2003年08月09日(土) [過去の今日]
気になったのが次の一節。
ろうあ者は家庭にあっても、日常的な会話のほかは、ニュースやうわさ話から遠ざ けられて、ぽつんと孤立した状況にあります。そのため、詳しい情報は伝えてもらえ ないまま月日が過ぎ、信じられないでしょうが、私は原爆をずっと大きな爆弾と思っ ていました。終戦から1年たったある日、偶然見た写真展で、それが実は「きのこ雲」 の形をした「原子爆弾」だと知りました。
この世に平等など存在しないが、情報を取得する権利だけは平等でなくてはならない。普段からそう思ってはいたが、現実にこうして情報格差の存在が明らかになると、ますますその思いは深まるばかりだ。
ウェブは、そして4.0移行のW3Cに勧告されたHTMLは、バリアフリーを維持しなくてはならない。目が見えれば文字は読める。耳が聞こえれば音声読み上げで読める。指の感覚さえあれば点字で読める。理性と悟性のあるものすべてが平等に情報を得られる。そんな世界を実現していかなくてはならない。情報のバリアフリーを目指して。
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