2006年09月22日(金) [過去の今日]
#1 萌えフーゾクのページがまたひとつ
【ファンキー通信】サラリーマンが目覚まし時計を放棄した理由 という記事に、 おにいちゃんのケイタイ というサイトが紹介されている。見てみると、どうやら声優志望の女の子をあつめて、モーニングコールのサービスを提供しているらしい。 さらに見てみると、アニメ絵のキャラクターがたくさん設定してあって、その中から指名できるようだ。
うーん、これはもうコスプレ喫茶に続く萌えフーゾクのひとつだな。どうせここまでやるなら、このキャラクターでエロゲでも作ればいいのに。売り上げトントンでもプロモーションとしてでかいぞ、ファンも付くし。
しかし、なんなんだろうね、この萌えフーゾクのムーブメントは。かつて今で言う腐女子たちがヤオイと呼ばれる美少年同士の性愛を描いた漫画を好むことを、肉感的なものは直視できないのだという分析を見たことがある。リアルな描写や写真では、インパクトが強すぎて受け入れられないのだとか。美少年という投影先であれば、性別というワンクッションがおかれて安心して感情移入できるというところだろうか。
それとおなじで、萌えフーゾクもリアルな女性は受け入れられないという男性が増えているということなのか? うーん、それも何か極論のような気がする。
潜在需要として、非エロのフーゾクというものがもともとあったと考える方が自然だろうか。しかし実際にそれをやるとどうしてもエロパワーに押されてしまう。そりゃ当然だ、性欲はものすごく強い力だしな。
そこで萌えの登場か。萌えは 前にも書いたとおり 、本質的にエロを内在していない。ゆえに従来この手の産業の主要顧客となり、需要を作って来たエロパワーを溢れさせた層が寄って来ない。そこでは安心して非エロフーゾクが楽しめる、というわけだ。
なるほど、そう考えると納得がいく気もする。日本人はもともと性に対して淡白なところがあるし、潜在需要としての非エロフーゾクは昔からあったのかもな。
いやまてよ、となるとヤオイも同様なのか? 今という時代になって女性の性意識が解放され、ホストクラブや美少年をはべらす女性がメインのTV番組などが見られるようになっているが、これは従来のエロパワー層の女性側の現れか。
とすると、ヤオイはそもそも人目を忍ぶ趣味であるがゆえに、世間より数歩早く性意識の解放が始まったとも考えられるわけか。ははあ、なるほどな。
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