2006年12月21日(木) [過去の今日]
#1 firefoxのbrowser.link.open_external
外部からのURIの読み込みをどこに開くか、という設定なのだが はてな人力検索 によると
- 3は新規タブに開く
- 2は新規ウィンドウに開く
なのだそうで、うちも3になってた。こないだまで現在のタブで開いてたのになあ。なんかの拡張にいじられたかな。
とりあえず browser.link.open_external を1にしてみると、ちゃんと現在のタブに開かれた。ひと安心。
(@602)
#2 アルファブロガーは71万人
「情報発信」「熱烈読者」……ブロガーの6タイプ という記事。
アルファブロガーって日本にせいぜい十数人しかいないんじゃないかと思ってたけど、実はものすごくいっぱいいるのね。
ていうかこのアルファブロガーの定義ってあってるの?
(@790)
2006年12月22日(金) [過去の今日]
#1 Packager.pmのバグ
Firefox 2.0.0.1になっても Packager.pmのバグ が直ってなかったので、報告されてなければしとこうかなと思ったのだが、 あまりに大量のバグ があって探しきれん。
なんだかなあ……。
(@665)
#2 ステルスデザイン
ステルスデザイン というのがあるらしい。
で、ミーハーな俺はさっそくデザインを変更……してる暇はないので、とりあえず背景をそれっぽくしてみた。角丸もやりたいんだが、手間がかかる上にHTMLも書き足さなきゃならなくてめんどくさいな。
(@714)
#3 三流プログラマー
自分はプログラマとしては三流だと自認している。なんせ基本ができてない。美しく書こうとはするんだけど、どうしても泥くさい処理に頼ってしまう。
きっともっといい方法があるはずだ、もっときれいに書く方法があるはずだ、そうは思うんだけど思い付かない。で、結局汚くてもとりあえず思い付く方法でなんとかする。
これはどうにも三流の証としか言いようが無い。
そんかしどんな言語でも使うし、パクれるもんはなんでもパクる。そうやって俺はプログラムを今も書いている。
が、やっぱり自分の処理の汚さにウンザリすることはあるのだ。
もっといい方法があるはずなのに、もっときれいに書く方法があるはずなのに。
それを見つけられない自分がいる。思い付かない自分がいる。
そんな時、本当にみじめな気分になる。モチベーションもがた落ちになる。すべてを投げ出してしまいたくなる。
でも本当はわかっているのだ。
そんなことで落ち込んでしまう事こそが、三流の証なのだと。
本物のプログラマなら、そんなチンケなプライドよりも、結果を出す事に注力するはずなのだから。
(@936)
2006年12月23日(土) [過去の今日]
#1 パスワードより安全な認証?
パスワードの心理学 という記事。
わかりにくいが、パスワードは安全じゃない、もっと安全な方法がある、という内容。そのわりにそのもっと安全な方法が語られてないのが不思議。
実際は誰も強力なパスワードを頭で覚えておくことはできないから、必ずどこかにパスワードを書いておく必要があり、全然安全ではない運用になってしまっているはずである。
と、「決めつけ」によってパスワードの信頼性を揺さぶっているが、所詮決めつけでしかないので意味が無い。
写真を使う認証方法がいろいろ提案されているが、(中略)なんとなく認証が弱いように感じられてしまうから流行しないのかもしれない。
なんとなくじゃなくて実際に弱いという可能性は? というか写真で認証するっての、俺は寡聞にして知らないのだが、具体的にどんな方法なのだろう? ぐぐってもcaptchaくらいしか出てこないのだが。
写真を候補の中から選択し、アタリを引けば認証が通るというシステムだろうか? もしそうなら何個のダミーを用意すればパスワード認証と対等な安全性を確保できるだろう。10や20じゃきかないのは確かだ。写真だと思うから安全そうに見えるかもしれないが、実際はパスワードの候補が画面に並んでて、正しいパスワードを選択するというのと変わらないのだから。
パスワード認証ってのは、言わばサインだ。自分にしか書けないサインだから、認証に意味がある。
それに対抗できるだけの認証というと、鍵認証くらいしか思い浮かばない。これはハンコだ。ハンコの代わりに秘密鍵/共通鍵を所持してるかどうかチェックする事で認証する。
生体認証はハンコどころか自分の体そのものを認証に使うので安全だと思われがちだが、盗まれたときの被害を考えてない事も多い。ハンコは盗まれても財産が無くなるだけですむが、体を盗まれるということは命やそれに準ずるものを失うことになる。生体認証は単体で利用してはいけない。パスワードの代わりではなく、IDの代わりだと思うくらいが無難だろう。
結局パスワード認証がもっとも手軽に安全性を得られるのだ。もし本当にもっといい方法ががあるというなら、せめてポインタくらいは示してもらいたい。反論するにも仮定を重ねなきゃならないようでは、なんにもならないのだから。
(@431)
2006年12月24日(日) [過去の今日]
#1 めりくり
#2 ブログバトラー
#3 正論が異端
太田光が青臭い正論を吐く理由 という記事。
そうなんだよなー。いつの間にかカウンターあてる側の見解がメインになっちゃってる。しょうがないんで自分で正論吐くしか無い。
俺だって本当はくそ食らえとか言いたいのよ。常識なんてぶち壊したいのよ。でもその壊すべき常識がとっくに壊れちゃってる。
もちろん、自分自身で壊して来た面もあるんだけど、本当に壊れちゃった。そんな簡単に壊れられると困るのに。もっともっと壊したかったのに。
しょうがないから今日も正論を吐く。常識を語る。だってそれが現代のアンチテーゼなんだもの。俺はアンチなんだもの。
かっこわるいなあって思うけど、多数に迎合しちゃうのはもっとかっこわるい。
壊すべき常識を、自分で守らなきゃいけないなんて、ほんっとかっこわるい。
そのかっこわるさに負けないように、恥ずかしげもなく綺麗ごとを言おう。
メリー・クリスマス。世界に愛があふれますように。
(@848)
2006年12月25日(月) [過去の今日]
#1 ありもしない悪意を読み取る能力のある人々
「明白な悪意に満ちたエントリ」とは何だろう? という記事と 「id:otsune=id:C_L=むり・くりさん」ではないですよ という記事。クリスマスイブ、クリスマスとめでたい日にからまれちゃって、ご愁傷様です。
しかしおもしろいなあ。なんかの病気なのかもしれないけど、こういう「存在しない悪意」を読み取って行動する人ってのはいるんだよなあ。
幽霊の正体見たりじゃないが、あんまり不確定なところに思考を巡らせるのは良くないんじゃないかと思う。
(@404)
2006年12月26日(火) [過去の今日]
#1 ロケットガール
ロケットガール というアニメがはじまるらしい。
しかし、キャッチコピーが「これは決して妄想ではない」というわりに、主人公3人娘のプロフィールが妄想過ぎる。
名前 | 年齢 | 身長 | 体重 | スリーサイズ |
森田ゆかり | 16歳 | 154センチ | 38キロ | B:81 W:54 H:82 |
マツリ | 16歳 | 157センチ | 38.5キロ | B:85 W:53 H:84 |
三浦茜 | 15歳 | 153センチ | 36キロ | B:74 W:52 H:75 |
体重軽すぎ!
ていうかこいつら不健康すぎるぞ。
名前 | BMI | 体重 | 標準体重 |
森田ゆかり | 16.02 | 38kg | 52.18kg |
マツリ | 15.62 | 38.5kg | 54.23kg |
三浦茜 | 15.38 | 36kg | 51.5kg |
ひどすぎる。BMIが18以下なのは不健康なんだぞ。
っていうか154cmで38kgで バストが81ってなに?!
なんか全国の女性を敵にまわしてるとしか思えない設定だなあ。
(@109)
#2 DS漢字検定
なんかblogパーツ版があったのでやってみた。
結果、3球竹、偏差値44.7、12118人中9109位……。
しょんぼり。偏差値低すぎ。いや間違って他の漢字選んじゃったり、なぜか問題がでた瞬間に次の問題いかれたりもしてるんだが。それでもなあ……。
俺もDS買うべきか orz
とりあえずサイドバーに結果とか張っといた。HTML使えないって不便だな、こういうとき。
(@572)
2006年12月27日(水) [過去の今日]
#1 SBPPってなに……
すごく参考になりそうな話 なんだが、SBPPってのがなんなのかわからない orz
(@443)
@ これのことだという指摘が:
Smalltalk Best Practice Patterns のことだと でかいの から指摘が。ふむ、これかあ。 を、 翻訳本 もあるな。
お、 巫女萌え御大からも指摘 が。ありがたやありがたや。
@ さらに:
メールでも教えてくださった人が!!! 原書で読んだ方がいいらしい。ふむ。
いやしかしホントにありがたい。こんなにいろんな人からいっせいに教えてもらえるとは思わなかった。自分は恵まれてるなあと思う次第。
いろいろなものに負けそうになる日々だけど、負けてられないね。みんな、ホントにありがとー!
@ さらにさらに:
ご本人からもご教授頂いた。 いやホントにありがとうございます。
気がつくとこの記事が ブクマされてたり してて、
ほんと恵まれてる気がします。
なんてコメントが。
マジで恵まれてるなあ。こんなちょろっと書いた記事が、今年一番のうれしくてありがたくてあたたかい記事になった。これもみなさんのおかげ。
あとで、改めて感謝の記事を書こう。
#2 swapd
swapd なるパッケージがあるのだそうで。
これは楽そうだな。いまどきメモリは1Gとか2Gとかあるの普通になってきたし、swap領域なんてこんなもんでもいいのかも。
インストーラで選べるようになってるとなおよさそうだな。
(@470)
#3 禁止されたものの需要はアンダーグラウンドが供給する
P2Pによりダウンロードされるコンテンツの60%はポルノ という記事。
そんなにレンタル屋に借りに行くのが恥ずかしいのか? と思ったが、考えたらネット経由だといわゆる裏ビデオが流通してるのか。
だとするとポルノのモザイク無くしちゃえばP2Pユーザーは激減する?
結局何かを禁止するとアンダーグラウンドでその需要が生まれちゃうってのは、禁酒法見てもわかることなわけで。取り締まりコストもかかるし、極力規制は少ない方が望ましいのだよな。
子供に見える絵柄で書かれたポルノ漫画を規制しようという動きもあるようだけども、逆にアンダーグラウンドに潜られてもっとひどいことになるんじゃないかという懸念もあったり……。規制したい人たちはそこらへん考えてくれないのが困るんだよなあ……。
(@473)
#4 直せばいいじゃん
日本語版のWikipediaの品質が低いことには異論を挟めようはずがない という記事。
はてぶに散見される「直せばいい」という寝言だが、一言言わせてもらえれば、お前ら直したことないだろ?ドンだけむなしい作業か、知らんのか。まさに現代版シーシュポスの神話ってやつだぞ?
とあるが、本当にそうだろうか。 俺もたまにWikipediaの足りない項目を書き下ろしたり、細かい修正を入れたりはしているが、そんな思いをしたことはないな。
まあ実際のところ項目によるんだろうなあ。「2ちゃんのりの熱湯欲(ネット右翼)連中」などと言ってるが、そういう連中が噛みつきたくなるような項目に付いては悲惨な編集合戦はあるんだろうね。けど、どうせ編集合戦になれば保護されちゃうんだし、素直に直せばいいじゃないの。
だいたいそんな項目そうそう多くない。全体としては品質も高いし、内容にも信頼がおけると俺は考えてるんだがね。
まさか自分が編集してる項目以外見てないなんてこたないと信じたいが。
@ 文科系の項目:
まあ文科系の項目に関してはあまり書かれてないというのは事実だろうな。 はてなブックマーク なんか見ててもわかるが、まだまだ日本語圏のネットは情報技術が中心。全体の人口が少なすぎるんだわな。ま、これはスケールして行けば解決する問題だし、ことさら批難されるような事でもないわな。
(@701)
#5 この世はバカが破壊する
備忘録ことのはの記事 で、 オウム・アレフの物語 が閉鎖してしまった事を知った。
どんなものでもアウトプットだけは続けて欲しい。そのアウトプットを邪魔する奴はバカだ。アウトプットの抑制は自殺行為だということに気付いてない。
たとえそれが都合よく事実を改竄したもの *1 だとしても、そのアウトプットのあるのとないのとでは大きく違うのだ。0と1の間にある巨大な差がわかってない。
せっかく内部からのアウトプットが出てきたのだから、まずは見守るのが正しい態度だ。内容はあとから評価すればいい。まずはアウトプットが出たことをきちんと評価すべきだ。それができないのはそれこそ社会を破壊する行為だ。
なんとか復活してくれるといいのだが……。
(@921)
2006年12月28日(木) [過去の今日]
#1 主張のコスト
アルファクリッパーの otsuneさんのコメント がすばらしい洞察。
全文引用になっちゃって申し訳ないんだけども……
「Wikipediaのスイングバイがシュールだ」と野尻ボードでぼやいてたSF者は、よりすばらしい解説文を書けば良いのにな。問題と同じか。よりコストをかけた主張が出回るのは当然か
当然、とさらりとおっしゃられるけども、これは実はものすごい重要な視点じゃなかろうか。
たぶん、主張にもっともコストをかけてるのはマスメディアだ。かけたコストと主張の拡がりが比例するなら、そりゃマスメディアがあおれば似非科学だって広まる。
じゃあマスメディアには絶対勝てないかというと、そうじゃないよというのがWeb2.0という言葉でまとめられてるムーブメントなわけでしょう。
確かにWikipediaの記述は直しにくいところも多い。直そうとするとまるまる書き直しになってしまうような記述もある。
だったら直しやすい文章というのも考えられはしまいか。
例えば句点が多ければそれだけでも直しやすい。段落も大きすぎると直しにくい。
そういうガイドラインを作って実行していけば、コストをかけてもらいやすくなる。コストをかけてもらえれば、総コストは高くなる。たくさんのコストがかかれば、主張は拡がりやすくなる。
そこらの掲示板でぼやく程度のコストでも、修正に使ってもらえればみんながハッピーだ。向かうべきはそういう方向性なんじゃなかろうか。
(@535)
#2 Vistaはsymlink使えるらしい
#3 平均カルボナーラ間隔
2006年12月29日(金) [過去の今日]
#1 IE6/7用の1行ブラクラ
createElement と backgroundColor で IE をクラッシュさせる という記事。やってみたらホントに1行ぽっちで落ちたんで笑った。
こんなんちょっと確認ミスったらのこっちゃいそうだなあ。しょーもない。
(@226)
#2 perlでSingleton
デザインパターンにSingletonってのがあるらしい。ORMのインスタンスを使いまわす方法がわからなくて悩んでたのでちょうどいい。 IBMのサイトにあった記事 をそのままperlでやってみよう。
package Misao::Singleton; use strict; my $instance; sub __new { my $class = shift; my $self = {}; bless $self, $class; return $self; } sub new { $instance or $instance = __new(@_); return $instance; } 1;
ってな感じにクラスを作って、ベンチマークのスクリプトを書く。
#!/usr/bin/perl use strict; use Benchmark; use Misao::Singleton; timethese(10000000, { normal => q{ my $instance = Misao::Singleton->__new(); }, singleton => q{ my $instance = Misao::Singleton->new(); } });
でもって結果は、
$ perl singleton.pl Benchmark: timing 10000000 iterations of normal, singleton... normal: 30 wallclock secs (28.87 usr + 0.07 sys = 28.94 CPU) @ 345542.50/s (n=10000000) singleton: 13 wallclock secs (13.65 usr + 0.05 sys = 13.70 CPU) @ 729927.01/s (n=10000000)
ほお、倍速か。
できれば消費メモリ量もどれくらい変わるか見てみたいけど、やり方わからん。まあ必要無いか。
(@961)
2006年12月30日(土) [過去の今日]
#1 DBIx::Classで生成されたSQLをロギングする方法
というのが Drk7jpの記事 に載ってて、「おーすげーな」とか思ってたのだが、よく見たらDBIx::Class::Manual::Troubleshootingにロギング方法載ってた。
Tracing SQL The "DBIC_TRACE" environment variable controls SQL tracing, so to see what is happening try export DBIC_TRACE=1 Alternatively use the "storage->debug" class method:- $class->storage->debug(1); To send the output somewhere else set debugfh:- $class->storage->debugfh(IO::File->new('/tmp/trace.out', 'w'); Alternatively you can do this with the environment variable too:- export DBIC_TRACE="1=/tmp/trace.out"
環境変数使うのねん。
しかし、コメントしようとしたら404帰ってきてコメントできなかった。spam避けにでもひっかかってんのかな。トラックバックは送れないしなあ……。
(@235)
2006年12月31日(日) [過去の今日]
#1 今年一番の思い出
いろいろ今年は落ち込んだり忙しかったり思う通りにならなかったりして、ちょっときつい1年だった気がする。それでもいいことはいくつもあったし、来年に繋がる事もたくさんあった。
中でも先日ちょろっと書いた 「SPBBってなに……」 という記事は、今年一番の思い出だ。
最初たった1行、ほんのちょっと書いただけの記事だったのだが、多方面から一斉に反応を頂いて、あっというまに疑問が氷解してしまった。
自分は色んな人と繋がっているんだという事を、改めて感じさせてくれた記事だった。
本当にありがたいことだと思う。そしてこういう人と人との繋がりを実現できたのは、まちがいなくネットのおかげだ。
俺は10代の頃から埼玉で暮らしてたので、今暮らしている実家のある栃木には友達がほとんどいない。もしネットが無ければ埼玉にいた頃知り合った知己とも縁が切れていたかもしれないし、こうしてネットで人と知り合う事も無かったろう。
The Netを作り上げて来たすべての人々に、IPで繋がっているすべての人々に、心からの感謝を捧げ、2006年をしめくくりたいと思う。
ほんとうにありがとうございました。来年もまた、よろしくね。
(@619)