2005年12月26日(月) [過去の今日]
Debianパッケージを作るドキュメントは、オフィシャルのものがあることは、巫女萌え先生もご存知のはず。しかしもうちょっと入門向けの文書は無いのか、という話であろう。
なぜそういう文書があまり無いかというのは、一つの理由が思い当たる。
まず前提として、RPMほど簡単ではないということ。RPMはMakefileやシェルスクリプト並に簡単なspecファイルが一つあればいいのに対し、debianパッケージはdebian/以下のたくさんのファイルを編集しなくてはならない。また、debian/rulesスクリプトなどは雛型を一つとっても案外複雑なMakefileである。
そして重要なのは、オフィシャルのドキュメントを読めば作れるくらいのレベルにある人は、ドキュメントを自ら書こうという事があまりない。 にわかな奴ほど語りたがるの法則 があるからだ。
つまり、Debianパッケージの作り方というものは、自分でドキュメントを書こうというくらいにわかな奴が産まれにくい状況なのだと、推察する。
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