狐の王国


2004年01月05日(月) [過去の今日]

#1 さんざん

夜は眠れず、明け方になってようやく眠りについたかと思えば9時ごろ早々に起こされる。何かと思えば親父のマシンが起動しなくなったらしい。

眠い頭を叩きながら見てみると、どうもディスク異常のよう。IOエラーを吐きまくってる。MSのチェックツールは使いにくい。検査に3時間もかかってしまった。chkdskの/pオプションが謎で、不良の存在を調べるだけとヘルプにはあるのだが、妙に時間を食う。ようやく出て来た内容はといえば空き容量の表示のようで……。謎過ぎる。他に方法があるのかもしれないが、すぐわかるようになってて欲しいなあ。

まあ、どのみちファイルシステムがおかしくなったのは確かなようで、動作もひっかかったりするし、chkdsk /r も止まったり巻き戻ったりと非常に怪しい。ディスクをリプレースしたほうがいいだろうという事になって、近所の電器屋に買いに行った。しかし、置いてあるのは日立の180Gと80Gだけ。選択の余地もなく、7600円程度で80Gが買えるならしょうがないだろうと80Gを購入。しかし、これがまた落し穴だった。

取り付けてみると40Gしか認識しない。もしかして不良をつかまされたかと思ったのだが、どうも型番的にも40Gのディスクのよう。どうやら80Gの棚にあったディスクたち、全部40Gだったのか? 言われてみれば容量は聞かなかった。80Gの棚にあったので何の疑問も持たずに買ってしまった。なんてことだ……。とりあえず時間も無いので泣く泣くそのまま使う事に。

しかし、また一つ落し穴があった。マザーボードはAMDチップなのだが、IDEはVIAだったりする。このVIAのドライバが非常に怪しい代物で、ATAのディスクをSCSIとして認識するらしい。おかげでCD焼きソフトがOSを巻き込んでクラッシュしてくれる。VIAのドライバが原因だとわかるまでに試行錯誤してかなり時間を浪費してしまった。VIAのドライバを削除してみると、あっさり正常動作。むーん、Linuxならこんなとこでつまずかないのになあ。

伝統的なUNIXの世界もバッドノウハウの塊みたいに言われるが、Windowsはそれに負けじとバッドノウハウの塊なんじゃないかという気がする。UNIXのバッドノウハウは歴史的経緯やどうにもならない都合などが見えるし、必要ならソースおっかけて直せばいいというのがあるのでそんなに腹も立たないのだが、Windowsのバッドノウハウは一味違う。理不尽な動作が多すぎる。なぜセーフモードでコマンドプロンプトに入ろうとしてる人間にGUIを提供し、そのウィンドウ上にコマンドプロンプトを立ち上げるのか。なぜ不良クラスタができてないか知りたがってる人間に「エラー」という言葉しか与えないのか。なぜアップデートが中断したときレジュームせずに頭から落し直すのか。これじゃ Bad knowhow is fun. とは言えない。

一般ユーザーとしてはどうか知らないが、少なくともスーパーユーザーとしてWindowsをいじるのは非常にストレスがたまるものだと、再認識した日であった。

(@500)

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Sugano "狐志庵" Yoshihisa(E) @ 美紗緒ネットワーク <koshian@misao.gr.jp>
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