2001年12月14日(金) [過去の今日]
#1 『旋風の橘』
週刊少年サンデーの新連載なんだけど、なんともかんとも……。
作者猪熊しのぶの前作『サラダ・デイズ』がコテコテのラブストーリーだったのに対し、こちらはコテコテの少年漫画。
にしても、コテコテすぎやしないか? いきなりな主人公の破天荒さを主張するオープニング、そんでもって剣道の大会にぎりぎりになって始めて登場する謎の主人公、どう見ても素人なのに天性の持ち味で勝利をものにするという、どーにもこーにも王道を行きすぎてる第一話。まるで漫画の入門書でも読んでいるみたいだ。
王道は嫌いじゃない。むしろ大好き。でも、過ぎたるは……
それにもう一つ不安要素が。たぶんあれは猪熊しのぶの初連載だったと思うが、『Drum拳』という格闘物の作品で見事な打ち切りを演じてくれてた事。今回は剣道ものと言う、違いはあるにせよ同じ格闘物。う〜ん、不安だ。
面白かったのは主人公の名前くらいかなあ。「立花橘」っつー、名字と名前が同じ読み。目新しくは無いけど、ちょっと笑ってしまった。
(@709)
あちこちのサイトで見掛けるので、俺もやってみようかと。
2001年 12月 14日 (金) 12時 50分 27秒 現在 あなたは 178.25% コンピュータに汚染されています。 98%ぐらい駄目駄目です。 立ち直ることはおろか、コンピュータ無しでは生きていけませんし、 コンピュータが無くなった瞬間発狂するでしょう。 ここまできたら更なる精進をし、さらに上のレベルになりましょう。 このままだと娑婆に未練を残している様に見られてしまいます。 とにかく上を目指す以外道はないでしょう。 一般的なPC用語は問題ありません。 でも、もっと精進すれば、歩くコンピュータ辞典と いわれることになるので、がんばりましょう。 貴方はどちらかというと、UNIXマニアですね。 Windowsのコマンドラインでつい「ls」などと叩いて 悔しい思いをしていることが多いことでしょう。 打倒ゲイツOSを掲げて日々精進してください。
ん〜、予想通り。ってか、UNIXユーザーだけどマニアじゃないぞ。言語だってPerlを少しとCをかじり始めくらいだしな。DOSでlsは良くやりますが……(涙) (@202)
#3 Parents the Child Killer
今月のそえりん日記(at 12/13/2001) で、日本人女性がカナダで子供を作って死なせてしまったという話が出ていた。
そえりんは無闇な海外生活への憧景から来た悲劇として捉えているようだけれど、むしろ俺にはそんなことは無関係に、
またガキがガキ産んで殺しちまったか、という印象が強かった。
海外にどれくらい日本の情報が流れているか知らないけれども、日本では今、結婚は極端に早いか極端に遅いかの二極化が進んでいる。うち、早い方は十代で結婚して子供を産むパターンで、もちろん多くはそれなりに子供と共に成長し親になって行くと言う、通常の過程を辿るのであろうけれども、ここ数年はそうじゃない連中がやたらに目立つ。
虐待で殺害と言えばありがちにも聞こえるが、夏場の車の中に子供を置き去りにしてパチンコしてて死なせちゃった事件は数多に昇るし、泣き止まないから殴ったら死んじゃった事件も一つや二つじゃないし、預ってくれる人がいないからコインロッカーに入れておいたら死んじゃった事件なんてのもあった。そえりん日記に登場したあの日本人女性も、そういう連中の一人、というふうに見えるのである。
生活保護を受けずに貧困にあえいで餓死した親子もいた。日本の福祉を利用するという頭さえないのだ。だから、
加奈陀の良い点は、日本より福祉が数倍充実しているところであり、彼女のような母子家庭を保護する機関は沢山あるし、申し込めば母子家庭には福祉手当もつくのだ。 (中略) それぐらいの情報は自分で入手してやろう!ぐらいの気構えが欲しかった。
なんてことを言っても無駄だ。海外生活するくらいなら、というのはわかるが、どのみちあの女性は日本でも同じような過ちを繰り返してただろう。
要するに、ガキがガキを産んでるんだ。うまく行くわけが無い。覚悟が足りねえ。覚悟がねえくせに一丁前にガキ作るからこうなる。
日本は今、「他人に迷惑かけなければなにしてもいいでしょ」というスローガンのもと、個人主義的自由主義の毒気に犯されている。どこの誰が他人に迷惑かけずに生きて行けるというのか。先を見越す力も無いくせに好き勝手やって、結局人様に多大な迷惑をかける。でもって「まあ、俺も人の事言えないけど」なんて言おうものなら鬼の首を取ったかのように「ほら、あんただってそーじゃない!」と自分の非はどこへやら。
倫理や道徳が何のためにあるのか、考えた事もないのだろう。自由の名の元に好き勝手して、二度と取り戻せない大事なものを失う。敢えて「今の若者」とは言わない。他人事じゃないからだ。俺自身も、そういう倫理欠如の価値観の中で、今も生きている。これはある世代だけの問題じゃない。日本という国が失ってしまった、何かがあるのだ。
(@657)