狐の王国


2008年01月01日(火) [過去の今日]

#1 あけおめ

2007年を総括……とかやってる暇もなく、どたばたと。気がついたらJSTでは2008年に。まったく年越しの実感がないな。

去年はまあずいぶんいろいろとあったが、仕事が仕事になってきたのがよかったかな。みんなが仕事もってきてくれるおかげで生き延びられた。

今年も去年にも増して忙しくなりそうではあるが、ちゃんと体調管理していきたいところ。

というわけで、あけましておめでとうございます。今年もよろしく。

(@744)

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2008年01月06日() [過去の今日]

#1 アニメ「クラナド」を見て「ハルヒ」が萌えアニメでないことに気付く

前から 涼宮ハルヒの憂鬱 を「萌えアニメ」と主張する人はいて、俺はそれに違和感を覚えていた。SFだと主張するとSFファンに怒られるのでしないが(政治的判断)、少なくとも「萌えアニメ」ではないというのが俺の正直な実感。

涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)

でもまあ、記号だけ抜き出すと確かに萌え要素はあるのだよな。ハルヒのツンデレっぷりにはラストまでまったく気付かなかった俺だが、長門もみくるもいわゆる「萌える」タイプのキャラクターであることには違いない。もちろん、鶴屋さんもね。

それをもって萌えアニメだというならまあそうなのだろうなあとも思っていたのだが、先日俺の実感が間違ってないと確信を深める事があった。

アニメ「 クラナド 」 を見たことである。

CLANNAD 1 (初回限定版)

まず見て感じたのは、「これぞ萌えアニメ」ということである。とにかくストーリーらしきストーリーが無い。いや、無くも無いのだが、そこはまったく重要でなく、演出的にもけっこうおざなりになっている。そしてひたすら出てくる女の子の数々。もう誰が誰だかわからなくなる勢いである。

そして一通りの登場人物が揃ったところでようやくストーリーらしきものが始まるのだが、その中身はというと特定の登場人物(もちろん女性)を数話かけて掘り下げて行くのである。他のキャラクターとの絡みがまったく無いわけではないが、完全に脇役になり、逆に掘り下げ対象のキャラクターが完全に主役になる。どうやらこのまま順繰りと女性キャラクターを一人一人掘り下げてくようだ。

この様子を見ていて思い出したのは、80年代から90年代にかけてのラブコメ漫画だ。特にイメージが湧いたのは「 らんま1/2 」あたり。

思えば「萌え」という言葉が生まれる前から「萌え」は存在していた。最近は少なくなったが、昔の漫画には変人がたくさん出ていて、大袈裟な特徴づけが行われていた。

たとえば「らんま1/2」の 天道あかね はツンデレの典型だし、髪形変更萌えとやらもそこにあった。 天道かすみ などは家事全般完璧にこなすが天然ボケという、かなりメジャーな萌えタイプであろう。

萌え文化はこういった漫画たちがベースになってるので、萌え型が似るのは当然といえば当然なのだが、「らんま1/2」を改めて見ると非常に「萌え要素」の強い作品だということに気付く。だがそれでも「らんま」は「萌え漫画」ではない。

「クラナド」を見て「萌えアニメ」だと感じたのは、こうした「らんま」に見られたような「萌え要素」をふんだんに盛り込み、かつストーリーも「らんま」の数ある話の一部に見られたような「特定の脇役を主人公にすえた話」のように構成されてるところである。

要するに「萌え要素だけを抜き出してお話を作る」ということに終止してるのだ。

ここで「ハルヒ」に立ち返ってみると、そこには確かに非常にひねくれた形で萌え要素が盛り込まれている。なんせ主人公に「萌えって重要だと思う」と言わせて萌えキャラっぽい女の子を見つけて来るというシーンが描かれるほどにひねくれてる。

だがそれはまったく中核ではない。萌えがあってもそれは従来からの漫画やアニメが持っていた萌えとなんら変わり無く、特筆すべき萌え要素の塊は見受けられない。

「クラナド」が今後どう展開して行くかはまだわからないし、原作となるゲームもプレイしてないのでなんともいえないが、今後もこのままキャラクターに焦点をあて、彼女らの持つ「萌え要素」を主体として展開されてくことは予想できるだろう。

「萌えアニメ」とは言わば昔のラブコメ漫画にあった丁々発止の会話でありボケツッコミでありその裏にある恋愛感情やピュアな思いに悶える事を中核とした作品のことなのだ。

そりゃあ感動もするはずだ。「特定の脇役を主人公にすえた話」は普段何げなく行動してる脇役たちにこういう思いがあったのかとか、実はこんな背景があったのかとか、そういう楽しみがあった。そういった話でじんと来た思い出はあるだろう。

誰しもそういった要素に触れたことはあるだろうし、楽しんだこともあるだろう。その部分だけ抜き出してるから「萌えアニメ」なのである。

もちろん、だからといって価値が無いとは思わない。そもそも漫画やアニメはキャラクターの魅力でひっぱっていくものだし、そこに注力した作品があっても別にいいと俺は思う。 俺にとっては、クラナドはそこかしこで言われる「萌えアニメ」というのがどんなものなのかというのを見事に見せてくれた作品という意味で非常に価値があった。萌え要素が強くてストーリーがおざなりになりがちだとはいえ、最初のひたすらキャラクターが出てくるところを過ぎてしまえばそれなりにおもしろく見られる作品でもあった。今後も見つづける予定である。

むしろ「らんま」でかすみお姉ちゃんサイコー! 結婚してくれ! とか思ってたような人にオススメしたい作品である。

(@435)

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2008年01月10日(木) [過去の今日]

#1 Reviewable Mind を Debian etch で動かしてみた

essaさんとこ で発表された Reviewable Mind 、略してrmindをDebian etchに突っ込んでみた。

まずはrubyをインストール。

$ aptitude install ruby ruby1.8-dev

んでもってrubygemsを入れるのだが、etchのは古くてうまく動かないので、sidのをもらって来る。

/etc/apt/apt.conf.d/99target に

 APT::Default-Release "stable";

と書いておき、/etc/apt/sources.listに以下の行を追加。

# unstable
deb     http://cdn.debian.or.jp/debian/     sid main contrib non-free

そしてupdateしてinstall。

$ sudo aptitude install rubygems/unstable

etchのrubyライブラリやrailsは古くてrmindを動かせないので、あとはgemで拾ってくる。

$ sudo gem install rpsec --version=1.0.8
$ sudo gem install gettext
$ sudo gem install hpricot
$ sudo gem install rails --version=1.2.6

rails 2.0系では動かない模様なので、1.2.6をいれる。

んでもって、どこでもいいんだが俺は/usr/local/srcに移動し、

$ svn co http://svn.brain-tokyo.net/rmind/trunk/rmind/
$ cd rmind/vender/plugins
$ svn co http://svn.brain-tokyo.net/amrita2/trunk/amrita2/
$ cd ../../
$ cp config/database.yml.sample config/database.yml

ってな感じで本体をひろって、面倒なのでdatabase.ymlはそのまま使用。

んでもってDBの設定。mysqlでプロンプト入って以下のように。

CREATE DATABASE rmind;
use rmind;
GRANT ALL PRIVILEGES ON rmind.* TO rmind@localhost identified by 'rmind';

んでもってテーブルを作る。

$ rake environment RAILS_ENV=production migrate

これでもう動くはず。

$ ruby script/server

で起動して動作確認。

んでもってapacheから使いたかったのだが、mod_rubyもfastcgiもうまく動かなかったので、mongrelを使ってmod_proxyで飛ばす事に。

$ gem install mongrel

んでmongrelの動作確認。rmindのディレクトリでコマンド打つだけ。

$ mongrel_rails 

しかしこれだと端末1個取られちゃうので、デーモンモードで起動する。しかしいちいち起動するのもめんどくさいからinitスクリプトを書いた。

$ cd /etc/init.d
$ sudo cp skeleton rmind

んでもってskeltonからコピーしたファイルを以下のようにエディット。ポートとかはおすきなように。

#! /bin/sh
# Author: Sugano `Koshian' Yoshihisa(E) <koshian@misao.gr.jp>
MONGREL=/usr/bin/mongrel_rails
RAILS_ROOT=/usr/local/src/rmind
DAEMON=$MONGREL
NAME=rmind
PORT=13001

# PATH should only include /usr/* if it runs after the mountnfs.sh script
PATH=/sbin:/usr/sbin:/bin:/usr/bin
DESC="Reviewable Mind"

# Exit if the package is not installed
[ -x "$DAEMON" ] || exit 0

# Read configuration variable file if it is present
[ -r /etc/default/$NAME ] && . /etc/default/$NAME

# Load the VERBOSE setting and other rcS variables
. /lib/init/vars.sh

# Define LSB log_* functions.
# Depend on lsb-base (>= 3.0-6) to ensure that this file is present.
. /lib/lsb/init-functions

cd $RAILS_ROOT

case "$1" in
  start)
        [ "$VERBOSE" != no ] && log_daemon_msg "Starting $DESC" "$NAME"
        $MONGREL start -d -p $PORT -e production
        ;;
  stop)
        [ "$VERBOSE" != no ] && log_daemon_msg "Stopping $DESC" "$NAME"
        $MONGREL stop
        ;;
  restart|force-reload)
        $MONGREL restart
        ;;
  *)
        #echo "Usage: $SCRIPTNAME {start|stop|restart|reload|force-reload}" >&2
        echo "Usage: $SCRIPTNAME {start|stop|restart|force-reload}" >&2
        exit 3
        ;;
esac

編集てけとーなので要らないところもありそう。

んでもって自動起動するように、

$ sudo update-rc.d rmind defaults 90

としておく。

仕上げにapacheの設定。apache2を入れておいて、/etc/apache2/conf.d/rmind というファイルを作って以下のように書いた。

<VirtualHost *>
        ServerName rmind.example.org
        ProxyPass / http://localhost:13001/
        ProxyPassReverse / http://localhost:13001/
</VirtualHost>

ServerNameは自分のものを適当に。

ということで動作したぜ! これで生産性あげれるといいな。

(@113)

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2008年01月12日() [過去の今日]

#1 中国語版Wikipediaの萌え属性ページがおもしろい

中国語版Wikipediaの「萌属性」というカテゴリページ をIRCで教わった。これがおもしろいのなんの。

冒失娘 ってなんだろうと思ったらドジっ娘のことだったり、 貧乳のことを 平胸 と表現するのはわかるにしても、なぜか挿入されてる画像が フランソワ・クルーエ のディアーヌ・ド・ポワティエの肖像画 *1 であったり、いやまあ確かに貧乳娘が書いてあるけどそれは違うだろうと。 ディアーヌ は貧乳萌えの元祖かよと。アンリ二世は貧乳萌えだったのかよと。

また 校園泳装 という項目がひどくて、スクール水着だってのはわかるんだけど、掲載されてる写真が。

男の水泳パンツじゃねえかよ

違うから! それ違うから!!いくらなんでもこれに萌える人いないだろうよ。

呆毛 ってのがアホ毛なのもわかるんだけど、真っ先に例に上げられてるのが鬼太郎って、それは違うだろうってのもある。挿入されてる画像が はてなちゃん でフイタんだが、 アホ毛ていうけどちゃんと髭結んでるんだから! と本人が言ってるので違うのであろう。

まああと翻訳が面白いなあと思ったのは姫カットが 公主髪式だとか、幼馴染みが 青梅竹馬って李白ですかいとか。そーいや漢文で習ったような……。

しっかしホント、台湾人詳しすぎる……

(@780)


*1: 俺は絵画なんぞ詳しくないのでIRCで教えてもらったんだがね。
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2008年01月13日() [過去の今日]

#1 ADD/ADHD/アスペルガー症候群を見ると自分のことのように見える件

好きなことには集中できるのに、仕事になると集中できない人へ という本を読んだ。昨年 萌え理論Blogの記事 を読んで「おれのことか!!!」とか叫びつつAmazonのカートに放りこんだものだ。

内容はラノベ1時間ちょい、普通の小説で2時間程度の読書速度な俺でも1時間程度で読めるくらいの分量。ちょっと文字が大きすぎて目の移動が多かった気がするが、これは文庫に慣れすぎたためか。

そして読んでる最中も読み終わったあとも「おれのことか!!!」と叫ばざるをえない内容。

好きなことには集中できるのに、仕事になると集中できない人へ

確かに俺の部屋はいっつも汚い。散らかってる。探し物は苦手で1時間かかっても探せないものが人に探してもらうと1分かからず見つかる。

もう書いてある症状なんかホントにそのまんま。どうしてくれる。

注意欠陥多動性障害とかいうADHD、その中で多動が見られない、というか脳内で多動してる人をADDと呼んでたらしい。いまではADHDの一種として扱われてるようだ。

この本はそのADDに焦点を当てた本で、29ページに記載されてるADDのチェック項目など、10個中9個当てはまるというありさま。7個以上当てはまる人は病院行けって書いてあるけど、行った方がいいのか?

実際のところ病院なんぞ俺の子供の頃は遊び場であったし、身体が弱かったのもあって病院には縁の深い人生を送ってるのだが、特段いままでそんな診断もらったことはない。知人にアスペルガー症候群の疑いをかけられたり、その症状リストを見て「うああああ」と叫びをあげたくなるほどそのまんま当てはまる事が多いのだが、やはりそういう診断は受けたことが無い。

しかるに、似てるだけで別に病気や障害なわけじゃないんだろうな、と思うのである。

一応心理学は好きなので昔から本を読んだり講義に出たりはしてるので多少なりとも知識はあるのだが、精神病の類は「日常生活に支障をきたすかどうか」が診断基準であると教わった。日常生活を無事過ごせていればそれはそういう「性質」なのであって、「病」なのではないのだよ、と。神経質と神経症の違いみたいな話だったような。

一応今のところ日常生活は出来ているし、仕事もまあ確かに本に書かれてる通り追い込まれてやるみたいなところはあるにはあるのだが、なんとかやっていけている。

この本で紹介されてるGTDというToDo整理法は、ちょうど先日から実践しようと Reviewable Mind をインストールしたばかりである。そのへんは参考になりそうなのでどんどんやろうとは思う。

ということで特に問題ないんじゃないか、ないといいな、ないでいてくれ、というあたりなのであるが、うーむ。

ただでさえいろいろと面倒な体なのであるから、これ以上面倒ごと見つからないで欲しいというのが正直なところではある。

とはいえこの本は実におもしろい。分量も小さいし、思いあたる節がある人もない人も是非読んで欲しい。ADDな人の取扱説明書というように考えても面白いと思うのだ。

(@970)

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2008年01月14日(月) [過去の今日]

#1 漠然とした思いがどんどん言語化され明確化されていく時代

「一体なにが価値を生み出すのか?」 という記事がとてもすごい。「お金で買えないもの」とは何なのか、「お金で買える」というのはどういうことなのかを、とてもロジカルに考察し、表現されていると思う。

こういった事はもちろん俺も考えてはいたのだけど、それはもっと漠然とした感覚で、ここまでロジカルに、明確に言語化できる程のものではなかった。

しかし、そういった漠然とした思いを誰かが言語化してくれる。今回はそれがshi3zさんだった。

こういったことは大量のブログを読んでると少なからずあることで、 LDR で数百から数千のブログを読んでれば毎日のようにある。 はてなブックマーク をチェックしてるだけでもけっこうある。

昔はこれほど多くの書き手の文章を読むことなんて考えられなかった。お金も時間もかかりすぎた。でも今はLDRもあるしはてなブックマークもある。少し前にはblogmapっていうのもあった。おもしろいものをたくさん読める環境がホントに整ってる。

そしてこういった「多くの人の共感を集める記事」は、その多くがやはり「漠然とした思い」を「言語化」してくれてる記事のように思う。

衆愚だのなんだの言われても「みんな」という存在は意外とそんな頭悪いわけでもなくて、感性のレベルで正しいことや間違ってることを肌で認識はしてる。そしてそれをうまく言語化できる人というのが、一人や二人はいるということなのだ。

それがブログやソーシャルブックマークなどのおかげでどんどん表に出てくる。

こうしてみんなの「漠然とした思い」がどんどん「言語化」され、つまりは「明確化」されていく。今までなんとなくそう思ってた事に、裏付けが出来ていく。それは自分の正しさに自信が持てたり、間違ってる事に気付かされたりしていくことになる。

ここで2つの方向性を想定することができる。

1つは、より正しい道筋をより多くの人が認識してより良い社会になること。

もう1つは、明確化よりむしろ固定化と呼ぶべき思考停止状態に陥って、全体的に停滞すること。

後者は正直ありえないかなあとは思う。確かにそういう人もいるんだけども、全体としてはそういう人ばかりじゃなくて、誰かさんみたいなひねくれ者が絶対逆を言い始めるのは間違いないだろうし、それもまた「漠然とした思い」を「言語化」していくだろうから。

そして「正しい道筋」は常に正しいわけじゃなく、外的要因によってどんどん変化していく。つまり時代性がある。

だから時代と正しさはいつまでもいたちごっこで、追いついたら少し停滞するだけで、また動きだしていく。

そして時代の変化はどんどんスピードをあげている。20世紀のたかだか100年で何が起こったかを考えればそれはよくわかる。21世紀は停滞するかと思われたが、情報技術が思ったより全然すごいスピードで時代を加速させている。

そしてその情報技術がまた、時代と正しさのいたちごっこを、追いつけるようにささえてくれている。

哲学なんぞを軽く学んでみると、当時先端の思想や考え方というのが大衆に根づくまで、100年単位の時間がかかったりしてる印象を受ける。だがそれも徐々に加速はしてると思うのだ。

昔は宗教が倫理規範を定め、信仰によってそれを強制させることで大衆の倫理を維持してたと思うんだけども、もはや信仰は必須ではない。緻密に思考を深めれば、損得勘定だけでも充分倫理的な行いに辿り着ける。まだそれを容易にするためのアイテムとしての信仰に価値はあると思うけども。いずれそれを上まわることもあるだろうと思う。

そう、このスピードなら、そう遠くないうちに追いつけると、そう思えて来るのである。

(@861)

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2008年01月16日(水) [過去の今日]

#1 モバイル欲しいので色々と考え中。

MacBookの軽いのが出たら買うかと思ってたらMacBook Air高すぎ。コネクタ類やバッテリ交換など割り切って捨ててしまうのはいいのだが、割り切ったら安くして欲しい。あの薄さ実現に相当コスト掛かったんだろうけどな。

ということでモバイルどうしようか。

1. Bluetoothキーボード + Advanced W-ZERO3[es]:

欠点はEmacs動かない、Perl動かない、RubyもPHPも動かない。svnも無い。ssh出来て回線の心配が無いのが唯一のメリットか。

2. Bluetoothキーボード + iPhone:

まだ出ない……。sshなどいれるのにjailbreakしなくてもよくなるかが謎。

3. EeePC:

英語キーボード版欲しい。今一番現実的。

4. ThinkPad X61:

妥当な選択。でもMac1台欲しいのでこれ買ったらMac miniも買わないと。

5. MacBook:

Macもノートも1台で手に入るという素晴らしい選択。でも重い。

まとめ:

5番を選択してモバイルは1か2を中心に、というのが妥当かなあ。4か5を選んだ時点でたぶん車のときじゃないと持ち歩くの辛いだろうし。3もありといえばありなんだが、どうせ予備も考えて2種類のモバイルが必要にはなるだろうしなあ。

(@162)

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2008年01月20日() [過去の今日]

#1 ニコニコ動画の埋め込みビデオ機能

WEB+DB PRESS TEch Meeting にニコニコ動画のブログ埋め込みがあったので、他の動画でもできるかやってみるテスト。

http://www.nicovideo.jp/thumb_watch/smXXXXXXX にアクセスするとJavaScriptのソースが落ちて来てそいつが動画をはっ付けてくれるようになってるらしい。しかしブラウザで直接見てみても、エラーメッセージがdocument.writeされるスクリプトが書いてあるだけだな。

やはり一部の動画、一部のサイトにしか張れないようにされてるのかな。

(@240)

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2008年01月25日(金) [過去の今日]

#1 子供の正直な感性で「らき☆すた」の「もってけ!セーラーふく」を語ってもらった

何やらうちは子供がいることが多いのだが、正月あたりもしばらく3人ほど子供がいた。上から中1女子、小6女子、3歳男子。上が女の子だと面倒見がよくて実に助かる。

で、子供ら3人を車に乗せて公園など連れてったり買い物付き合わせたりしてたわけだが、上2人の女の子たちは最近「らき☆すた」がお気に入り。たまたま俺のiPodに入れといたやつを見てハマってしまったようで、車に乗ると「もってけ!セーラーふくかけてー!」とせがまれる。

そういうわけでその時も車に乗ったら「もってけ!セーラーふく」をリクエストされたわけだ。

「よく飽きないなー。もう何回聞いてるよ」
小6女子
「だって楽しいじゃん」
中1女子
「おもしろいよねー」
3歳男子
「この曲きもーい」

3歳児の感性恐るべし

ということで車中のiPodは仮面ライダー電王に切り替わりましたとさ。

(@633)

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2008年01月27日() [過去の今日]

#1 ネットゲームのRMTはなぜ嫌われるのか

ガラパゴスで暇人は国富に非ず という記事。記事の内容についてはまあ特に言及することが無いのだけど、

あくまで国民に勤労の義務があるという枠組みは堅持すべきではないか。その中でゲーム内でのRMTのように、従来の労働観念の枠を超えた商売が出てくることは悪い話ではない。

という文が気になった。もしかしてネットゲームのRMT(Real Money Trade)って新しい商売として認識されつつある?

実際のところ、RMTはネットゲーマーの敵。国外ではうまく行ってる事例もあるようだけど、基本的には害悪。

なんでかというと、円を稼ぎに海外の人(主に中国人)がゲームに入り込んで来るから。

で、彼らは稼ぐためにやってるので、マナーとかそういうの全然どうでもいい感じ。鉱山掘ってりゃ横取りしにくるし、botと呼ばれるプログラムを使って弱い敵をひたすら24時間殴り続けて初級レベルの狩場を使えなくさせるなんてこともザラ。下手するとそのサーバ負荷でゲームが止まる。

さらにゲーム内のトレードでも相場を荒らしたりなんだりと、もう個人でできること越えて組織的にやるもんだから、ホント手が付けられなくなる。

我々からすりゃRMTなんて相場低くてさして儲かるものでもないのだが、彼らにとっては下手すると国内で働くよりも儲かるわけだ。そりゃ必死にもなる。

だから基本的にRMTは規約で禁止されてたりするんだけども、そもそも日本語通じないわけで。

もちっとうまくやりゃWin-Winの関係にもなるのかもしれないけどな。忙しくてゲーム内マネーを貯められない人がリアルマネーで買ったりとかね *1

で、こういうのを新しい商売として認識されると我々ゲーマーが困る。表面の儲けだけみて新しい商売だなんだ白いもののように言われてもねえ。アフィリエイトで大儲けして新時代の商売だなんだ言われてる人をよくみたらspamサイト大量に作ってましたみたいな話で、ホントは真っ黒なわけ。

だから需要はあるかもしれないけど、現時点でそれを埋める白い方法があんましないんだよ、というのは認識してもらいたいなと。それはまあ、ゲーム運営会社のほうが考えるべき事だとは思うんだけどね。

(@424)


*1: 実際最近忙しくてまったくゲームできてないので、ゲーム内マネーを買いたくなる事もあるにはある。やらないけどな。
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#2 ベーシックインカムについて素人なりに考え中

経済は完全に素人なのだが、 ベーシックインカム っておもしろそうだなあとは思うんだよな。

  1. 1人あたりに給付されるので少子化対策になる
  2. 今まで給付が認められなかった人にも給付される(未知の病、障害等)
  3. 生活のために無理な仕事をしなくて良くなる(詐欺や犯罪的企業の激減)
  4. 底辺の消費が活溌になるので商売してる人も儲かる(景気向上)

ってあたりがメリットなのかなーとざっと調べて思ってるのだが。

まあ結局は高所得者から低所得者への金の移動なので、そのメリットが高所得者にあるかどうかだと思うんだよな。

ということで4番が重要かなーと思うわけだが、どうなんだろうね。

この世の大半の問題は金でカタがつく、という主張はよく見受けられるけど、じゃあ金無い奴に与えちゃえよ、というところまで踏みこんだ人はなかなかいない。それで景気がよくなり犯罪が減るのであれば確かにメリットはあるだろうな。

問題は人口増えすぎて一人っ子政策導入するハメになるんじゃないかとか、金あるのに働くわけねーだろボケとかいうタイプが何%いるかというあたりだと思うのだが、まあそれ以上に働かないで得る収入というのを受け入れられるかというのもあるだろうなあ。

中にはこんなもので金を得るくらいなら強盗のほうがまだ人間らしいとか言う人もいるくらいだから。風俗いくくらいならレイプのほうがまだ人間らしいとか言ってるようなもんじゃないかとか思うのだが、まあ倫理観なんてそうそう論理的なものでもないしな。

ということで現時点では「導入するなら賛成」かつ「実現性には懐疑的」というあたり。まあ来世紀くらいにはこのへんの倫理観も浸透するのかもだけど。

(@762)

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2008年01月30日(水) [過去の今日]

#1 「効率化が必要な人」はいったい誰なのか

ちょっと前までlifehackの類がよく人気あった。lifehackは実践するかどうかはともかくとして、その発想の転換などで楽しませてくれる面もあるし、実践できればそれなりに効率もあがるということもあり、人気が出るのもよくわかる。

そういうlifehackの類が流行るずっと前から、仕事術系の本がけっこう人気あった。整理術や仕事術、効率をあげる等々という謡い文句でそれなりにそういった本も売れてたようである。

正直言うと、俺はそんなのうさんくさいと思ってた。本1冊読んだくらいで仕事がうまくいくようなら誰も苦労はしないだろうと。「効率が◯倍アップ!」なんてのにだまされて本買うような輩はきっと仕事もできないに違いない。それくらいのことは思っていた。

ただ、ちょっと状況が変わって来た。数年前から体の不調が徐々によくなってきて、ぽつりぽつりと単発の仕事を引き受けるようになり、いつの間にかそれが職業になってしまったのだが、この働き方はどう考えてもフリーランスである。一応会社を通してるが、他にスタッフがいるわけでもないしね。

そうなると、いくつかの仕事が同時に発生する事も少なからずある。かけ持ちというと聞こえは悪いが、どうしても間が空くことも多いので、そこに予定を入れてしまうわけだ。

そしてまったく関連性の無い複数のタスクが俺の脳内に混在することになるわけである。

こうなってくるともう脳がパニック状態になる。どれから手を付けたらいいのかわからなくなる。どうしてもミスも増える。

何かうまくToDoを整理する方法はないか。効率をあげるにはどうしたらいいのか。そういった発想が出てきてしまう。

そんなおり読んだのが、 10倍どころじゃない - 書評 - 効率が10倍アップする 新・知的生産術 という記事。少し前の俺だったら間違いなく「うさんくさい」と一蹴したであろう 効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法 というタイトルの書籍の書評である。

効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法

ちょうどAmazonで配送料が無料になる1575円という価格であったし、自分の状況を早急にどうにかしなければならないという焦りもあり、ある種藁にもすがる思いで発注。到着してすぐ読み始めた。

そして意外とすぐ読み終わった。つまり内容はさほど多くない。厚みはけっこうある本なのであるが。

ひとつ注意しなければならないのは、この本は「都市生活者向け」であることだ。著者のように自転車で移動するなど、とてもじゃないが田舎じゃありえない。ちょっと客先に行って帰って来たら移動距離が100kmくらいになるのが田舎というものだ。知人には1日の移動距離が300kmを下らないという人もいる。

だがそれでも考え方は参考になる。コンピュータをきちんと使って情報を取り込み、引き出す方法、オーディオブックの利用、話し方から生活態度に至るまで、「効率良く情報を出し入れする」ための考え方が満載である。

都市生活者ならほとんどそのまま適用できるだろうし、田舎生活者でもその考え方を利用して自分なりの方法を模索できるだろう。とくに情報機器の使い方は、さすがに実戦的だと言わざるを得ない。

ただ、気になる事はある。

この本を必要としない人たち:

確かに自分がうさんくさいと思っていた程うさんくさいものではなかった。「使える」ものがかなりあった。そこは素直にありがとうと言いたい。

だが、この本の言うことは、 dankogaiさんが要約してる とおり、

  1. 浪費しない
  2. 投資を惜しまない

である。

このうち浪費しないはともかくとして、投資を惜しまないというのは、実はおもいっきり人による。

正直な話、ホントに嫌になるのだが、「投資してもリターンの無い人」というのはいるのである。

そりゃどれだけ効率あげて仕事をしようが、出世の見込みすら無い時給いくらで雇われてる派遣社員などには何の意味もない。仕事を速く終らせれば余計に仕事がふって来るだけ。それで給料があがるかというと、ほとんどあがらないし、あがったところで雀の涙である。

それで「自分への投資」などしたところで、マイナスにしかならないわけだ。そしてそういう人は悲しい事に転職するだけの力も持ち合わせてないのである。

著者は、「月に50〜100冊の本を買って読んでいますが(P90より)」だそうだが、それだけの本を買えるだけの収益、そこから得た情報を応用してさらに収益をあげられる立場に立てる人は、実はそう多くないのではないだろうか。

効率をあげて収益があがるなら投資は惜しくない。効率をあげても収益があがらないのがわかってるなら、そのモチベーションは無いわけだ。

もちろんこの本のターゲットから外れてるだけだ、という一言で片付けられる話ではある。だがそれだけでいいのだろうか?

最近気がついたのだが、そういう「効率化したところで収益があがるわけじゃない」ような人でも、時間が余ってるかというとそうでもないようなのである。

知的生産はもはや一部の人間がやるものではなく、この世の多くの人が、公私を問わずやっている。趣味で何かを作ってる人もいれば、家庭内でやるべきことが山積みになってる人もいる。

見たい映画がある。読みたい本がある。やりたいことがある。でも時間はそれを許してくれない。

仕事以外でもやることが多くて、なかなかやりたいことに手が出せない。そういう人は意外と多いのかもしれない。

著者は過度のゲームやテレビは良くないと言ってるが、むしろゲームやテレビの時間を取るために他のことを効率化したい人はけっこういるのではないだろうか。俺も好きなゲームをやる時間を作りたい。

本の内容からは逆説的な気もするが、そういう人にも実はこういった「仕事術」は役に立つのかもしれない。そして──むしろそういう動機から効率的な作業の仕方を学び、仕事に応用していくことで、また違った道が拓けて行く可能性も、もしかしたらあるのではないだろうか。

効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法 (@614)

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#2 化学のテストにリリカルなのはネタを混ぜてみたら教授が応えてくれた

IRCでなんとなく リリカルなのは の話になったら、なにやらおもしろい話を聞かせてくれた学生さんがいた。有機化学の小テストにちょっとしたボケを書いたのだそう。

いやー、有機化学の小テストでさ、リリカル ラジカル とボケてみたら、 帰ってきた答案に……











少し、頭冷やそうかと書いてあって……

先生、ネタわかりすぎです。(参考: 少し、頭冷やそうか )

ていうかその教授、60代だそうで……。ていうか 真面目にテスト受けろよ >某学生Hくん

(@825)

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Sugano "狐志庵" Yoshihisa(E) @ 美紗緒ネットワーク <koshian@misao.gr.jp>
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