2007年02月24日(土) [過去の今日]
#1 ネットに慣れた人でも情報を見分けるのは難しい
ネット弁慶増加のおかげで、アナログな生き方の彼は勝ち組になれた というはてな匿名ダイアリーの記事が注目エントリに入っていた。
わかってる人はわかると思うが、これは完全な釣り記事だろう。 なんせ締めがこうだ。
人と会うときに
- 1通のメールを送る
- 1本の電話をする
ここが勝ち組負け組の分かれ道だという最後の言葉が、
とても印象的な木曜の夜だった。
こんなものは状況によって違う。
そりゃ慣れたコミュニケーション手法のほうがいいに決まってる。相手がメールに慣れてなければ電話、電話に慣れてなければ対面、対面に慣れてなければメール、大切なのは状況判断だろう。
片っ端から電話をかけて会ってくれる人を探すのと、片っ端からメールを投げて会ってくれる人を探すのと、どちらがいいかなんてくだらない。電話のほうが確率は高いとしても、メールは電話の数倍から数十倍は軽く投げられる。どっちもspamには変わり無いけどね。
さて、この記事に見られる特徴を挙げてみよう。
- 「勝ち組」というキーワード。儲け話は釣りの基本(ほんとうに儲かる話は表に出ないよ)
- ネットジャンキーが集まる場所でネットを否定してみる(釣りやすい)
- メールじゃなくて電話という簡単な結論(似非科学の結論と同じ)
大雑把にはこんなところだろうか。匿名ダイアリーなら発言の責任もないだろうし、俺もこういう記事捏造してみようかな。
しかし、電話などという相手にとってコストの高い手法が効果的だなんてなあ。アポ無し訪問の次くらいに迷惑な気もするんだが、まだまだそういう手法に効果があるというのは事実だろうな。なんせ名簿買ってきて片っ端から電話メソッドがまだまだ多いくらいだからな。
(@044)