいやがれ、何も知らなくていいんだよ! こっちくんな!」って言われてる気がしてならねえ今日この頃。そらまあ学生時代にリバースエンジニアリングでもなんでもやってた奴のほうが技術力たけーのは当然だし、中身を知る事も知れる事も知らないまま社会に出りゃ、妙なエンジニアがごろごろするのも当然だろうなあ。

ま、企業の首を締めてるのは企業自身ってことか。消費者まで巻き込まれちゃかなわんな。

(@360)

この記事のURI

2002年06月30日() [過去の今日]

#3 yc.el

いいかげんEmacs21に移行したくてyc.elでCannaを使っているのだけど、どうも操作感がねっとりしていて気に入らない。それでなんとなくこの日記はATOK Xで書いてみているんだけど、ATOKの問題かiiimecfの問題か、とにかく重たくてつらい。Wnn/eggは小文節という概念にどうしてもなじめなかったし、なんかつらいなあ。やっぱり普通にCannaクライアントが動いてほしいなあ。 (@129)

この記事のURI

#2 そんなこといわれても

いやはや、失礼いたしました^^;; すごいタイミングだったもので、つい^^;;
(@104)

この記事のURI

#1 ひさび

ネタは数あれどまとめる時間が取れない日々で、久しぶりの日記更新。いや、そんなに忙殺されてるわけじゃないんだけど、日々の巡回で力使い果たしてるのかな。

この記事のURI

最近の記事

以上、5 日分

タイトル一覧


カテゴリ分類
Powered by hns-2.19.8, HyperNikkiSystem Project

過去にこの日記が置いてあったcgi.misao.gr.jpは廃止されました。それによって記事へのURIが変わってしまっています。cgi.misao.gr.jpをwww.misao.gr.jpと置き換えるだけで同じ記事にアクセスできるはずです。

Sugano "狐志庵" Yoshihisa(E) @ 美紗緒ネットワーク <koshian@misao.gr.jp>
日記管理ページ