2002年12月16日(月) [過去の今日]
#5 井上高千穂は生きていた
井上高千穂という名前は、モータースポーツファンなら誰もが知っているはず。1994年、F1にシムテックからスポット参戦してデビュー。翌95年はアロウズで1年戦ったドライバーだ。何より、マーシャルカーに後ろから追突されて頚骨損傷だの、炎上したマシンから降りて消化器を持って戻ったら到着した救急車に轢かれただのと、前代未聞の事故の当事者であることで有名だ。
週刊オートスポーツ (12/19号 2002 No.897) によると、その高千穂が、現在IRM(インターナショナル・レーシング・マネージメント)というコンストラクターの経営者に着任しているという。IRMは経営破綻したレイナードを引き継いでおり、 トーチュウ F1 EXPRESSの記事 にも、IRMがレイナードブランドのフォーミュラニッポン、CARTのシャシーを製作していくという。トーチュウの記事に出ているポール・シェイクスピアは、高千穂と同じく「マネージング・ディレクター」という肩書きを持つ共同経営者であるらしい。
なんにせよ、レイナードを引き継いでいるということは、IRMが世界のモータースポーツにおいてかなり重要な役割を演じる可能性が高い。そのトップにあの高千穂がいる。これはなんともおもしろいではないか。
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