2003年06月27日(金) [過去の今日]
#1 栃尾の油揚げ
両親が新潟に旅行したさい口にして、あまりの旨さに感激したというので、検索して通販やってる店を探して注文。
どっこい、たまたま選んだ店はハズレだったらしく、賞味期限が到着日の四日前の商品を送ってきた。中には賞味期限表示が無いものも。まともなものは1〜2本だけだったろうか。
まあ、個人商店のやることだから、管理徹底などしてるわけはないのだが、顔の見えない商売だけに、この手のトラブルは悲劇にもなる。たまたまうちが温厚で、栃尾の油揚げの名前に傷を付けたくないとのこともあり、あまり大事にはしない *1 ということで落ち着いたが。
インターネット時代はユキビタスなどというキーワードで語られる。遍在という意味だそうだが、それはP2P、一対一の関係が増える事を意味することになるだろう。大きな組織よりも小さな固まり、あるいは個人で活動する時代を、ユキビタスなコンピューティングは支援することになるからだ。すでに個人商店が世界の裏側の個人と取り引きをするような時代になりつつある。
それだけに、今回のようなミスはこれから大きな問題になるだろう。自分と自分の商品を管理する能力を、どんな小さい所でも大企業と変わらず持ち合わせなくてはならない時代になっていくのではないだろうか。よしにつけ悪しきにつけ。
そんな事を考えた今回の事件だった。
@ そしてここも:
ここに書いた事も、同じく出版社から出てる本のように責任を求められていく時代になりつつあるのだろう。今回栃尾の名前を出して書くことが、ある程度のリスクを背負う事になることも理解してないわけではない。
それでも敢えて出したのは、やはり旨かったからだ。栃尾の油揚げを生産してる人に、もっと自信を持ってもらいたい。自信はプライドに繋がる、プライドは品質に繋がる、俺はそう信じている。
(@390)