2004年03月17日(水) [過去の今日]
mieki256's diary でハッケソ。
テーマ的にタイトルはマッチしてるのだが、その実かなりずれてるように思う。オタクという存在が人気者になれない理由の解明を通じてイジメの原因も見つけ出している。そこまでは俺自身が見出していたものと同じだったんだが、この文書の著者はそこからさらに一歩踏み込んで、現代の子供を取り巻く環境にその遠因を見出している。なるほどという感じであった。
アメリカの学校の話らしいのだが、どこも似たようなものだな。日本でもまったく同じだ。教師と生徒が教育ごっこをしているだけの、社会的に役立たないティーンエイジャーを閉じ込めている監獄、それが現代の中学校や高校なのだそうだ。俺は高校には行ったことが無いのだが、中学はまさしくこんな環境だった *1 。
今の日本では、"ゆとり教育"の影響で単元が終らないまま次の学年に送り出される子供達が増えているようだ。学校教育を改革しようという動きがあるのはいいが、大切なことを忘れてはいけない。大事なのは、教育ごっこからの脱却だということだろう。あるいは著者のいうようなイタリア的家族の絆を作り出すことか。それができるのは、一人一人の親達しかいない。システムに頼れる分野ではなさそうだ。
(@328)
*1: だから進学をやめたんだけどね。