2002年11月11日(月) [過去の今日]
ロシアでハリー・ポッターの盗作とおぼしき作品がヒット中なんだと。
内容見てないんでなんともだが、ハリー・ポッター自体がありふれたアイディア
*1
の元に作られてるのだから、盗作と騒ぎたてるのもどうかと思うが。
もちろん、ありふれたアイディアだからつまらないとは言わない。既存のパターンを上手に使った作品は見ていて面白いものだ。それにヒットするかどうかは作品自体の質よりも、むしろタイミングや宣伝効果のほうが重要だ。
ハリー・ポッターの成果は、今までマイナーでSFの影に隠れてたようなファンタジーの世界を、表に出した事だと思っている。映画版指輪物語のヒットもそれに釣られたようなところは少なからずあるだろう。ファンタジーというものが受け入れられる土壌を、かの作品は作り上げたのだと思う。そして新作旧作問わず、市場に良質なファンタジーが出て来る事は、ファンタジーのファンとしては嬉しいものだ。
(@421)
*1: ハリー・ポッターの概要を聞いたとき、ゲド戦記が映画化したのかと思った。