2007年06月09日(土) [過去の今日]
#1 素人評論が「上から目線」でつまらない件
強い読者になろう という記事。ほぼ同意。
というかね、素人評論ってのは昔から糞つまらないものの代表格で、日曜の朝なんかにやってるTV番組の視聴者からの意見やら、TV雑誌に投稿される評論家気取りの素人文等々、いろいろ見てきたがホントにつまらん。
例えば昼ドラの大家族ものに対しては「家があんなきれいなわけない、お母さんがあんなきれいなわけない。リアリティが無い」などと言いだす。「あらこんなところに牛肉が」というCMに対しては「そんなところに牛肉があるわけない、視聴者をバカにしてる」とか言いだす。
元ネタの記事 にしても、オタク界隈でよく見かける「オタクはバカにされてんだよ、気付かないで見てる奴がバカなんだよ」という論調。
これらの共通点を考えてみると、それはやはり「優越感」だろう。
つまるところ「マスメディアに流れるコンテンツ」というある種の「権威」に対して「上から目線」でものを語り、「俺は普通の人が気付かないところにツッコミを入れられるんだぜ」という優越感を味わっているように見える。
それがつまらなさの原因だろう。
評論をするなら、作品に愛が欲しい。愛の無い評論など、ただの罵倒か提灯にしかなるまい。そんなものがおもしろいわけがないのである。
(@550)