2005年08月22日(月) [過去の今日]
#2 右傾化と左傾化
日本は相当左傾化した国であることに、疑いをはさむものはいないだろうとすら思う。日本人のほぼ共通した考え方として、「日本は悪い国」というのがあるからだ。
実際、そういう教育を受けて来たわけで、そう思い込むのは当然のこと。ひどく偏った東京裁判にしても、結果を受け止めてしまった以上は、遵法精神に従えば内容を受け入れざるを得ないのである。
しかし、そんな状況が長く続くはずもなく、戦後60年にしてほころびが出てきた。情報化社会や南北朝鮮と中国の妙な言動も手伝って、東京裁判がむちゃくちゃな裁判だったことも、決して日本が悪意を持って戦争に望んだわけではないことも、簡単に知ることができるようになった。
が、一つ忘れてはいけないことがある。
これらの情報を発信してるのは、右傾化してる人たちだということだ。 2ちゃんねるあたりを見てると、こういう右傾化した人に踊らされてる人たちがあちこちにいらっしゃる。
確かに抗議すべき事は抗議すべきだし、批判すべきところは批判すべきだ。では、自身が批判を受けたときに、対応できるだけの準備ができてるのか、というと甚だ疑問である。
2ちゃんねるには有能な人もたくさんいるので、誰かが対応してくれるだろう。では一歩2ちゃんねるから出たらどうなるのか。自分自身できちんと対応できるのか。
おそらくできない人が大多数だろう。踊らされてるだけだからだ。
中国や南北朝鮮を批判するのはいいが、自分自身が批判に晒されたとき、対応できるだけの準備はしておきたいものだ。韓国のパクリ製品を見て笑うものは、日本のパクリ製品も見ておくべきだと思うのである。
さすがにヤンキースのユニフォームが阪神のパクリだとか、ドジャースのユニフォームは中日のパクリだとか思う日本人はいないと信じたいものだが。
(@640)