2002年11月12日(火) [過去の今日]
まっ杖の日記 でハッケソ。
日本人の精神年齢は12歳、なんてこと言うから、またどこかの馬鹿者が阿呆な事言ってるのかねと思ったら、意外にまとまった論で面白かった。
俺はあまり日本人以外の人間と付き合った事が無いのでわからないが、確かに周囲を見てると論理性に欠ける人が多い
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なとは思う。そして歴史的に見ても日本人は柔軟で物事を受け入れやすい特性があるのは確かだ。それを総じて精神年齢12歳という表現にしてしまうのはどうかと思うが、視点としては面白い。
ただ、宗教云々に関してはどうかと思う部分もある。世界的現象か日本だけの現象かは不明だが、「宗教」「信仰」といった言葉が悪い意味で使われる事例が目立つようになって来た。90年代の新興宗教ブームの反省もあるのだろうが、本来の信仰までも懐疑・揶揄の対象になりつつある雰囲気を感じる。宗教は論理を超越した救いの場だ。それを失った人間は倫理観を失う。コンビニの前に座り込む事をなんとも思わず、生命を奪う事にためらいもせず、そしてエロゲーに興じる事を恥じるどころか自前のウェブサイトで堂々と公言するような人間になるのである。もちろん俺自身も例外ではない。
要するに、人間はこうあるべしという「型」が消えているのだ。人間を男や女、あるいは職業に当てはめてもいい。それを自由と呼び、崇め奉ってるのが現状である。型無しの時代に生きる我々に、小泉八雲の言葉はどう響くのだろうか。
その国の宗教がわからなければ、その国の真の姿を理解することはできない……小泉八雲
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(@762)