狐の王国


2006年12月02日() [過去の今日]

#1 blogのインセンティブ

ちょっと考えがまとまらなくなって来たので、とりあえず書いてみるテスト。

そもそもblogはどうして書かれるのか。書くためには何かの動機づけが必要だ。我々Web日記時代から書き続けてるユーザーは、例えばメモであったり愚痴であったり知人たちへの生存報告であったりと、基本的に書く動機は自分の内側から発生していたはずだ。

しかし、それがblog時代になってどうか。もちろんそういった内側から発生する動機も少なくない。むしろ拡大してる。が、この大量のblogはどうだ。そのすべてがそのような動機で書かれているわけではない。

知人のblogでは、アフィリエイトで子供の小遣い程度の収入を得ているという。主婦を名乗る人のblogがやけに性的な内容で乱立させてたりもする。明らかにアフィリエイトがインセンティブになっている。

しかし実際のところそんな大した収入が得られるわけではない。本当に小遣い程度だ。書籍化されれば話は別だが、そんなのはほんの一部だ。それでも彼らは書き続けるだろうか。

彼らが「儲からない」ことに気付いたとき、blogの数は一気に減るか? それともお金だけじゃない面白さを見いだして続けるか?

文章は誰にでも書けて、しかも著作権がもっともうるさくないジャンルであり、もっともコピーの簡単なジャンルだ。これからも主流ではあり続けるだろう。

その主流の行方は、インターネットのコンテンツ充実度そのものを左右するのではないか。だとしたら、彼らのインセンティブは継続されねばならない。大儲けじゃなくてもいい、ちょっと儲かった、足しになった、それがあればいいはずだ。

つまりはアフィリエイトが、「ウェブ進化論」とやらの実現性を本当に握っている。

マスコミの広告収入 / n / blogユーザー数 - 業者のマージン = ユーザー1人あたりの収入 = ?

従来の広告市場からどれだけ奪えるかが鍵になる?

(@964)

ぼっと:

というか、最近はどうも他人のblogから文章抽出して長文の日記を自動生成自動投稿してるボットとかいるのね。さらにそのblogにコメント付けてるのがコメントスパムのbotだったりとかして、非常に気味が悪い。

こんなのに荒されたくないなあ。

(@989)

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Sugano "狐志庵" Yoshihisa(E) @ 美紗緒ネットワーク <koshian@misao.gr.jp>
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