狐の王国


2007年06月17日() [過去の今日]

#1 アフィリエイトはみんなが幸せになるから積極的にやるべきだ

「自由気ままな名無し」というblogの記事 に、「世界を見る目が変わる50の事実」という2chのコピペらしきものが転載されていた。

知ってる人はとっくに気付いただろうが、これはジェシカ・ウィリアムズ著 世界を見る目が変わる50の事実 である。

世界を見る目が変わる50の事実

俺は堅苦しいことを言うつもりはないのだが、こういう他人の著作物からの転載をせっせとするというのはどうなんだろうか。せめてAmazonへのリンクくらい張っておいてくれてもいいだろう。タイトルそのまんまなんだし、すぐ見つかるはずだ。

そこから誰かが本を買えば著者の利益になるし、アフィリエイトIDを付けておけば自分の利益にもなる。そうすれば誰も損しないのに、どうしてやらないのだろうか。

そういえば、2chの スレ紹介blogの閉鎖が相次いだ のは1年ほど前だったか。あれもアフィリエイトを付けていたのが反感を買ったようだが、そこから2chへの流入もあったはずだし、結局のところは2ch運営も黙認状態になっている。

どうもいまだに儲かるとか儲けるとかいう事に対して罪悪感を持つ人が多いような気がしてならない。それも他人の儲けとなると親のかたきのように嫌う人もいるようだ。

別に儲からなくてもいいのである。それが目的でアフィリエイトリンクを付けるわけじゃなく、みんなが利益を分け合えるように付けるだけなのである。

よく紹介されてる商品を買うときに、アフィリエイトリンクを避けて買いに行く人もいるが、あれは意味が無い。紹介者に払われるはずだった分がAmazonならAmazonの儲けになるだけである。別に買う値段が変わるわけでもないし、著作者に行く金が減るわけでもない。ましてや自分の懷に何が入って来るわけでもない。

blogというメディアは、一つ一つを見れば非常に小さなメディアだ。しかしそれが何百万もの数になると、俄然巨大なメディアになる。月間5000PVのサイトも100万集まれば5 0億PVになる。広告主にとっては充分魅力的だろう。ましてや日本のblogだけでも数百万あると言われてるのだから。

そのほとんどが趣味でやってるだけだろうが、そこに広告を付けるだけで「誰かの利益」になる。コンテンツマッチ広告だと誰の利益になるかわからないが、わからないからこそ気兼ねする心配もない。その利益が自分の利益になることもあるが、それは期待しなくていい。どうせ何年かたったころにお小遣い程度入って来るだけだ。しかし、そんなものでも嬉しいではないか?

自分のblogに広告を出すのに、別にお金はかからない。広告を出すコストはGoogleなりなんなりの広告代理店が、広告主から支払われたお金の中から捻り出してくれている。広告効果を上げる仕事は、それこそGoogleなどのコンテンツマッチ技術がやってくれる。それでGoogleは巨大な利益をあげている。

我々はその巨大な利益の中から、たまにお小遣いをもらえばいい。副収入だとかサイドビジネスだとか、そんなことまで考える必要は無い。ただ、たいしてアクセスの無いようなサイトでも、広告を出すことで誰かの役に立つ。広告主は何十万ものサイトに広告が出せるし、広告代理店はそれで儲かるし、サイトオーナーはたまーにお小遣いがもらえる。コンテンツマッチ技術があれば、サイトにアクセスした人に自分の書いた情報以外の選択肢も自動で提示できる。ほら、みんな幸せになれるでしょ?

もちろんそれをビジネスとしてやってる人たちもいるし、 今後ネットの広告価値が上がる ことで、少なくとも向こう十何年かは拡大して行く業態だろう。それはやりたい人がやればいい。

趣味のブログは、趣味のついでに誰かの役に立ち、役にたった分だけお小遣いをもらう。それだけでいいのだ。それだけでみんなが幸せになれる。

だから堂々と広告をつけて、誰かの役に立って欲しい。

(@150)

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Sugano "狐志庵" Yoshihisa(E) @ 美紗緒ネットワーク <koshian@misao.gr.jp>
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