2004年10月31日(日) [過去の今日]
#1 イラクで拘束された日本人
指紋が一致したとかで、遺体が本人と確認されたそうだ。まあ、あの状況で生きて帰れるとは誰も思ってなかったろうけども。
しかし、春に拘束されてた3人のときみたいにむかついたりはしなかったな。それではっきりわかったのだが、あの3人がむかつくのは(家族も含め)態度が悪いからだ。拘束した側とされた側の要求が一致してることで、最初から怪しいという印象を持たせてたのも大きい。
今回の事件にしても、不用意なイラク入国という点では件の3人と変わらないのだが、心の底から絞り出すような「すみません」の一言が、大きく印象を変えている。が、同情はできない。何か目的があったのかもしれないが、あまりに不用意すぎる。日本でイラク人少年の目を治療するためイラク入りしたベテラン記者の橋田信介氏ですら、帰らぬ人となったのだ。不用意な戦地入りの結末に同情することはできない。
だが、それでも本音を言えば生きて帰って欲しかった。たまたま海外のサイトで公開されていたイラクのテロリストによる斬首映像を見てしまったからかもしれない。あまりこういうことを言うのは気味のいいものではないが、イラクの斬首は日本の介錯のように一気に斬ったりはしない。両手両足を縛り、目隠しをして、生きたまま短刀で首をざくざくと切っていくのだ。さすがに正視に耐えず、最後まで見ることができなかった。
いろいろ言いたいことはあるが、ひとまずはただ、故人のご冥福をお祈りさせてもらうことにする。
(@120)