狐の王国


2006年03月01日(水) [過去の今日]

#3 社会の隅っこの崖っぷちからかろうじてぶら下がってしがみついていること

興味深い考察だ。若い世代のオタクが、供給過多のコンテンツの中で、何も努力すること無くオタクでいられる時代にいるんだというお話。

確かに思い当たるフシはある。俺のアニメオタクとしての始まりは、声優探しだった。あちこちのアニメのエンドロールを見て、何役と何役が同じ人だというのを発見するのが楽しかった。ガンダムのナレーションと波平さんが同じ人だというのが意外で驚いた。いつもシティハンターの名前の無い役をやっていた山寺宏一が、はじめて"銀狼"という名前付きの役にクレジットされて感動した。

こんなこと、今ではちょっとぐぐるだけですぐわかる。知ったときの感動、気付いたときの感動、そういうものは今は無いかもしれない。

しかしだ。それでも情報収集にはコストがかかる。考察には知恵がいる。ただ漫然と供給されるコンテンツに満足してるだけの人は、それはもうオタクではなく、ただの視聴者ではないだろうか。

オタクはオタクの誇りを持って生きていたいと、思うのである。決して既成品のフィギュアを集めて満足するような人間ではなく、本物のオタクでいたいと、強く願うのである。

(@478)

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Sugano "狐志庵" Yoshihisa(E) @ 美紗緒ネットワーク <koshian@misao.gr.jp>
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