2006年12月09日(土) [過去の今日]
#1 ありえないほど高額な経費を計上してやる気を失わせるメソッド
住基ネット「個人離脱」、1人削除に最大3500万 という記事。
3500万円ねえ。1件削除でそんだけかかる? 削除するとサーバがダウンする? 何をふざけたことをいってるのやら……。
記事をよく見ないとわからないが、削除後の運用でシステムを作り直すという選択をした場合の話であって、手作業でやる分にはこんなコストはかからない。何をあおろうとしてるんだ、読売新聞は。
そもそもクラックの入り口を国とは別口にしておいて自分は責任取りませんなんていう卑怯な方法で作られたシステムを安全だとかいって運用はじめちゃうリテラシーの低さに問題がある。
第一、ろくすっぽ情報教育を受けてない役人どもに、こういうシステムを使わせることが無理な話なのだ。やるなら専門家をやとってそいつの責任の元に運用すべき。
こんなものに400億円も注ぎ込んじゃって……。得したのは受注したIBMとOKIと富士通だけかねえ。しょんぼりだ。
(@925)