2006年12月08日(金) [過去の今日]
#2 七五三問題
なぜ若手が会社を辞めるのか? 七五三問題 という記事。
中卒の7割、高卒の5割、大卒の3割の人が、就職してから3年以内に最初に勤めた会社を辞めてしまうという問題です。
へえ、企業にも七五三問題があるのか。
俺が七五三問題と聞くと、ゆとり教育実行のトリガーとなったものを思い浮かべる。学習内容を小学校で七割、中学校で五割、高校で三割しか習得せずに卒業していくという問題だ。ゆとり教育はそもそもこの解決をめざしてたはずだ。
結局失敗に終ったゆとり教育だが、この数字を見れば必要なものだということはわかるだろう。学習内容に子供たちがついていけてないという問題は、解決されてるのだろうか。
だいたいゆとり教育を否定するやつって、それなりに学校では成績良かったんじゃねーのか? ついてけないやつは一部のバカだけだとでも思ってるとしか……。
学校の問題にとどまらず、人間の知的活動の成果物というのは、人間が活動して行く限り増え続ける。それをすべて踏まえないと新しいことができないなんてことがあってはならない。効率的な学習は急務と言ってもいい。
そこで高速道路理論ですよ、とでもしたいところだが……学校にこれを採り入れるのは難しいかなあ。
まあ、そもそもは大学が変わらないとダメなんだけどね。下から変えて行こうとしたから失敗したわけで……。
(@179)