2005年12月01日(木) [過去の今日]
#2 SoftEtherのコマンド
Linux版が出てるのでいじくってるのだが、vpncmdというtelnetみたいなツールがついてて、これで設定やら操作が全部できる。それはいいのだが、これがまた使いにくい。
まずコマンド名からしてNicCreateとかAccountStatusGetとか、動作ではなく対象が頭に来るので違和感が強すぎる。また、HELPコマンドでヘルプがでるのはいいが、コマンドが多すぎてスクロールしなくてはいけない。しかもシェル上で動くわけじゃないのでページャに流し込む事も出来ない。履歴機能があるのは救いだが、コマンドライン以外からの入力(質問項目への答え等)も履歴に残っててぎょっとする。
UNIXのコマンドラインは長年かけて洗練されてきただけあって実に使いやすいのだが、softEtherのそれはDOSの時代に逆戻りしたような気分だ。しかもmoreもパイプもないので、まだDOSのほうが便利である。
また、設定自体も必須項目とオプション項目の区別が見えず、例えば仮想NICのインターフェイス名は任意の文字列を指定できるが、そのインターフェイスは別項目で作らなければならず、さらに接続前にそのインターフェイスをenableにしておかねばならない等々、実に繁雑である。
Windowsで利用していたGUIはそれなりに便利なものだったのだが、なぜCUIになったとたんここまで不便になるのだろう。CUIにはCUIの便利さがあるということを、認識してもらえてないのだろうか。
さてはて、なんとか使えるようにしなきゃならん事情があるのだが……ううむ、つらいなあ。
(@601)