狐の王国


2007年06月12日(火) [過去の今日]

#1 google流が席巻してるように見えて実はmixiの囲い込みが着々と進んでる件について

最近、Web界隈はgoogleを手本として、API公開や他のサイトとのマッシュアップが全盛である。オープンな方針が世の中を変えて行く、そんな空気がある。

だが、こと日本国内に置いてはどうもそうとは限らないようである。

確かに日本企業もgoogle流のオープンな戦略をどんどん出してるところが多い。だが会員1000万人を抱える日本最大のコミュニティとなった mixi は、どんどんクローズドになっている。

こないだこの日記を携帯電話からも見れるように簡単な設定を施したので、携帯電話だけでmixiをやってるマイミクにも見てもらえるようになると思ってたのだが、非常に甘い判断だった。

ためしにモバイル版mixiからこの日記にアクセスしようとしたら、「mixiの日記を使ってないので表示できません」などというメッセージが。アホかー。最近のblogサービスはどこもモバイル対応してるわ!!

さらにIRCで指摘されて気付いたのだが、外部ブログを使ってる人のRSSを取りに来るタイミングが非常に遅い。1日に1回か2回チェックしに来るだけのよう。

n3.59-106-61-92.mixi.jp - - [06/Jun/2007:14:04:41 +0900] "GET /~koshian/index.rdf HTTP/1.1" 304 - "-" "Mixi RSS Fetcher - Version 0.1"
n3.59-106-61-92.mixi.jp - - [07/Jun/2007:04:54:10 +0900] "GET /~koshian/index.rdf HTTP/1.1" 304 - "-" "Mixi RSS Fetcher - Version 0.1"
n3.59-106-61-92.mixi.jp - - [07/Jun/2007:19:01:33 +0900] "GET /~koshian/index.rdf HTTP/1.1" 200 9109 "-" "Mixi RSS Fetcher - Version 0.1"
n3.59-106-61-92.mixi.jp - - [08/Jun/2007:09:57:18 +0900] "GET /~koshian/index.rdf HTTP/1.1" 200 9006 "-" "Mixi RSS Fetcher - Version 0.1"
n3.59-106-61-92.mixi.jp - - [09/Jun/2007:01:02:43 +0900] "GET /~koshian/index.rdf HTTP/1.1" 200 9021 "-" "Mixi RSS Fetcher - Version 0.1"
n3.59-106-61-92.mixi.jp - - [09/Jun/2007:16:01:55 +0900] "GET /~koshian/index.rdf HTTP/1.1" 304 - "-" "Mixi RSS Fetcher - Version 0.1"
n3.59-106-61-92.mixi.jp - - [10/Jun/2007:07:03:23 +0900] "GET /~koshian/index.rdf HTTP/1.1" 200 8552 "-" "Mixi RSS Fetcher - Version 0.1"
n3.59-106-61-92.mixi.jp - - [10/Jun/2007:21:58:58 +0900] "GET /~koshian/index.rdf HTTP/1.1" 200 8257 "-" "Mixi RSS Fetcher - Version 0.1"
n3.59-106-61-92.mixi.jp - - [11/Jun/2007:13:01:06 +0900] "GET /~koshian/index.rdf HTTP/1.1" 200 8853 "-" "Mixi RSS Fetcher - Version 0.1"
n3.59-106-61-92.mixi.jp - - [12/Jun/2007:03:54:07 +0900] "GET /~koshian/index.rdf HTTP/1.1" 200 8811 "-" "Mixi RSS Fetcher - Version 0.1"

最近のアクセスはこんなものである。

このmixiの「外部ブログ差別」により、mixiはコンテンツをmixi内部だけに納めようとしている。mixiの外には決して出さないよう、注意を払っている。そう、mixiの中だけならmixiがコントロールできるからだ。

mixiの広告価値だけを向上させ、mixiがいつでも削除できる場所にだけコンテンツを集める事で、mixiにだけ都合がいい世界を作り上げようとしているのだ。

まあ何事も御上任せの日本人の国民性から言えば、これがマッチしてるのかもしれない。ウェブにおける対Google戦略と思えば悪くないのかもしれない。

だが、俺はこういうのは嫌いだ。他人の作った箱庭だけでなんて生きていけない。俺は俺の箱庭が欲しい。

ウェブとは、いやインターネットとは、そもそも箱庭同士を繋げる技術ではなかったか。

だからmixi住民よ、mixiを捨てよ。mixiの外にも携帯電話から書けるブログはいっぱいある。いわんやコンピュータを持ってるなら、いますぐ Livedoor blog でも nowa でも はてな でもいいからとっととblogを作ってこい! お前はお前の箱庭を作るのだ。

世界は広い。mixi人口1000万人など、インターネット人口10億人に比べれば、大海と池のようなものだ。さあその池から出て、一緒に自分の世界を作って行こう。ウェブは、両手を広げて待っている。

(@121)

この記事のURI

2004年06月12日() [過去の今日]

#2 建築業界が文化庁にロビー活動を行うと

圏外からのひとこと でハッケソ。いつもおもしろいものを見せてくださってありがとうございます。

さて、これは行きすぎた規制がいかに活性化と逆方向に進むかということを直感的に理解させてくれる名文だろう。著作権法の第一条にはこうある。

第一条 この法律は、著作物並びに実演、レコード、放送及び有線放送に関し著作者の権利及びこれに隣接する権利を定め、これらの文化的所産の公正な利用に留意しつつ、著作者等の権利の保護を図り、もつて文化の発展に寄与することを目的とする。

法文というのはややこしくて専門家でなければその真意を汲むことは不可能なのではあるが、これを見る限り著作権法が著作物他の権利を保護するのは、「文化の発展に寄与」するためである。保護が行きすぎて文化の発展を阻害してしまっては、この法律の目的を果たすこと能わず、なのである。

例えばリミックス音楽等は一つの大きな文化だ。さまざまな既存の音楽・音声から一つの新しい音楽を作り出す。でもこれは元著作権者から訴えられかねないのだそうだ。リミックスをやってるDJさんのblogでそういう話を読んだのだが、URIを紛失してしまった。

当然過ぎて誰も指摘してない気がするのだが、著作物というのは完成品だけではない。むしろ元著作者が完成だと思い込んでいたとしても、他人の手によって大きく生まれ変わる可能性を内在するものだ。典型的な例であれば翻訳もそうであるし、最近の例では 2ch 界隈にあるような既存の楽曲をテーマにしたFlash作品がそうであろう。

以前、Bump of Chicken の 「K」という曲のFlashが話題になった事があった。「K」は嫌われ者の黒猫が絵描きに拾われて一緒に暮らし出すという叙事詩であり、そのシンプルかつストレートなストーリーと黒猫の想い、そして最後に伝えられる"K"というタイトルの真意はすばらしいものであった。しかし、この曲はアルバムの片隅に収録されてる作品であり、あまり知られてもおらず、また肝心の"K"というタイトルの意味にもいまいち伝わりにくいものだった。

しかし、その後2chにアスキーアートで「K」のストーリーにあわせた挿絵を発表する者が出現し、それを用いて件のFlashが作成されるに至るや、大勢の人間の目に、耳に、「K」という名曲が流れたのである。曲だけではわかりにくい"K"の文字の意味も、はっきりとわかった。それからと言うもの、元曲を聞きたいが為にCD屋に走る者、「K」のストーリーを下地に漫画を書く者、小説を書く者が現れ、これらの作品は今もインターネットの中を漂流している。

これが「文化の発展」というものだ。オリジナルを作り出すだけが文化ではない。オリジナルから派生していくことが発展というものなのだ。オリジナル至上主義は文化の発展を阻害する。

もちろん著作者への還元と保護は重要である。しかし、ジャズ喫茶を潰してしまうような保護のしかたでは文化の発展は望めない。「K」の派生作品たちも、JASRACに見付かれば高額の著作権使用料を請求され、潰れてしまうだろう。だからあえてリンクはしない。法律も我々も、目指すべは発展であり、保護は手段でしかない。このことをよく再認識する必要を、切に感じるのである。

(@120)

この記事のURI

#1 えふわんじゃば

今週末はカナダGPが開催中。せっかく地上波も生放送なのだし、 オフィシャルサイト のJava Appletなタイミングモニタを見ながら観戦したいなと思ったのだが、これが動かない。上位3名くらいまでは出るのだが、それ以後白い四角がかぶさるような感じで覆い隠してしまう。

j2reが原因かと思い、 でびあんじゃば などを参考にあちこちのj2reを入れてみたが変わらず。うーん、何が原因なんだろう。

ふとGecko以外のブラウザで試してないことに思いいたり、konquerorなども試すが、こちらはAppletが起動せず。うーん、HTMLのソースを見てみると、JavaScriptなんかでごにょごにょやっとるな。CSSもつことる。もしかしたらGeckoのJavaScriptかCSSの解釈が原因か?

試しにプレーンにAppletだけのHTMLに書き直してみたら、見事に動いた。なるほど、こういうことか。j2reは無罪だったのだな。

ま、とにかくこれで明日のカナダGP決勝はタイミングモニタを見ながら観戦できるな。ふふふ、楽しみだ。

(@081)

この記事のURI

2003年06月12日(木) [過去の今日]

#1 カス病院

昨年夏から糖尿の治療で近くの大学系の総合病院に通ってたのだが、カスであること発覚。以前からホントに信用していいのか疑問ではあったのだが、今回で確定。二度と信用しないし二度といかない。

だいたい総合病院のくせに、患者が具合が悪いと訴えても「それ糖尿に関係ないから」と追い返すあたりからして信用ならん。なんのための総合病院よ? 関係ないなら他の医者にふるくらいのことしねーのかよ。

とどめとなった今回はいつもと違う医者。熱が高くてだるくてしょうがないので病院に行ったわけだが、これがどうにもならん。俺の平熱は35.5度なので36.5度もあるとだるくて辛いのだが、「そんなの熱があるうちにはいらないんだよねー」だと。なんのための電子カルテよ。医療スタッフいつもそれ見て今までの治療経歴とか見てるわけでしょ。初めて行った時に俺の平熱伝えたじゃんよ。まったく電子カルテ機能してねーじゃん。まあ、100歩ゆずって熱とだるさに関連性は無いとしてもいい。で、なんでだるいのよ? 「うーん」ってうなるだけじゃわかんないでしょうに。

さらにいつもの糖尿の薬と、前回処方された風邪の薬、一緒に飲んだら気持ち悪くてしょうがなかったので糖尿の薬をしばらくやめていた、と伝えた所、「それでも飲んでください」だと。まあ、これもそこまではいい。

熱があるうちに入らんと断言した医者、じゃあだるいのはなによって質問に答えられず、「とりあえず前と同じ風邪薬を出しときます。糖尿の薬も飲んでてください」だと。確かに糖尿で処方されてるダオニールという薬は飲み合わせの悪い薬が無いという情報はこちらも仕入れてる。しかし実際気持ち悪くなった飲み合わせを、なんの説明もなく信じろと? せめてまた気持ち悪くなった時の対処くらい指示してくれないの?

「危ねーんじゃねーの、この病院?」ってのが正直な感想。普段ならその場で反論してどうこうもできるんだろうが、こっちはだるくて辛くて病院いってるわけで、そんな余力無いのよ、真面目に。新しい病院で建物きれいだからか妙に客多いし。おかげで今日は3時間待ちですよ? 待合室ではぁはぁ荒い息を堪えつつ延々待ってこれですか。怒爆発でちょっとだけ復活ギミ(で、この日記書いてたり)。

つか、真面目に誰か栃木県北部でヨサゲな病院あったら教えてください……

(@244)

この記事のURI

2001年06月12日(火) [過去の今日]

#5 考えたら

 このインターネットタイム表示、ドラフトバッファを作ったときに出来ちゃうんだよね。だから少し時間ずれる。
 送信前に付けるように、C-c C-tとかで付けるようにした方がいいかなあ。って、そんなのどーやるんだ…… (@89)

この記事のURI

#4

 できたー!
 インターネットタイム自動挿入なmail2nikki.elができたにょ!
 いろいろ挿入のところに、

  (insert (format "\n(@%s)\n" 
		  (/
		   (*
		    (+
		     (* ;時間
		      (if (> 
			   (+
			    (-
			     (string-to-int
			      (format-time-string "%H" (current-time)))
			     8)
			    24)
			   23)
			  (-
			   (string-to-int
			    (format-time-string "%H" (current-time)))
			   8)
			(+
			 (-
			  (string-to-int
			   (format-time-string "%H" (current-time)))
			  8)
			 24)
			)
		      3600) ;ここまで時間
		     (* ;分
		     (string-to-int
		      (format-time-string "%M" (current-time)))
		     60) ;ここまで分
		     (string-to-int ;秒
		      (format-time-string "%S" (current-time))) ;ここまで秒
		     ) ;時間と分と秒を足し合わせる
		    10) ;10掛けてから
		   864) ;整数で割る
		  )
	  )

 と、こんなの書いてみた。  でもって書いたファイルを~/src/emacs-lisp/に置いて、

(load "~/src/emacs-lisp/mail2nikki.el")

 .emacsにこんな一行を追加。
 でも、まだhnf-commansが

Symbol's value as variable is void: hnf-commands

 なんてエラー吐く……。これはよくわからん…… (@54)

この記事のURI

#3 それ

 少し前にAlpha氏や俺がやったよね。面白かったなあ。狐志庵の結果、ちょっとびびるぞ。

この記事のURI

#2 もじら、HNSが見れない謎

 フレームから呼び出しなら読めるということが判明したので、ふと思って こぱんだあんてな2 で見てみたら、ばっちり見れた!
 これでしばらく見れなかったこーたの日記やうてなさまの日記がみれる!

この記事のURI

#1 2.4カーネルでのPPPoEとIPマスカレード

 とりあえずメモ(笑)

この記事のURI

最近の記事

以上、4 日分

タイトル一覧


カテゴリ分類
Powered by hns-2.19.8, HyperNikkiSystem Project

過去にこの日記が置いてあったcgi.misao.gr.jpは廃止されました。それによって記事へのURIが変わってしまっています。cgi.misao.gr.jpをwww.misao.gr.jpと置き換えるだけで同じ記事にアクセスできるはずです。

Sugano "狐志庵" Yoshihisa(E) @ 美紗緒ネットワーク <koshian@misao.gr.jp>
日記管理ページ