2008年01月25日(金) [過去の今日]
#1 子供の正直な感性で「らき☆すた」の「もってけ!セーラーふく」を語ってもらった
何やらうちは子供がいることが多いのだが、正月あたりもしばらく3人ほど子供がいた。上から中1女子、小6女子、3歳男子。上が女の子だと面倒見がよくて実に助かる。
で、子供ら3人を車に乗せて公園など連れてったり買い物付き合わせたりしてたわけだが、上2人の女の子たちは最近「らき☆すた」がお気に入り。たまたま俺のiPodに入れといたやつを見てハマってしまったようで、車に乗ると「もってけ!セーラーふくかけてー!」とせがまれる。
そういうわけでその時も車に乗ったら「もってけ!セーラーふく」をリクエストされたわけだ。
- 俺
- 「よく飽きないなー。もう何回聞いてるよ」
- 小6女子
- 「だって楽しいじゃん」
- 中1女子
- 「おもしろいよねー」
- 3歳男子
- 「この曲きもーい」
3歳児の感性恐るべし
ということで車中のiPodは仮面ライダー電王に切り替わりましたとさ。
(@633)
2008年01月27日(日) [過去の今日]
#1 ネットゲームのRMTはなぜ嫌われるのか
ガラパゴスで暇人は国富に非ず という記事。記事の内容についてはまあ特に言及することが無いのだけど、
あくまで国民に勤労の義務があるという枠組みは堅持すべきではないか。その中でゲーム内でのRMTのように、従来の労働観念の枠を超えた商売が出てくることは悪い話ではない。
という文が気になった。もしかしてネットゲームのRMT(Real Money Trade)って新しい商売として認識されつつある?
実際のところ、RMTはネットゲーマーの敵。国外ではうまく行ってる事例もあるようだけど、基本的には害悪。
なんでかというと、円を稼ぎに海外の人(主に中国人)がゲームに入り込んで来るから。
で、彼らは稼ぐためにやってるので、マナーとかそういうの全然どうでもいい感じ。鉱山掘ってりゃ横取りしにくるし、botと呼ばれるプログラムを使って弱い敵をひたすら24時間殴り続けて初級レベルの狩場を使えなくさせるなんてこともザラ。下手するとそのサーバ負荷でゲームが止まる。
さらにゲーム内のトレードでも相場を荒らしたりなんだりと、もう個人でできること越えて組織的にやるもんだから、ホント手が付けられなくなる。
我々からすりゃRMTなんて相場低くてさして儲かるものでもないのだが、彼らにとっては下手すると国内で働くよりも儲かるわけだ。そりゃ必死にもなる。
だから基本的にRMTは規約で禁止されてたりするんだけども、そもそも日本語通じないわけで。
もちっとうまくやりゃWin-Winの関係にもなるのかもしれないけどな。忙しくてゲーム内マネーを貯められない人がリアルマネーで買ったりとかね *1 。
で、こういうのを新しい商売として認識されると我々ゲーマーが困る。表面の儲けだけみて新しい商売だなんだ白いもののように言われてもねえ。アフィリエイトで大儲けして新時代の商売だなんだ言われてる人をよくみたらspamサイト大量に作ってましたみたいな話で、ホントは真っ黒なわけ。
だから需要はあるかもしれないけど、現時点でそれを埋める白い方法があんましないんだよ、というのは認識してもらいたいなと。それはまあ、ゲーム運営会社のほうが考えるべき事だとは思うんだけどね。
(@424)
#2 ベーシックインカムについて素人なりに考え中
経済は完全に素人なのだが、 ベーシックインカム っておもしろそうだなあとは思うんだよな。
- 1人あたりに給付されるので少子化対策になる
- 今まで給付が認められなかった人にも給付される(未知の病、障害等)
- 生活のために無理な仕事をしなくて良くなる(詐欺や犯罪的企業の激減)
- 底辺の消費が活溌になるので商売してる人も儲かる(景気向上)
ってあたりがメリットなのかなーとざっと調べて思ってるのだが。
まあ結局は高所得者から低所得者への金の移動なので、そのメリットが高所得者にあるかどうかだと思うんだよな。
ということで4番が重要かなーと思うわけだが、どうなんだろうね。
この世の大半の問題は金でカタがつく、という主張はよく見受けられるけど、じゃあ金無い奴に与えちゃえよ、というところまで踏みこんだ人はなかなかいない。それで景気がよくなり犯罪が減るのであれば確かにメリットはあるだろうな。
問題は人口増えすぎて一人っ子政策導入するハメになるんじゃないかとか、金あるのに働くわけねーだろボケとかいうタイプが何%いるかというあたりだと思うのだが、まあそれ以上に働かないで得る収入というのを受け入れられるかというのもあるだろうなあ。
中にはこんなもので金を得るくらいなら強盗のほうがまだ人間らしいとか言う人もいるくらいだから。風俗いくくらいならレイプのほうがまだ人間らしいとか言ってるようなもんじゃないかとか思うのだが、まあ倫理観なんてそうそう論理的なものでもないしな。
ということで現時点では「導入するなら賛成」かつ「実現性には懐疑的」というあたり。まあ来世紀くらいにはこのへんの倫理観も浸透するのかもだけど。
(@762)
2008年01月30日(水) [過去の今日]
#1 「効率化が必要な人」はいったい誰なのか
ちょっと前までlifehackの類がよく人気あった。lifehackは実践するかどうかはともかくとして、その発想の転換などで楽しませてくれる面もあるし、実践できればそれなりに効率もあがるということもあり、人気が出るのもよくわかる。
そういうlifehackの類が流行るずっと前から、仕事術系の本がけっこう人気あった。整理術や仕事術、効率をあげる等々という謡い文句でそれなりにそういった本も売れてたようである。
正直言うと、俺はそんなのうさんくさいと思ってた。本1冊読んだくらいで仕事がうまくいくようなら誰も苦労はしないだろうと。「効率が◯倍アップ!」なんてのにだまされて本買うような輩はきっと仕事もできないに違いない。それくらいのことは思っていた。
ただ、ちょっと状況が変わって来た。数年前から体の不調が徐々によくなってきて、ぽつりぽつりと単発の仕事を引き受けるようになり、いつの間にかそれが職業になってしまったのだが、この働き方はどう考えてもフリーランスである。一応会社を通してるが、他にスタッフがいるわけでもないしね。
そうなると、いくつかの仕事が同時に発生する事も少なからずある。かけ持ちというと聞こえは悪いが、どうしても間が空くことも多いので、そこに予定を入れてしまうわけだ。
そしてまったく関連性の無い複数のタスクが俺の脳内に混在することになるわけである。
こうなってくるともう脳がパニック状態になる。どれから手を付けたらいいのかわからなくなる。どうしてもミスも増える。
何かうまくToDoを整理する方法はないか。効率をあげるにはどうしたらいいのか。そういった発想が出てきてしまう。
そんなおり読んだのが、 10倍どころじゃない - 書評 - 効率が10倍アップする 新・知的生産術 という記事。少し前の俺だったら間違いなく「うさんくさい」と一蹴したであろう 効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法 というタイトルの書籍の書評である。
ちょうどAmazonで配送料が無料になる1575円という価格であったし、自分の状況を早急にどうにかしなければならないという焦りもあり、ある種藁にもすがる思いで発注。到着してすぐ読み始めた。
そして意外とすぐ読み終わった。つまり内容はさほど多くない。厚みはけっこうある本なのであるが。
ひとつ注意しなければならないのは、この本は「都市生活者向け」であることだ。著者のように自転車で移動するなど、とてもじゃないが田舎じゃありえない。ちょっと客先に行って帰って来たら移動距離が100kmくらいになるのが田舎というものだ。知人には1日の移動距離が300kmを下らないという人もいる。
だがそれでも考え方は参考になる。コンピュータをきちんと使って情報を取り込み、引き出す方法、オーディオブックの利用、話し方から生活態度に至るまで、「効率良く情報を出し入れする」ための考え方が満載である。
都市生活者ならほとんどそのまま適用できるだろうし、田舎生活者でもその考え方を利用して自分なりの方法を模索できるだろう。とくに情報機器の使い方は、さすがに実戦的だと言わざるを得ない。
ただ、気になる事はある。
@ この本を必要としない人たち:
確かに自分がうさんくさいと思っていた程うさんくさいものではなかった。「使える」ものがかなりあった。そこは素直にありがとうと言いたい。
だが、この本の言うことは、 dankogaiさんが要約してる とおり、
- 浪費しない
- 投資を惜しまない
である。
このうち浪費しないはともかくとして、投資を惜しまないというのは、実はおもいっきり人による。
正直な話、ホントに嫌になるのだが、「投資してもリターンの無い人」というのはいるのである。
そりゃどれだけ効率あげて仕事をしようが、出世の見込みすら無い時給いくらで雇われてる派遣社員などには何の意味もない。仕事を速く終らせれば余計に仕事がふって来るだけ。それで給料があがるかというと、ほとんどあがらないし、あがったところで雀の涙である。
それで「自分への投資」などしたところで、マイナスにしかならないわけだ。そしてそういう人は悲しい事に転職するだけの力も持ち合わせてないのである。
著者は、「月に50〜100冊の本を買って読んでいますが(P90より)」だそうだが、それだけの本を買えるだけの収益、そこから得た情報を応用してさらに収益をあげられる立場に立てる人は、実はそう多くないのではないだろうか。
効率をあげて収益があがるなら投資は惜しくない。効率をあげても収益があがらないのがわかってるなら、そのモチベーションは無いわけだ。
もちろんこの本のターゲットから外れてるだけだ、という一言で片付けられる話ではある。だがそれだけでいいのだろうか?
最近気がついたのだが、そういう「効率化したところで収益があがるわけじゃない」ような人でも、時間が余ってるかというとそうでもないようなのである。
知的生産はもはや一部の人間がやるものではなく、この世の多くの人が、公私を問わずやっている。趣味で何かを作ってる人もいれば、家庭内でやるべきことが山積みになってる人もいる。
見たい映画がある。読みたい本がある。やりたいことがある。でも時間はそれを許してくれない。
仕事以外でもやることが多くて、なかなかやりたいことに手が出せない。そういう人は意外と多いのかもしれない。
著者は過度のゲームやテレビは良くないと言ってるが、むしろゲームやテレビの時間を取るために他のことを効率化したい人はけっこういるのではないだろうか。俺も好きなゲームをやる時間を作りたい。
本の内容からは逆説的な気もするが、そういう人にも実はこういった「仕事術」は役に立つのかもしれない。そして──むしろそういう動機から効率的な作業の仕方を学び、仕事に応用していくことで、また違った道が拓けて行く可能性も、もしかしたらあるのではないだろうか。
#2 化学のテストにリリカルなのはネタを混ぜてみたら教授が応えてくれた
IRCでなんとなく リリカルなのは の話になったら、なにやらおもしろい話を聞かせてくれた学生さんがいた。有機化学の小テストにちょっとしたボケを書いたのだそう。
いやー、有機化学の小テストでさ、リリカル ラジカル とボケてみたら、 帰ってきた答案に……
少し、頭冷やそうかと書いてあって……
先生、ネタわかりすぎです。(参考: 少し、頭冷やそうか )
ていうかその教授、60代だそうで……。ていうか 真面目にテスト受けろよ >某学生Hくん
(@825)