2008年03月11日(火) [過去の今日]
#3 Appleってすごく気がきいてるのに変なとこで致命的なんだよな
というわけで 前回の記事 でうっかりMacをほめちぎってしまったので、いろいろと気に食わないところを書いてみよう。
いや、表題はシャレじゃなくてマジでそう思う。すごくいいのに変なところで致命的にダメ。なんでこうなるんだろうねえ。
@ 1. MacBookは腕が痛い:
MacBookのフチはなぜか段差があり、ここがカドになってるので、長袖でも着てないと腕にチクチクと痛い。しょんぼりだ。なにかちょうどいいあて布でもないものか。
ちなみに店頭で見てみたが、MacBook Airはこういう段差がないので痛くなさそうである。
@ 2. 無線LANのAPリストに電波強度表示が無い:
おかげで公衆無線LANの電波が弱いことに気付かず、なぜ繋がらないのかとしばらくあたふたするハメになった。iPod touchではAPリストにちゃんと電波強度出るのにね。
@ 3. キーボードがカス:
なんでなのかはよくわからないが、かなり打ちこぼす。Zが入りにくかったり、Returnが押しにくかったりする。なんとかならんのかこれ。俺の手がかなり小さいのもあるのだろうが、かなりしょんぼり。
@ 4. Firewallがわかりにくい:
中味はipfwだからどうとでもなりそうではあるのだが、とりあえずメニューからは接続ネットワークによってFirewallの設定を変えるなどというオプションは見当たらない。家と公衆無線LANを同じ設定でなんて使いたくないのだけどね。
@ 5. ターミナルがいまいち:
日本語表示するとすぐくずれる。フォントにアンチエイリアスをかけるとやたら太くなる。Gnome Terminalのほうがよほど使いやすいな。
@ 6. Mac版のiTunesはなぜかShift_JISのID3タグが文字化けする:
しょんぼりだ。どうにもならないので覚悟してUTF-8変換をかけたのだが、アートワークの類がかなり壊れてしまった。Windows版ではShift_JISのID3も読めるのにね。
そしたら Tune-up iTunes というソフトウェアを教えてもらった。Shift_JISのID3タグをそのまま表示できるだけでなく、いくつか機能が足せるようだ。
変換する前に教えて欲しかったなあ……。
@ 7. commandプレフィックスに慣れない:
WindowsやX Window SystemではCtrlが中心的なショートカットのプレフィックスキーなのだが、Macではそれらはほとんどスペースの左右にあるcommandキーになっている。
要するにCtrl+Cでコピーではなくcommand+cでコピー、という感じ。
これ自体は別にどうってことも無いのだが、Firefoxでよく使うCtrl+WやCtrl+Tがつらい。CtrlはAの横にあるものだが、小指でCtrlを押して人差し指でTやR、薬指でWを押している。
ところがcommandはスペースの横にあるので、親指や中指で押すことになる。そうすると上段にあるW/R/Tなどには指が届かない。
幸いcommandキーは右側にもあるので、右手でcommandキーを押せばいいのだが、マウスを併用している時はもうどうにもならない。
Aの横をcommandにでもすればいいのだろうが、そうすると今度はターミナルやEmacsの操作で困ることになる。
これはどうにも慣れそうもない。マウスを使わなければいいのだが、かといってHHK Proにはトラックバッドはない。
HHK Proの手前におけるトラックバッド無いものかなあ。
@ その他:
まあOSのサポート期間が明記されてないだのパッチ出すのが遅すぎる *1 だのは使う前にわかってることだし、このへんは普及に従って改善せざるを得なくなるだろう。
例えばFinderにはiDiskがいつも表示されてて、クリックするとAppleの.macサービスへの加入を促される。こういうのはMSがやったら批難轟々だろうし、下手すると当局から指導が入るかもしれない。
普及してないがゆえに黙認されてるダメなところ、というのはMacにはけっこう多い。それはまあ、普及すれば対応せざるを得ないし、しなければさほど問題にならないということなのかもしれない。
とりあえずUNIX系のユーザーランドだけDebianにしてくれないものかなあ。
(@497)