2001年12月14日(金) [過去の今日]
#1 『旋風の橘』
週刊少年サンデーの新連載なんだけど、なんともかんとも……。
作者猪熊しのぶの前作『サラダ・デイズ』がコテコテのラブストーリーだったのに対し、こちらはコテコテの少年漫画。
にしても、コテコテすぎやしないか? いきなりな主人公の破天荒さを主張するオープニング、そんでもって剣道の大会にぎりぎりになって始めて登場する謎の主人公、どう見ても素人なのに天性の持ち味で勝利をものにするという、どーにもこーにも王道を行きすぎてる第一話。まるで漫画の入門書でも読んでいるみたいだ。
王道は嫌いじゃない。むしろ大好き。でも、過ぎたるは……
それにもう一つ不安要素が。たぶんあれは猪熊しのぶの初連載だったと思うが、『Drum拳』という格闘物の作品で見事な打ち切りを演じてくれてた事。今回は剣道ものと言う、違いはあるにせよ同じ格闘物。う〜ん、不安だ。
面白かったのは主人公の名前くらいかなあ。「立花橘」っつー、名字と名前が同じ読み。目新しくは無いけど、ちょっと笑ってしまった。
(@709)