2004年10月05日(火) [過去の今日]
2ページ目以降は表題通りMonoの解説であり、技術的なお話なのだが、1ページ目の「UNIX」という存在についての解説が素晴しい。昨今はMac OS XやらLinuxやらの攻勢で、UNIXという単語を見聞きしつつも正体がよくわからない、という層がかなりいるだろう。そういう人達にはこの1ページ目を見せてやれば、素直に理解してくれるのではなかろうか。
ただまあ、
これに不満を感じたリチャード・ストールマン氏が始めたのが、無料ですべてのソース・コードを入手できることを要求するライセンスを提唱するGNUということらしい。
これはちょっと……。ソースコードの提供はユーザーにたいしてだけでいいはずだし、そもそも有料でもいいはずでは。
(@839)
ぱぱんだ日記 で見付けたのだが、S.M.A.R.T から得た情報を蓄積し、壊れる日付を予言してくれるのだそうだ。さっそく入れてみたが、蓄積データがないためか、それともさほど酷使してないからか、Windowsが入ってるマシンのディスクは何の問題も見当たらないようだ。
しかし、S.M.A.R.Tでこういうことができるなら、Linuxとかでもこんなアプリケーション書けるんだろうなあ。どうやって寿命を算出してるのか知りたいな。
(@937)
前編はこちら 。
この手の情報を出してくれるのはやはりマクラーレンか。マスコミの取材大好きだな、このチーム。記事内容はとくに見るべきものがあるわけでもないのだが、モーターホーム(記事中では「エンジニアトレーラ」)と本社の間がxDSLで結ばれてるというのが個人的に興味深い。たいていのサーキットはど田舎にあるので、こんな回線が通るとは思ってなかった。ホンダの第三期F1が始まった頃は、まだISDN回線を十数本束ねたものを使っていて、やっぱりxDSLじゃ安定しないのかと思っていたのだが。
もう一つ興味深い一文はこれだ。
モータースポーツにおいて「メカニック」が「エンジニア」と呼ばれるようになって久しいが、彼らは文字通りITエンジニアでもあるのだ。
言われてみればそうだ。今はどこのチームも「エンジニア」と呼び、「メカニック」とは言わない。恐らくチーム内にもけっこうな腕前のプログラマーがいるのだろうなあ。
昨日、やはりF1ファンの人と電話で話をしていたのだが、フェラーリの強さはこういうプログラムが書けるエンジニアの存在じゃないだろうかという推測をした。恐らく自分たちのマシンだけでなく、ライバルのマシンのラップタイムの変動までをシミュレートし、展開にあわせてピット戦略をリアルタイムに弾き出してるに違いない。そして、たぶんそういうアイディアをプログラマーに伝えてるのは、ミハエル・シューマッハ本人ではなかろうか。
ミハエル・シューマッハはそんなにコンピュータに詳しいわけでは無いだろうが、そういう人間のほうが柔軟で斬新なアイディアを出すことはままある事である。そしてそうしたアイディアを実現する力を持ったエンジニアがいれば、それこそ鬼に金棒であろう。そんな魔法のような技術は無い、と思われるかもしれないが、エンジニアの最高峰の称号は"wizard"、「魔法使い」なのである。フェラーリがこういう魔法使いを抱えていることを、俺は確信している。
80年代、ホンダが持ちこんだテレメトリーシステムが、ホンダを最強たらしめた。情報革命の時代である。90年代、ルノーV10というパワーよりバランスを重視したエンジンが最強を誇った。天秤の時代である。そして今、21世紀最初の10年という時代を作っているのは、恐らく「魔法使い」を擁しているであろうフェラーリ。魔法の時代のただ中に、我々は立っているのかもしれない。
(@952)
またやってくれたよ、森昭雄@日大体育学科教授。
俺も日大生のはしくれとして日大の体育の教師どものアホさには辟易してたのだが、教授クラスがこれじゃさもありなんだわな。ゲーム脳にしてもメール脳にしても痴呆の脳に近い状態と言うのを根拠にしてる。これは 斎藤環氏のインタビュー記事 で徹底的に否定されてる。もはやゲーム業界、携帯電話業界に対する業務妨害をしようとしてるとしか思えないな。ま、ゲーム脳で儲かっちゃって味しめたんだろうなあ。
(@987)