狐の王国


2005年07月02日() [過去の今日]

#1 KDE向けメディアプレイヤー

諸事情あって検証。

Noatun:

DebianではKonquerorからAVIファイル等をクリックすると、こいつがデフォルトで動く。

が、非常に出来が悪い。終了させてもウィンドウは消えるものの再生を続けるようで、音声がずっと垂れながし。しょうがないのでKonsoleでプロセスIDを調べてkill。どうしてくれる。

UIもシンプルすぎて、早送りも巻き戻しもできやしない。ボリュームも変えられん。

Kaboole:

こいつは比較的まともに動く。が、やはりボリュームは変えられない。

Totem:

KDE向けじゃなくてGnome向けなんだが……とりあえず。

こいつの出来は非常によい。ちゃんと早送りも巻き戻しもできるしボリュームもいじれる。が、ウィンドウのタイトルバーに表示されるファイル名が日本語だと化ける模様。うーん、これは非常にカッコ悪いな……。

(@646)

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#2 ソースネクスト版 TurboLinux Personal

え……IPAフォント付くの? マジで?

……まあライセンスの文章だけ見てりゃこういうことしても全然問題無いとは思うけども……。うーん、いいのかねえ。IPAがホントに理解あってフォントをリリースしてるのなら、既存のOSDに合致したライセンスで配布してくれると思うのだが。そうでないということは、トラブルの元になるんじゃないかという不安が……。

うーん、しかしこれが許されるなら普通にどこででもIPAフォント使っちゃえるかね。そういう方面で注目か?

(@682)

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2005年07月04日(月) [過去の今日]

#1 wlのメモリ食いが直ったっぽい

Wanderlustを起動すると、2万通くらい入ってるIMAPフォルダをいくつか開くとあっというまにEmacsのプロセスが100Mを越えてしまい、かなりメモリを圧迫していた。

しかし、debianに新しいWanderlustが入ってからは60Mも食わない。フォルダもものすごい速さで開いてくれる。これはありがたいねえ。wlへの不満がかなり解消した。

さて、あとメモリ不足の原因を作ってるのはFirefoxのflashプラグインか……。これはプロプライエタリだからどうしょうもないなあ。GPLFlashに頑張ってもらうしかか。

(@082)

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2005年07月06日(水) [過去の今日]

#1 早く改訂してほしい「Windows XPの寿命」

セキュリティホールmemo でハッケソ。

Professionalしか頭に無かったが、Windows XP Home Editionはあと1年半で使えなくなるのか。今Home EditionがプリインストールされてるPCを買っちまった人は大損だなあ。さすがに延長はしてくれると思うのだが、延長せずに記事にある噂のように「Windows XP D2」とかいう中継ぎバージョンのリリースがあるとしたら、こちらにアップグレードしなくてはならない。ううむ、コスト増だなあ。

まあ、記事中にもあるようにAppleなんかよりはずいぶんマシなんだけども、はてさてどうしたものかね。 ReactOS が1年半後までにWindowsXP Home Edtitionの代替OSとして使えるくらいになってればいいんだが。そろそろ評価はじめないといけないかなあ。マルチブート化を進めるためにもHDD買わないとだな……。

(@435)

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#2 ACCS事件のoffice氏の有罪が確定

あーあ、控訴取り下げちゃったのか、office氏。これであのむちゃくちゃな判決が判例になっちゃうのね。困るんだけどなあ。

別にoffice氏が無罪であるべきだとは言わないけども、少なくとも不正アクセスとして裁いてもらっちゃ困るんだよね。office氏はウェブサーバに渡すパラメータを改変しただけで、そのパラメータはユーザーが改変できる事があらかじめ決められてるのだから。

もちっと詰めてもらうためにも、きちんと控訴してて欲しかったんだけどなあ。控訴とりやめた理由、知りたいなあ。お金とかが問題なら寄付くらい募集すれば集まったと思うのだが。

しかし、結局責任を取るべき脆弱性を作った側は責任らしい責任を取らないまま終るのね……。やっぱ法律がおかしすぎるな……。

(@459)

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2005年07月07日(木) [過去の今日]

#1 Windows XP Home Edition の寿命と市販パソコンの寿命

/.-jにでもタレコもうかと思ったのだが、さしたるニュースでもないのでこっちに書くことにした。

先日書いたように、Windows XP Home Edition は現在のところ2006年末をもってサポートが終了する。近所の家電量販店に行ってみると、予想通り並んでいるパソコンのほぼすべてが Windows XP Home Edition である。そこで気になるのが市販PCではどういう対応を取っているかということだ。

店員さんに聞いてみると、例えばF社のメーカー保証は1年だというが、店側が独自に長期保証を付けており、5年間保証が効くそうだ。だが、店の独自保証はハードウェア部のみの保証であり、乗っているOSまでは保証しないとのこと。当然といえば当然だが、一般消費者には納得の行く話だろうか。

それはしょうがないこととしても、メーカー保証のほうは非常に気になる。1年の保証を付けるということは、来年から販売される Windows XP Home Edition の搭載されたパソコンはどうなるのだろうか。年末が近付いたら、またメーカーに直接聞いてみようかと思う。さすがにメーカーまでもがハードウェアのみの保証ということは無いと思うのだが……。

今現在、Windows XP Home Edition の搭載されたパソコンの購入を検討されてる方は、それが1年半後には新しいOSにバージョンアップする必要があるかもしれないということを念頭においていて欲しい。おそらくは延長ということになるとは思うが、Longhornまでの中継ぎバージョンのOSを買わなくてはならない可能性も、否定は出来ないのである。安全策は、Windows XP Proffesional の搭載されたパソコンを買うことであろう。

(@927)

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2005年07月08日(金) [過去の今日]

#1 君は PC-98 vs DOS/V戦争を見たか?

見逃してたか、この記事。もう1ヶ月も前の記事なのか。

あの当時のPC-98の盤石さというのは俺も経験してるのだが、幼かったせいもあるのか、はたまたPC-98以前にMacやWindows2.0に触れる機会があったからか、「いずれはGUIの時代が来る」という意識が自分のPC-98を手に入れる前からあった。そんな俺でもPC-98の時代の永続を信じこんでしまうほどに、PC-98は盤石だった。ワープロは一太郎が、表計算はLotus 1-2-3が同じように永続するものだと思っていた。その崩壊に気付くのに、Windows3.1Jが登場する頃までかかったのは、愚かだったとしか言いようが無い。

同じように、今はi386互換機とWindowsが盤石さをを感じさせている。だが、これも危ういバランスの上にあるということを、できるだけ多くの人に実感してもらいたいと思う。

今現在、盤石であるのはWin32というプラットホームである。このWin32は、Windows95からWindowsXPに至るまで採用されてるプラットホームであり、次期WindowsであるLonghornではWinFXに進化することになっている。しかし、その進化を望んでいる者がどれだけいるだろうか?

Win32というプラットホームを盤石にしているのは、MS-OfficeやIE、OEといった「みんなが使うアプリケーション」の存在に他ならない。MicrosoftとしてはこれらのアプリケーションもWinFX用を作るであろうし、問題なく乗り換えられるよう努力するであろう。

しかし、MS-Officeのバージョンアップは、別の互換性のあるソフト(OpenOffice.org等)への乗り換えとコスト的に等価か、それ以上のコストがかかることも予想される。レイアウトの崩れはともかく、マクロの互換性が保証されてない事がその理由だ。同じマクロの書き直しになるならば、もっと安価なソフトに乗り換える機会になるかもしれない。

IEやOEといったウェブブラウザ、MUAは、すでにもっと高性能な製品が登場している。FirefoxやOpera、Thunderbird、他にもたくさんある。

そして、OpenOffice.orgやFirefox、Opera、Thunderbirdといったソフトウェアたちは、Win32プラットホームに留まらない。Macや各種UNIX環境でも動作するものが多いのである。

こうして見たとき、我々がWin32プラットホームに固執する必要はまったく見ることができない。もちろん、WinFXプラットホームへ乗り換える必要性もだ。「どのみちWin32は消えるのなら、互換性のある(と思われる)WinFXに乗り換えるのは当然じゃないか」と思う向きもあるだろうが、 ReactOS という名のWin32互換OSの開発が進んでいる。

Microsoft製品の盤石さを支える外堀は、着々と埋められているのである。そう、かつてPC-98の盤石さを支えて来た日本語処理という外堀が、海外のメーカーから埋め立てられていったように。

(@359)

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#2 個人情報窃盗犯を価格コムなどへの不正アクセスで逮捕

で、この逮捕された留学生が、 不正アクセス禁止法の要件を満たしてない ってことらしい。

/.-jのコメント でそこらが議論されてるが、SQLインジェクションって手法はACCS事件におけるoffice氏のやったパラメータ書き換えとやってることは同じ。 FTPサーバがあれば不正アクセスになるという判決が確定したばかり なので、非常に気になる。カカクコムのサイトにはHTTP以外のサーバが無かったということなのかね。予防措置として使ってないサーバを立ち上げておく事も必要になるのかなあ。まさかとは思いたいが。

ありえそうな話としては、「入力欄に入力したか否か」かね。SQLインジェクションは入力欄に攻撃コードを入れるパターンが考えられるが、office氏の場合はformパラメータをローカルで書き換えてる。しかし、不正アクセス禁止法の文言にこんな事は書かれてなかったと思うのだが……。やはり日本語じゃないのかなあ、法文ってのは。

(@404)

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#3 willcom新機種は秋

3機種発売といえども秋か……。乗り換えの主な動機というのはカメラだったりするので、それなりに解像度の高いカメラがついてる奴に速く出てもらいのだよなあ。うーむ、今使ってるKX-HS110が秋まで壊れずに動いてくれればいいのだが……。

(@836)

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#4 itmediaの削除記事

World Wide Walker を見て気付いたのだが、 itmediaで削除された記事japan.linux.comの記事 の転載だったらしい。

まあ、嘘は書いてないようだが、確かに言葉は汚いな。とはいっても下品さではitmediaも負けてない気がするのだがなあ。

(@872)

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2005年07月10日() [過去の今日]

#1 モヒカン族

ふーん、まあどちらかというと俺はモヒカン族と言われる類なんだろうな。 こんな言葉で相手をおとしめないといけない馴れ合い族のほうがかわいそうにも思えるね。

規格は守らないと困るってことがわからんのは、非技術系には理解しがたい事象なんだろうな。規格に関してはそこらを注意しなきゃいけない部分を一般ユーザーがいじれてしまうことの方が問題 *1 かもしれないが。

あとリンクは自由って主張するのもモヒカン族って言われちゃうらしいよ? んじゃ某blogをおもいっくそ誹謗中傷した上で無断リンク禁止にしてみる? もちろんメールとかにURI書くのもダメよ? エディタやメーラーがリンクにしちゃうからね。紙にURI書くのも禁止よ。ちゃんと許可取ってね。どこにも訴えられないじゃないかって? そりゃそうだよ、無断リンク禁止ってのはそういうものだもの。だから反対してる人達が多いの。

と、モヒカン族らしく例え話と断言を使いこなしてみるわけだが、無断リンク禁止が法的に認められるとこうなっちゃうのも実際のところだろうな。

ゆえに原則自由、必要があれば防衛はきちんとやってね、というのが落しどころになるわけだ。その防衛のためのノウハウやツールを提供するのがエンジニアというものなのだが、自分で使うことがあんまりないので作るモチベーションもあんましない。

アカウント付き掲示板でも用意して、荒しはアカウント削除、アカウントが無いと書き込めないとでもしとけば荒されることはないと思うのだがね。blogのコメント欄やtrackbackもそうすればいいのかなあ。trackbackのプロトコルはちゃんと調べてないのだが、そういうことできるのかな。spam対策にもなりそうだから、できるならそのうち作ってもいいなあ。

(@990)


*1: ここらへんはblogサービスの普及でだいぶマシになりつつあるが。
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Sugano "狐志庵" Yoshihisa(E) @ 美紗緒ネットワーク <koshian@misao.gr.jp>
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