2003年03月25日(火) [過去の今日]
うーん、何もそんな穿った見方しなくてもいいのになあ、と。俺は完全にファースト世代だし、ファースト以外のガンダムは認めない派でもあったわけだけど、ガンダムSEEDは見てたりする。
ガンダムそのものはターンエーによってファースト以後、Z、ZZ、0080等のサイドストーリーや亜流すべてに決着を付けたと思っているし、ターンエーこそがまさしくガンダムパート2だと感じている。だからやはりガンダムSEEDも否定的な見方から入ったのだが、見てみると意外におもしろいのである。
はっきり言えば、いわゆる濃い人たちというガンダムマニアたちは、ファースト以外のサイドストーリーを大切にしすぎてる印象がある。だからこそファーストの印象が薄まってるのではなかろうか。
ターンエーもそうだが、ファーストにもいわゆるメカ的な濃さというのは存在しない。元来シンプルなデザインだったガンダムを複雑化し、マニアックにしたのはZ以降のサイドストーリーを作って来た人達、あるいはプラモデル側の人達である。
SEEDはそういう濃さも微妙に残しつつ、戦争に巻き込まれていく青春群像としてのガンダムをうまく受け継いでるなと思う。問題が山積みだったニュータイプから離れ、遺伝子工学の成果としてのコーディネーターとしたのも良かったろう。同一のテーマをわかりやすく描くことができると思われるからだ。メカに目を向けても、タイトルとなる「ガンダム」がちゃんと主人公メカらしい働きをしてくれてるのも嬉しい。
そういった点から、いわゆるガンダムマニアには理解できないかもしれないが、SEEDは一番ファーストに近いシリーズ *1 だと、俺は思うのである。
(@806)