2006年11月17日(金) [過去の今日]
#8 スケープゴートといじめ
いじめの政治性 という記事を読んだ。
いじめられっ子とタリバン等を同じレベルで語っちゃうのはいかにも問題のすり替えっぽく見えるが、いやまあ実際すり替えだなあ、これは。
それでもスケープゴートとしてのいじめられっ子っていう本質は確かにその通り。三輪中の事件でも教員が一人の子をスケープゴートにしてクラスをまとめるという手法を用いてたのが原因でしょ? いや、こういう手法を使う教員は実はけっこういるんだけどね。スケープゴートには恨まれるが、スケープゴート以外のクラス構成員はみな教員を慕い、意志統一がはかりやすいので実に便利。もちろん副作用としていじめが発生するが、犠牲者は一人なので、そいつさえだまらしとけば問題なしという、教員にとっては夢のようなメソッド。実は俺もそういう教員が担任のクラスに配属されたことがある。
そう考えるといじめを無くすのは難しいってのはわかるわね。人はスケープゴートを求めてる。簡単にスケープゴートにされないために法律ってのがあるんだが、そもそも学校内ってのは事実上の治外法権だからな。 閉鎖空間と表現してる人がいる が、まさしくその通り。
要するに、教員がいつまでもいばってないで、きちんと警察の力を借りればいい。少年法云々いうなら保護者に罪を償わせればいい。自分の犯した罪で親が懲役食らえば子供も思うところくらいあるだろう。
スケープゴート化から守ってくれるのは、今のところ法律しか無いのだから。
(@990)