2005年08月31日(水) [過去の今日]
ひろの日記帳 でハッケソ。
うーむ、安彦良和が教授ってのもすごいが、芸術学部に「まんが・アニメーション」という専攻ができるってのがすげえ。
俺も一人のアニメオタク(と言える程の知識量は無いんだが……)として、こういう流れは大歓迎ではあるのだが、ひっかかりを感じるのも事実。そもそも漫画やアニメの技術ってのは専攻するようなもんだろうか。もちろん、そこには独自の文法もあるし、独特の技術もある。しかし、劇作としての本質は変わらないのではないだろうか。漫画やアニメばかりを見ていて、漫画やアニメを作れるのだろうか。
安彦良和は「機動戦士ガンダム」のキャラクターデザインを担当していた。その「ガンダム」の監督である富野由悠季は、仕事場のデスクの前に紅葉の写真を張っていた *1 。曰く、絵の仕事をしている以上、自分の見るものは実写でなければならないとの由。
だから、もしかしたらこの大学からクリエイターが出ることは期待できないかもしれない。むしろ期待できるとすれば、今まで現場で生み出され使われて来た漫画・アニメ技術の体系化かもしれない。
それはそれで歓迎、なんだけどもね。
(@350)
*1: 先日放送のBSアニメ夜話スペシャルでのひとこまである。