2008年01月13日(日) [過去の今日]
#1 ADD/ADHD/アスペルガー症候群を見ると自分のことのように見える件
好きなことには集中できるのに、仕事になると集中できない人へ という本を読んだ。昨年 萌え理論Blogの記事 を読んで「おれのことか!!!」とか叫びつつAmazonのカートに放りこんだものだ。
内容はラノベ1時間ちょい、普通の小説で2時間程度の読書速度な俺でも1時間程度で読めるくらいの分量。ちょっと文字が大きすぎて目の移動が多かった気がするが、これは文庫に慣れすぎたためか。
そして読んでる最中も読み終わったあとも「おれのことか!!!」と叫ばざるをえない内容。
確かに俺の部屋はいっつも汚い。散らかってる。探し物は苦手で1時間かかっても探せないものが人に探してもらうと1分かからず見つかる。
もう書いてある症状なんかホントにそのまんま。どうしてくれる。
注意欠陥多動性障害とかいうADHD、その中で多動が見られない、というか脳内で多動してる人をADDと呼んでたらしい。いまではADHDの一種として扱われてるようだ。
この本はそのADDに焦点を当てた本で、29ページに記載されてるADDのチェック項目など、10個中9個当てはまるというありさま。7個以上当てはまる人は病院行けって書いてあるけど、行った方がいいのか?
実際のところ病院なんぞ俺の子供の頃は遊び場であったし、身体が弱かったのもあって病院には縁の深い人生を送ってるのだが、特段いままでそんな診断もらったことはない。知人にアスペルガー症候群の疑いをかけられたり、その症状リストを見て「うああああ」と叫びをあげたくなるほどそのまんま当てはまる事が多いのだが、やはりそういう診断は受けたことが無い。
しかるに、似てるだけで別に病気や障害なわけじゃないんだろうな、と思うのである。
一応心理学は好きなので昔から本を読んだり講義に出たりはしてるので多少なりとも知識はあるのだが、精神病の類は「日常生活に支障をきたすかどうか」が診断基準であると教わった。日常生活を無事過ごせていればそれはそういう「性質」なのであって、「病」なのではないのだよ、と。神経質と神経症の違いみたいな話だったような。
一応今のところ日常生活は出来ているし、仕事もまあ確かに本に書かれてる通り追い込まれてやるみたいなところはあるにはあるのだが、なんとかやっていけている。
この本で紹介されてるGTDというToDo整理法は、ちょうど先日から実践しようと Reviewable Mind をインストールしたばかりである。そのへんは参考になりそうなのでどんどんやろうとは思う。
ということで特に問題ないんじゃないか、ないといいな、ないでいてくれ、というあたりなのであるが、うーむ。
ただでさえいろいろと面倒な体なのであるから、これ以上面倒ごと見つからないで欲しいというのが正直なところではある。
とはいえこの本は実におもしろい。分量も小さいし、思いあたる節がある人もない人も是非読んで欲しい。ADDな人の取扱説明書というように考えても面白いと思うのだ。
(@970)