狐の王国


2001年03月26日(月) [過去の今日]

#1 ATOK X on Debian(Woody)

 インストールは簡単。

# apt-get isntall  atokx

 ここでATOK Xが置かれているディレクトリを聞かれるので、そのディレクトリを入れる。狐志庵はディレクトリ指定を間違えてはまってしまった。削除しても覚えてくれているようで、間違ったディレクトリを探してないぞないぞといってくれるのね。しょうがないので間違ったディレクトリにATOK Xをごろごろと置いて、ふたたびインストール。
 で、あとはXの起動スクリプトに

. /usr/lib/im/locale/ja/atokserver/atokx_client

 と、書き足し、Xのリソースで

#define XIM htt
*inputMethod: XIM

 と、うちでは設定してある。ベースはuser-ja-confなので実際はもっといっぱい書いてあるが。
 あと、KtermはXIMを使わないで起動してしまうらしいので、 *1

alias kterm='kterm -xim'

 と、~/.bashrcに書き込んでおいた。  あとはログインしなおすだけ。  あとはKtermなりIRcatなりMozillaなり、Ctrl+SpaceでIMが起動する。
 狐志庵はこのキーバインドが気に入らないので、

# touch /usr/lib/atokx/im/locale/ja/atokserver/shift_space

 として、Shift+Spaceで切り替えるようにした。  なぜファイルの中身じゃなく、ファイルの名前で設定されるのかは謎、、、

ATOK X on Emacs:

 EmacsでのATOKの使用は不都合を伴うとの情報があった。CannaのようにバッファごとにIMのトグルをしてくれるのではなく、Emacs全体でトグルされてしまうのだとか。
 そのため、esecanna-atokxを使う必要があるとのことなので、対応の最新開発版を拾ってきてコンパイルした。事前情報ではatoklibというジャストシステムのライブラリを組み込まなくてはならないとのことだったが、現在の開発版はそんなものはいらないのかな。ドキュメントをあさっても特にそのような記述は見あたらなかった。
 なのでふつうにコンパイル。コンパイル自体はあっという間にすむものの、全く動作が安定しない。というか使えない。ふつうに起動したように見えるのだが、いざesecannaがATOKサーバに文字列を送ると固まってしまう。
 これで半日以上悩んで、とりあえずこのままじゃ日記も書けないやってんでIIIMECFを使う方法でやってみた。

# apt-get install iiimecf

 これで依存パッケージのmule-ucsも拾ってきてバイトコンパイルしてくれる。  ~/.emacsの設定はWebから拾ってきた。URLを忘れてしまったのだが、その方には感謝感謝。

;;; ************************ for ATOK X **************************
(setq emacs-ime "atokx")
(if (or (equal emacs-ime "atokx")
        (equal emacs-ime "atok")
        )
    (progn

      (require 'un-define)      
      (setq coding-category-utf-8 'utf-8)

      (setq iiimcf-server-control-hostlist '("localhost"))
      (setq iiimcf-server-control-default-language "ja")
      (setq default-input-method 'iiim-server-control)
      (require 'iiimcf-sc)

      (define-key global-map "\C-o" 'toggle-input-method)
      (setcar default-mode-line-format "")
    )
)

 で、現在この日記を書いてる訳なんだが、不都合は全くない。あるとすればちょっと重いということだけかな。ちゃんとバッファごとにIMをトグルしてくれるし、当然だけどsshで別ホストから入っても、ちゃんと使えた。なによりCannaとは比べものにならないほど賢い。昔やってた全文一括変換の癖を取り戻せそうだ。
 ただ、重い。重量感がある。実際は重くないのかもしれないが、非常に重く感じる。うーん、この重量感はどうにもならないのかな。
 ちなみにマシンのスペックは、Celeron533A、128M、HDD 4.3G(ATA66)ってところ。
 どこで重いのだかよくわからんのだが、、、

半角文字:

 MS-IMEではShiftを押した直後の文字列は半角にしてくれる。これが便利でWindows時代は大好きなATOKからMS-IMEに乗り換えたんだが、当然LinuxのATOKはそんなことしてくれない。だけど全文一括変換のためには、半角文字もそのまま変換前に入力できなくてはならない。んー、どうしたらいいのかな。


*1: 27日追記
このあと、 淳ちゃん から指摘があって、Xのリソースに KTerm*openIm: true と書くだけでよかったらしい。
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Sugano "狐志庵" Yoshihisa(E) @ 美紗緒ネットワーク <koshian@misao.gr.jp>
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