2007年05月06日(日) [過去の今日]
#1 Alphaマシンをいただいてきた
チャット仲間のおうちで寂しそうにしてたマシンやパーツを頂いて来た。その中になんとあのAlphaマシンがあったので、いらないというのでもらってきてしまった。どうやら中身は21164の533MHzだそうで、94年に出た世代のよう。マザーボードはPC164LXとかいうやつらしい。
さっそくDebianを放りこんで、oggencでベンチマーク。
$ oggenc hoge.wav Opening with wav module: WAV file reader Encoding "hoge.wav" to "hoge.ogg" at quality 3.00 [ 99.9%] [ 0m00s remaining] - Done encoding file "hoge.ogg" File length: 4m 39.0s Elapsed time: 2m 08.7s Rate: 2.1692 Average bitrate: 119.4 kb/s
っていきなり倍速ですか。ホントにこれ1994年のCPUか? 俺94年なんてまだV30 10MHzの98使ってたぞ? 533MHzになったのはもう少しあとだろうけど、それでもたかだかクロックアップ版じゃないか。
WikipediaのAlphaの項目 によると、
皮肉にも、Alphaがフェイズアウトする間際の2003年中盤に、米国で1番と2番に速いコンピューターは共にAlphaプロセッサを使用していた。
だそうで、ほんの4年前まで最速を誇っていたアーキテクチャということになる。
また、同ページによれば、
余談だがAMD社のAthlonプロセッサの内部バスの一部は21264(EV6)をベースに設計されている。
つまり俺の使ってるAthlon64やAthlonXPにも、この最速アーキテクチャの血脈が息づいてるわけだ。何か祖先に出会ったかのようで、非常に感慨深い。
実際のところ、Debian 4.0をインストールしてGnomeでiceweasel(Firefox)を動かしても、けっこうそれなりに動く。さすがにAthlon64に慣れてると遅くは感じるが、我慢できないほどでもない。メモリが128Mしかないので、これが512Mもあれば充分いまでも実用だろう。電気は食うだろうが。
しかしさすがに常時稼働させるわけにもいかないので、使い道に悩むな。せっかくだから活用してやりたいところだが……。
(@729)