2006年11月21日(火) [過去の今日]
#2 田舎暮らしは非エコ
木を見て、森も見てみると:森林は増えている という記事。
田舎暮らしして6年くらいになるんだが、はっきりいって環境負荷をあげてるとはずいぶん前から思ってた。だってどこに行くのも車だし、電車なんてよほどの遠出じゃないとありえないし。寒いからガンガン暖房たくし、下手に家が広いからエアコンも出力でかいの使うし。
で、なんでどこ行くのも車になるのかっていうと、そりゃ近くに店が無いからよ。都会なら駅まで往復するくらいの距離で本屋もスーパーもコンビニもあるけども、田舎はそうじゃない。スーパー行くだけなら300メートルも歩けばあるにはあるが、荷物が重くなりがち(まとめ買いするから)で、ついつい車を使っちゃう。ついでに本屋も、なんて思ったら車じゃないとありえない距離になる。
なので1度買物に出掛けると10kmや20km走って帰ってくる事は珍しくないのだ。
さらに言えば、そもそも道が車で通る事しか考えられてないので、自転車だと非常に危険だったりする。都会は多少車道も広いから、はしっこを自転車が走っててもせいぜい邪魔だなと思われる程度だが、こっちは命に関わる。歩道を走れば対向から歩行者がいるだけで一時停止しなきゃならないような狭さだ。挙げ句、死角から車が飛び出して来たりもする。
命が惜しかったら車で出掛けた方がいい、というのが田舎の常識なのである。
もっとも、ここまでの話でわかる通り、うちは田舎といっても住宅街を形成する程度には拓けてる。それゆえ道が狭いのだ。もっと田舎になればそれこそ車で数キロ走らないと店がないなんてのはざらだろう。
だから、リンク先の記事の
都市化は、暖房や建築用に森林が切り倒される確率を減らす。
というのは前から俺が感じてたことそのものだ。本当にエコな暮らし *1 をしようとするなら、積極的に都会に住むべきなのだ。公共の交通機関を最大限活用し、コンクリートの家に住めばいい。それが自然破壊を防ぐのにもっとも有効な手立てだ。
(@505)