2007年01月28日(日) [過去の今日]
#2 Web標準の重要性
今はblogやCMSが広まったおかげで、昔のように非標準のHTMLを叩かなきゃならない事態はずいぶんと減った。が、未だにPDFやFlashを多用した非標準のサイトや文書をよく見かける。
それが今の時代では危険だという事を、理解してるだろうか。
数年前からSEO(Search Engine Optimize:検索エンジン最適化)なんてうさんくさい言葉が出てきて、それをビジネスにしてる人たちもけっこういる。俺もうさんくさいとは思うのだが、実際のところ検索エンジンにひっかかりやすくするというのは標準準拠のページを作る事から始まる。
その理由は簡単で、検索エンジンがHTMLをある程度解釈して、内容を判別しているからだ *1 。 検索エンジンが理解しやすい標準準拠のHTMLを書くというのは、それだけ重要なのである。 「あなたは勘違いしてないか?真相究明! CSS都市伝説」 という記事でも、SEO効果の向上やファイルサイズ低減などの功用を解説している。 当該記事3ページ目 では事例も紹介されてるので見てみて欲しい。
また、読んでもらえる率もPDFやFlashよりHTMLのほうがずっと上になるはずだ。 404 Blog Not Found で見つけた 切込隊長BLOGの記事 で、 伊藤忠商事会長が失言をしたというニュース が実は単なるミスリードだという指摘があった。しかし、よく見ると原文はPDFだ。実際俺も痛いニュースの記事は読んでたのだが、原文までは見ていない。
PDFは嫌われものだ。ブラウザ単体で表示できない上に、糞重たいプラグインを使わなきゃ表示できない。表示できたとしてもレイアウトが紙前提になっていて、スクリーン上では非常に読みにくい。
これがHTMLで書かれたものであれば、原文にあたって確かめてくれる人がもっとたくさんいたはずだ。
やはりそういう意味でも、Web標準というのは重要なのである。Web標準に準拠することは他人に迷惑を掛けないためだけではなく、自分自身の利益のためにもなるのだ。
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